Copa del Rey 1/4
vuelta

ピリッとしない後半。
10人のマラガに痛恨ドロー。

FC Barcelona Malaga CF
2 2
16 de Enero - Mie 21:30 h
Camp Nou
: 55,151
Goles
  Iturra (24)
Messi (28)  
Puyol (29)  
  Ignacio Camacho (88)
Titular
Pinto 【5】 Kameni
Montoya 【6】 Gamez
Puyol 【7】 Sergio Sanchez
Mascherano 【6】 Welington
Adriano 【5】 Eliseu
Song 【6】 Iturra
Thiago 【4】 Ignacio Camacho
Iniesta 【7】 Portillo
Messi 【7】 Seba Fernandez
Alexis 【4】 Buonanotte
Tello 【5】 Saviola
Cambios
Tello→ Pedro (74) 【5】 Portillo→ Monreal (46)
Alexis→ Cesc (74) 【5】 Saviola→ Santa Cruz (65)
Thiago→ Xavi (78) 【5】 Buonanotte→ Duda (68)
Entrenadores
Tito Vilanova 【5】 Manuel Pellegrini
Tarjetas
Alexis (10) Eliseu (38)
Messi (33) Monreal (75TR)
  Sergio Sanchez (81)
  Seba Fernandez (90)
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
8 6 14 Tiros a puerta 8 6 2
6 1 7 Ocasiones de Gol 4 3 1
6 4 10 Corners 2 2 0
3 2 5 Fueras de juegos 2 1 1
5 5 10 Faltas 11 4 7
71%   70% Posesion del Balon 30%   29%
Formacion

ビジャが負傷欠場。アルベスがお休み。バルデス、ピケ、セスク、チャビ、ブスケツ、ペドロ、アルバがベンチスタート。前後の試合が中2日のハードスケジュールにつき、ローテーションが行われている。週末のマラガ戦にも先発したのは、マスチェとメッシ、イニエスタのみ。

交代はいずれも74〜78分にかけて。まずテージョとアレクシスがベンチに下がり、ペドロとセスクが登場。そのすぐ後、チアゴに代えてチャビがピッチに立っている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Iturra (24)
Messi (28)  
Puyol (29)  
  Ignacio Camacho (88)
Reporte

ティトバルサにしては久々の、ダメなプレーが目立った試合。前半はまずまずだったが、後半の出来はさっぱりだった。ラ・ロサレダでのブエルタで勝てばいいとはいえ、かなりしんどい仕事になるだろう。

先週末のマラガ戦(ラ・ロサレダ)から中2日、今週末のレアル・ソシエダ戦(アノエタ)へも中2日ということで、ティト・ビラノバは3日前とはメンバーを大きく入れ替えている。敵将ペジェグリーニもまた主力を数人外しており、どちらもブエルタが勝負と読んだようだ。

重症アレクシス

前半のプレー内容は悪くはなかった。バルサはいつものようにボールを支配し、決定機も早々に連続して作り出している。まずは4分、メッシからの浮き球パスに抜け出したチアゴのソンブレロは、寸でのところでデフェンサにクリアされてゴールならず。より惜しかったのは6分、レオのパスを受け左サイドをえぐったテージョからのセンタリングを、正面で合わせるだけだったアレクシスが吹かしてしまった場面だ。

エラーからの失点

イダ&ブエルタ対決の敵地での初戦。0-1あたりで帰宅できれば文句なしのマラガは、3日前の地元でのリーガとは異なり、バルサにボコられないことを第一としたような入り方をしていた。そんな彼らにとっては、ティトチームが序盤の決定機を逃してくれたことが最初の幸運。続いて24分、相手のエラーを突き、最初のシュートで先制できたこともラッキーだった。

それはピントとチアゴがそれぞれにやっちゃったエラーだ。ピントはプレスの標的となっている選手へとボールを送ったのが拙かったし、チアゴは後ろからチェックを受けているのをよく分からずにボールを足から離してしまったのが拙かった。結果、ゴール正面でイトゥーラにボールをあっさり奪われ、シュートもきっちり沈められて0-1。実に勿体ないアウェーゴールを献上してしまっている。

そこまではピンチなど全くなかったにもかかわらず、ひとつのエラーから先手を奪われたバルサ。しかし流石だったのは、彼らがこれぞ王者のリアクションというプレーで一気に逆転して見せたことだ。

一気に逆転!

まずは28分、スーペルメッシがハーフライン付近右サイドから単独ドリブル突破を仕掛け、一度はボールを失いながらも、諦めないチェックで再度自分のものとし、シュートまでねじ込んで1-1とする。

さらにはその1分後、チアゴが蹴った左からのコーナーキックを、ニアのプジョルが後方へのヘディングシュートをファーに放り込んで2-1!若者の失敗をチームの両リーダーが挽回する、すばらしい逆転だった。

惜しむらくは39分、アレクシスがまたも、押し込むだけのシュートを空へと打ち上げてしまったことだ。これぞ点の取れていないデランテロの失敗例というような、そんなシュートだった。カンプノウはこれに、温かいアレクシスコールで励ましている。

冷え込んだ後半、マラガ同点

ここ数日のバルセロナは厳しい冷え込みとなっているらしいが、後半のバルサもまたその寒さにやられてしまったかのようだった。ハーフタイム明けのティトチームはどうしたことか、動きに活発さがなくなり、普段はあまり見られないようなパスミスを連発。マラガがそれに乗じないはずもなく、60分あたりから連続してバルサゴールを脅かしていった。

63分にはエリゼウの強力シュートがピントを襲い(こぼれ球は間一髪サビオラに届かず)、70分にはセバの近距離ボレーシュートをピントが右手一本でどうにかセーブしている。

これは良くないと考えたティト・ビラノバは74分、状況改善のためにペドロとセスクをピッチへと送り込む(テージョとアレクシスがベンチへ)。その1分後、そのセスクからのロングボールに抜け出したペドロがGKカメニと1対1となり、強引に止めたモンレアルが一発退場となったところまでは効果ありかと思えた。監督はそして78分、チアゴに代えてチャビも投入し、試合を決めにかかっている。

だがこの日のチームは、ティトの思惑通りにプレーを改善させることはなかった。流れを変えるべく主力たちがピッチに入った後もピリッとしないパフォーマンスは続き、88分、セットプレーからイグナシオ・カマーチョにあっさりと同点ゴールを押し込まれて試合終了。平日夜にスタジアムを訪れたファンへと勝利をプレゼントすることは出来なかった。

ということでコパの準決勝へと勝ち進むためには、来週木曜の敵地でのブエルタにおいて、3-3以上の引き分け、あるいは勝利が必要となったバルセロナ。その目標達成にはフルメンバーが必要となるだろうし、テクニコがどういった選手起用をするかに注目だ。もちろん、チームのリアクションにも。

【マラガ戦終了後のティト・ビラノバのコメント】