Champions League
jornada 5

タタ時代の初黒星。
前半がとりわけ酷かった。

Ajax FC Barcelona
2 1
26 de Noviembre - Mar 20:45 h
Amsterdam Arena
: 51,628
Goles
Serero (19)  
Hoesen (42)  
  Xavi (49pk)
Titular
Cillessen 【5】 Pinto
Van Rhijn 【4】 Puyol
Veltman 【4】 Pique
Moisander 【4】 Mascherano
Boilesen 【4】 Montoya
Klaassen 【4】 Song
Blind 【5】 Xavi
Serero 【5】 Iniesta
Shone 【4】 Cesc
Hoesen 【4】 Pedro
Fischer 【6】 Neymar
Cambios
Boilessen→ Poulsen (34) Puyol→ 【5】 Patric (68)
Schone→ Denswil (51) Xavi→ 【5】 Sergi Roberto (74)
Hoesen→ Duarte (83) Cesc→ 【5】 Adama (82)
Entrenadores
Frank de Boer 【4】 Gerardo Martino
Tarjetas
Schone (8) Pique (32)
Veltman (48TR) Cesc (39)
Van Rhijn (60) Iniesta (52)
  Neymar (53)
  Montoya (68)
Arbitro
Pavel Kralovec (republica Checa) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 5 3 2
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 0 9 Tiros a puerta 9 6 3
4 0 4 Ocasiones de Gol 4 2 2
1 2 3 Corners 10 8 2
1 1 2 Fueras de juegos 3 1 2
14 7 21 Faltas 17 9 8
50%   40% Posesion del Balon 60%   50%
Formacion

バルデス、アルバ、アルベス、ジョナタン、メッシ、テージョらが怪我で欠場。アレクシスが出場停止。バルトラ、ブスケツ、セルジ・ロベルト、オイエル、パトリック、アダマ・トラオレ、ドンゴウがベンチスタート。ラテラルの頭数が足りず、プジョルが右サイドに入った。左はモントーヤ。ピボーテはブスケツを休ませてソング。偽9番はセスクが務めた。

交代の1人目はプジョルからパトリック(トップデビュー)。続いてチャビがベンチへと退き、セルジ・ロベルトの出番となった。最後のカードはセスクに代えてアダマ・トラオレで、ネイマールが中央へ。終盤はピケが結構前線に残り、ソングがカバー。パトリックが左へ、モントーヤが右になってもいた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Serero (19)  
Hoesen (42)  
  Xavi (49pk)
Reporte

グループリーグの突破はすでに確定しており、あと1ポイントで首位も決まる状況でのアムステルダムでのアヤックス戦。その勝点的要求度の低さゆえか、あるいは週末のアスレチック戦への意識ゆえか、タタバルサの出来栄えは今季一番といえる悪さだった。前半は特に、1/8ファイナル進出へと闘志を燃やすアヤックスが試合を支配。バルサは後半早々にアヤックスが退場者を出し、PKによって1点差となったことで挽回するも、決定機の少なさは変わらず、今シーズン21試合目にして初黒星を喫している。

序盤からアヤックスが圧倒

アルベス、アルバ、アドリアーノのラテラル3Aが怪我で不在の状況で、マルティーノ監督が選択したのは右にプジョル、左にモントーヤの両ラテラルだった。注目を集めたパトリックはベンチスタート。その他のメンバーはブスケツがベンチだった以外、ガチといえる面子が起用された。周囲の楽観を戒めるような選手起用だ。

しかしエル・タタの決断は、結果として上手くいかなかった。連続してゲームに出ておらず、かつすでに三十路も中盤に差し掛かろうかというプジー(34)は若き日のように右サイドを上下できず。いや、前半はそもそもラテラルが攻め上がるような状況すらチームが作り出せていない。中盤はアヤックスのプレッシャーにやられてチャビ、イニエスタ、ソングが分断。容易にボールを失い、次々と自陣深くへの侵入を許している。デブールチームのサイド攻撃はとても効果的だった。

11分にはラッセ・シェーネにサイドを破られ、フィッシャーの決定的シュートがピントを強襲。このピンチは阻止したピントだったが、その後も彼はアヤックスの攻めへの対応に追われた。そして19分、再び右サイドをシェーネに突破されると、グラウンダーのクロスを中央のフーセンが踵で流し、最後は2列目から抜け出したセレーノがフリーで押し込んで1-0。アムステルダム・アレナは大歓声に包まれた。

バルサに覇気なく、点差は拡大

リードを奪ったオランダチームの攻勢がさらに続くなか、バルセロナは速攻から数少ないチャンスを作った。1つめは13分、ペドロによる右からのセンタリングにネイマールが迫り、こぼれ球をセスクのシュート(DFに当たってコーナー)。2つめは25分、上手く守備ラインの背後を取ったネイマールのシュート(GKが辛うじて触ってコーナー)の場面だ。どちらかが決まっていれば状況は変わったろうが、いずれも単発の攻め。A案もB案も機能しない前半のバルサだった。

そしてハーフタイムが目前に迫った42分、アヤックスは時間の問題と思えた2点目をゲットする。マスチェラーノの不用意なパスがカットされ、フィッシャーがエリア正面から強烈ミドルシュート。そのボールはピントが弾いたものの、こぼれ球を取ったホーセンがエリア内で粘り、放ったシュートがピケに当たりつつもネットを揺らしたのだ。

前半終了直前にはチャビのフリーキックにファーサイドのネイマールが飛び込むも、あと一歩間に合わなかった。

数的優位となり、攻勢に出るバルサ

後半は早々に試合に大きな影響を及ぼす出来事が発生する。それは47分のこと。バンラインの緩いバックパスにネイマールが突進し、先にボールに辿り着いた瞬間にベルトマンがタックル。この無理なファールを犯したデフェンサには赤カードが提示され、与えられたペナルティをチャビがきっちり突き刺してスコアを2-1としている。

数的に優位に立ち、かつ実績で上回るバルセロナは、そこから若きアヤックスを押し込んでいく。56分にはイニエスタからのスルーパスにネイマールが抜け出し、GKシレッセンとの1対1という決定的場面が到来。しかしブラジリアンクラックの技ありバセリーナはポルテーロの指先によって阻まれ、同点弾とはならなかった。

マルティーノは70分頃から選手交代を開始。プジョルとチャビの大御所2人がベンチに下がり、パトリック(トップデビュー)とセルジ・ロベルトに出番が訪れた。さらに82分にはセスクに代えてアダマ・トラオレが登場。ネイマールが中央へ移動し、終盤はピケがデランテロの如く頻繁に前線でプレーをしていた。ボールはほぼバルサがコントロール。ただ決定機はというとアヤックスの守備を崩すだけのアイディアとキレはなく、パワープレーも効果なし。そうしてアヤックスが2-1で逃げ切りに成功、今季バルサに土を付けた最初のチームとなったのだった。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント】