Copa del Rey 1/2
vuelta

メッシゴールで勝負あり。
マドリーが待つコパ決勝進出。

Real Sociedad FC Barcelona
1 1
12 de Febrero - Mie 22:00 h
Anoeta
: 32,000
Goles
  Messi (27)
Griezmann (87)  
Titular
Zubikarai 【7】 Pinto
Zaldua 【6】 Alves
Ansotegi 【6】 Pique
Mikel Gonzalez 【7】 Mascherano
Jose Angel 【6】 Jordi Alba
Gaztañaga 【6】 Busquets
Zurutuza 【6】 Xavi
Xabi Prieto 【6】 Cesc
Griezmann 【7】 Iniesta
Vela 【8】 Messi
Seferovic 【6】 Pedro
Cambios
Seferovic→ Chori Castro (60) Xavi→ 【5】 Song (65)
Gaztañaga→ Elstondo (66) Pedro→ 【6】 Alexis (76)
Xabi Prieto→ Canales (81) Busquets→ 【5】 Bartra (89)
Entrenadores
Jagoba Arrasate 【6】 Gerardo Martino
Tarjetas
Vela (30) Busquets (26)
Gaztañaga (51) Cesc (89)
Zurutuza (55)  
Arbitro
Fernando Teixeira Vitienes (cantabro) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 2 5 Tiros a puerta 10 6 4
1 2 3 Ocasiones de Gol 6 3 3
2 0 2 Corners 6 5 1
2 0 2 Fueras de juegos 2 0 2
4 12 16 Faltas 10 8 2
27%   28% Posesion del Balon 72%   73%
Formacion

ネイマールとジョナタンが負傷欠場。モントーヤ、プジョル、アフェライ、クエンカ、オイエルがベンチ外。バルデス、アレクシス、バルトラ、ソング、テージョ、アドリアーノ、セルジ・ロベルトがベンチスタート。メディア予想のとおりの先発イレブン。いわゆる“レギュラー組”が起用された。“フゴネス”の4人を同時起用。イニエスタはスタートは左でも、セスクとともに動きの自由を与えられている。空いたスペースにはアルバが攻め上がる。

1人目の交代はチャビをお役御免としてのソング。続いてペドロがお疲れ様となり、アレクシスが登場。最後は終了間際、ブスケツを休ませてバルトラに出番。マスチェラーノがピボーテへと位置を変えた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (27)
Griezmann (87)  
Reporte

FCバルセロナがこの6年間で4回目となるコパ決勝進出を決めた。本拠地アノエタでのレモンターダを目指してきたレアル・ソシエダだったが、バルサはイダでの2-0に慢心することなくプレー。ポゼッションによってラ・レアルの気勢をそぎつつ、レオ・メッシの必殺個人突破による先制点で勝負は決着となっている。これにより、2010/11シーズン以来となるコパ決勝クラシコが実現。両チームは4月19日(土)に激突する。

ポゼッションでいなすバルサ

チーム目標の1つであるコパ決勝へと辿り着くため、タタ・マルティーノはこの試合にいわゆるレギュラーメンバー中心の面子で臨んだ。リーガやチャンピオンズのそれと異なるのは、ゴールを守るのがバルデスではなくピントである点だけだ。ただし今回は“フゴネス”と呼ばれる想像力溢れるセントロカンピスタたち(チャビ、イニ、セスク、ブスケツ)を4人同時起用。前日会見でタタが言ったように、攻撃的にくるレアル・ソシエダをポゼッションで静かにさせる作戦を取っている。

対するホセバ・アラサテ監督もまた前日の言葉どおり、攻撃的な布陣で挑んできた。イダ同様、ベラの存在感はなかなかのものだった。

レモンターダを実現するためには早い時間帯での先制点が欲しいレアル・ソシエダは、積極的に前へ出ようとしてくる。しかしそこは百戦錬磨のバルサ。この夜のタタチームはプレーによく集中できており、監督の指示するポゼッションをしっかりと実行していく。チャンスの一歩手前までは攻められても、それ以上の危ない場面は作らせることはなかった。前半のファール数「2」が、バルサが上手く守れていたことを表している。選手間の連動もまたよかった。

メッシ、本領発揮のゴール

リードを上手く活かし、隙あらば一撃を食らわせれば良い状況のタタチームゆえ、攻撃はぼちぼちでシュート数もチャンス数も少なかった。危なげはないものの、得点の匂いもしない時間帯。そんななか、勝負を決める先制点が生まれているからゲームは分からない。

それは27分のことだ。アルベスのクリアボールをホセ・アンヘルが処理エラー。グラウンド中央で幸運なボールを受け取ったレオ・メッシはドリブルを開始すると、デフェンサ5人に囲まれているのもなんのその、巧みなリズム変化によってエリア際まで侵入。これまた絶妙なるコースへのシュートでGKスビカライも攻略して見せるのだ。GKの懸命のタッチも、ゴールを避けるには至らなかった。ザ・メッシという得点だった。

攻め合う両チーム

このギガクラックの得点により、レアル・ソシエダが勝ち抜けるためには4点が必要に。決勝行きの切符を争う戦いは、これで事実上終了となる。とはいえ、バスクの意地を示したいラ・レアルは崩れることなくプレーを続行していった。35分には右方向からのクロスをファーのベラがフリーで受けるも、この1対1のピンチを第2守護神は気合のブロック。ゴールを割らせはしなかった。

後半に入ると、レアル・ソシエダのプレーはよりダイレクトに縦を目指すようになった。そしてゲームはマルティーノが前夜に警戒していた、ボールが両陣営を行き来する展開となる。54分、ベラのロスカがクロスバーを直撃。56分、メッシとセスクの波状シュートをスビカライが連続セーブ。59分、グリースマンのエリア内進攻をマスチェラーノが渾身のスライディングブロック。62分、ペドロに対するPKっぽいプレーをテイシェイラ主審がスルー、などだ。

終了間際に追い付かれる

60分を回る頃から、両陣営は選手交代を行っていく。マルティーノ監督はまず、チャビをお役御免としてアレックス・ソングをピッチへ(65分)。その後はペドロに代えてアレクシスが(76分)、ブスケツに代わってバルトラがピッチに立っている(89分)。

その間にも、両GKに見せ場があった。まずは75分、メッシとのワンツーで抜け出したダニ・アルベスとの1対1をスビカライがパラドン。82分にはグリースマンに対するクロスを、ピントが直前のタッチで阻止している。そしてバルサが0-1で逃げ切るかと思われた終了間際、レアル・ソシエダが誇りのゴールをモノにする。

それは87分のこと。途中出場のカナーレスからのロングボールを左のカストロが折り返し、最後はグリースマンが力強く蹴り込んで1-1としたのだ。この時、バルサのラインは伸び伸び。コパ準決勝としての結果に影響はない同点ではあるが、バルサはこれでアノエタでは4試合連続の勝利なしとなり、来週に控えるリーガでの再戦を考えれば、チュリウルディンに自信を与えることとなって残念な失点だ。

いずれにせよ目標は達成し、クラブ史上37回目となるコパ決勝へと駒を進めたバルセロナ。決戦は2ヵ月後。待ってらっしゃい、レアル・マドリーさん。