Liga Española
jornada 25

いまいちながら、"逆転"の予行演習。

FC Barcelona Sevilla
2 1
23 de Febrero - Sab 22:00 h
Camp Nou
: 57,629
Goles
  Botia (41)
Villa (51)  
Messi (59)  
Titular
Valdes 【5】 Beto
Alves 【7】 Coke
Pique 【6】 Fazio
Mascherano 【6】 Botia
Montoya 【5】 Navarro
Song 【5】 Maduro
Thiago 【5】 Medel
Iniesta 【6】 Rakitic
Messi 【6】 Navas
Alexis 【5】 Manu
Villa 【7】 Baba
Cambios
Alexis→ Tello (46) 【6】 Medel→ Kondogbia (54)
Iniesta→ Xavi (68) 【6】 Baba→ Negredo (66)
Villa→ Busquets (78) 【5】 Maduro→ Alberto (81)
Entrenadores
Jordi Roura 【6】 Unai Emeri
Tarjetas
  Navarro (33)
  Botia (85)
Arbitro
Velasco Carballo (madrilen~o) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 8 15 Tiros a puerta 6 5 1
2 3 5 Ocasiones de Gol 4 3 1
5 5 10 Corners 1 1 0
0 1 1 Fueras de juegos 1 0 1
4 5 9 Faltas 12 4 8
70%   69% Posesion del Balon 31%   30%
Formacion

アドリアーノが負傷欠場。コパ準決勝を控え、セスク、プジョルがスタンド観戦。チャビ、ピント、バルトラ、ブスケツ、ペドロ、アルバ、テージョがベンチスタートとなった。左ラテラルはモントーヤ。中盤と前線は2週間前のヘタフェ戦と同じ顔ぶれ。ビジャは腎結石を患って以来の先発復帰。

最初の交代はアレクシスに代えてテージョ。ビジャは右(というよりセンター)に回り、右サイドはアルベスがほぼエストレーモ。二人目は時間配分目的。イニエスタがベンチに退き、チャビが登場となった。最後はビジャからブスケツでボール支配を高める。ドブレピボーテ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Botia (41)
Villa (51)  
Messi (59)  
Reporte

クラシコ連戦を控え、しかもミラン戦の敗北を受け、出来ればあまり消耗せずに勝って自信を取り戻しておきたかった試合。やや危なっかしいながらも勝点3をポケットに収めた。

気温もプレーも寒い

2週間ぶりとなった地元カンプノウは、正午開催だったそのヘタフェ戦とは大きく異なり22時開催。当日のカタルーニャは積雪で目覚めるという寒さもあり、スタンドには空席が目立っていた。前半のパフォーマンスもその寒さに凍らされた雰囲気。立ち上がりこそセビージャゴールを脅かしたものの、その後はさっぱりな出来で、サンシーロでの2-0を引きずっていたようだった。

重要度のより高い火曜日のコパクラシコを考慮し、ジョルディ・ロウラ(ティト・ビラノバ)はプジョル、アルバ、チャビ、セスク、ペドロらレギュラー格を招集外、あるいはベンチスタートとした。腎結石から回復したダビド・ビジャが先発出場したのが明るい話題だ。

そんなバルサは、こちらもまた水曜にアトレチコとのコパ準決勝を控えており、主力を複数温存しているウナイ・エメリ率いるセビージャをポゼッションでは圧倒している。しかしミラン戦と変わらずアイディアとダイナミズム不足は明白で、ミランのごとく主導権を譲って守るアンダルシアチームを崩せなかった。4分にイニエスタの惜しいシュートがあった以降は、とんと見せ場とは無縁だった。あとは21分のメッシの右足シュートくらいか(GKベトがパラドン)。

最初のピンチでまたも失点

そして冷え切った前半がそろそろ終わろうかという41分、クレはさらに冷や水を浴びせられる。ラキティッチの蹴ったフリーキックを逆(右)サイドのコケがセンタリング。それをボティアが頭でねじ込み、最初のシュートでまんまと先制に成功したのだ。

流れを変えたテージョとグアッヘ

この歓迎されざる状況に、テクニコはハーフタイムで動いた。今回もさっぱりだったアレクシスに代えてテージョがピッチへ。この交代は功を奏し、弾丸男の存在がチームに活気をもたらすことになる。テージョと共にゲームの流れを変えたのは、やはり頼れるビジャだった。試合に出場すれば、高い確率でネットを揺らすのがグアッヘ。この夜はアルベスからのピンポイントクロスを、珍しいヘディングで仕留めている(51分)。

(余談。同日のSPORT紙ウェブ版には、バルサがビジャに"第2のラルソンになって"と申し出た、との記事あり。サンチェスの現状だと、グアッヘには是非残ってほしい・・・)

ビジャの同点弾後、バルサの動きには勢いが復活していた。追加点も時間の問題っぽい雰囲気。となると期待されるのはレオ・メッシのリーガ15試合連続ゴールであり、我らのギガクラックはそれにきっちり応えてしまうからすごいものだ。しかもその得点はテージョとのコンビネーションによるもの。レオが左のスペースへとパスを送り込み、37番がシュートと見せかけて中央へ折り返したボールをゴール右隅に蹴り込んで2-1!なにかと話題となる両選手の抱擁し合う姿は、バルセロニスタをホッとさせる。

セビージャの反撃

しかしながら、得点が必要となったセビージャはここから本来のスタイルへと戻り、バルサ陣内へと攻め入ってきた。重要なポイントとなったのは、66分にババと交代で登場したネグレドだ。1ヶ月前のクラシコのように、ここからゲームはボールが両陣地をせわしなく往復する展開に。つまりはバルサがコントロールを失っている状況であり、好ましくないのは間違いない。

残り20分間には、エメリチームに数度の同点機があった。67分のポスト左へと逸れたラキティッチのシュート、71分のマヌ・デル・モラルのシュート(バルデスがセーブ)、そして極めつけは75分、バルデスとの1対1でふかしたネグレドのシュート。チャンピオンズで出会うチームであれば、やられていてもなんら不思議はないピンチの数々だ。

中盤でのプレスが効かず、簡単にカウンターを食らっていたのがドタバタの原因。そこでロウラは78分、ビジャに代えてセルヒオ・ブスケツを投入するという対処策を採っている。これにて中盤はチャビ(イニエスタと交代出場)、チアゴ、ブスケツ、そしてソング。これはある程度上手くいき、その後はセビージャに際どい場面を作られることはなくなっている。エメリはまた、接戦を演じながらもバルサ攻略に失敗なり。

ということで華々しい出来ではなかったものの、後続へのリードを維持するための3ポイントを手中に収めたバルセロナ。まだ万全のコンディションには遠いものの(11試合連続失点)、マドリーとの大一番には良い試合を期待したい。

【セビージャ戦後のジョルディ・ロウラと選手たちのコメント】