Liga Española
jornada 27

任務完了、それが大事。
首位でマドリー戦へ。

SD Eibar FC Barcelona
0 2
14 de Marzo - Sab 18:00 h
Ipurua
: 5,349
Goles
  Messi (31pk)
  Messi (55)
Titular
Jaime 【7】 Bravo
Boveda 【5】 Montoya
Ekiza 【8】 Pique
Raul Navas 【7】 Bartra
Lillo 【6】 Adriano
Didac Vila 【6】 Sergi Roberto
Errasti 【7】 Rakitic
Borja Fernandez 【6】 Rafinha
Javi Lara 【8】 Messi
Manu del Moral 【6】 Luis Suarez
Saul Berjon 【6】 Neymar
Cambios
Errasti→ Capa (58) Rakitic→【7】 Xavi (62)
Manu→ Pivaccari (69) Neymar→【6】 Pedro (69)
Didac Vila→ Boateng (76)  
Entrenadores
Gaizka Garitano 【7】 Luis Enrique
Tarjetas
Ekiza (30)  
Arbitro
Carlos del Cerro Grande (madrileño) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 9 11 Tiros a puerta 11 6 5
0 1 1 Ocasiones de Gol 3 1 2
4 2 6 Corners 3 1 2
0 0 0 Fueras de juegos 1 0 1
7 4 11 Faltas 3 2 1
29%   30% Posesion del Balon 70%   69%
Formacion

ブスケツ、ベルマーレンが負傷欠場。アルバ、アルベスが出場停止。監督判断でマシップが招集外。テル・ステーゲン、チャビ、ペドロ、イニエスタ、マスチェラーノ、ドグラス、マテューがベンチスタート。

カード累積でクラシコを出場停止となる危険性のあるマスチェラーノ、マテューはやはりベンチスタート。注目されたピボーテはラキティッチではなくセルジ・ロベルトを抜擢(リーガでは2度目の先発)。インテリオールにラフィーニャが入った。前線は南米トリデンテ。メッシは割りと下がった位置まできていた。

交代は二人で、ラキティッチからチャビ(バルサ750試合!)と、ネイマールからペドロ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (31pk)
  Messi (55)
Reporte

重要な大一番が翌週に控えた、地味に難しい、トラップとなりえる危険性の潜んだ試合できっちり勝点3を確保。2位マドリーの結果に関係なく、首位でクラシコを向かえる事となった。勝利の立役者となったのはPKを含む2得点をマークし、ピチーチ争いでもついにトップに立ったリオネル・メッシ(32得点)。雨降る狭いスタジアム(初イプルア)での試合内容は決して楽しいものではなかったが(眠かった)、最優先任務である勝点3を手に入れられたので今回は不満はない。むしろ難しい状況できっちりやったな、というところだ。

いきなり好機、その後はいまいち

もしここで取りこぼせば、何かとまた厄介な事態にもなりえたこのエイバル戦。とにかく求められたのは勝点3の確保であった。ルイス・エンリケはこの試合で難しいやりくりを課せられていた。アルバとアルベスの両ラテラルが出場停止で、ブスケツが負傷中。累積カード4枚のマスチェラーノとマテューも出来れば使いたくはない。そこでラテラルをモントーヤとアドリアーノが務めたのは普通として、意外だったのはここまでピボーテでの出場がほとんどないセルジ・ロベルトが同ポジションで起用されたことだ。インテリオールはラキティッチとラフィーニャの“ドブレR”。前線はいつもの南米トリデンテだった。

ゲームはまず、バルサの得点機で幕を開ける。1分と少々、左に切れ込んだラフィーニャのクロス(連続2回目。1つめはメッシに合わせ、DFがブロック)を逆サイドのラキティッチが頭で叩いたとした場面だ。あるいはこれが、試合を通じての流れの中からのバルサのベストチャンスだったかもしれない(21分のメッシの右サイド低い位置からのドリブル突破はすごかった)。

その後のバルセロナは、正直冴えないプレーが続いた。ボール支配率はしてもパス展開にテンポがなく、全体としてスローで、奥行きも感じられず、エリア周辺を人数をかけて守るホームチームの組織を崩せない。それは残念ではあるのだけれど、強く雨が振り滑る芝生、なかなか見かけないほどの小ぶりなスタジアム、がっちり守備、それに脳裏にちらつくシティ戦とマドリー戦の影と簡単ではない条件が揃っていたので、こういう試合になることは十分予想できていた。ここはもう勝てばOK。あとはどうやって点を取るか、だ。

PKでバルサ先制

その欲しかった先制点はPKという形で訪れた。30分、ネイマール、スアレスとつながったプレーで、レオ・メッシのエリア内でのシュートを相手DFが右手でブロックしたことで、セロ・グランデ主審は迷うことなくペナルティを宣告。キッカーとなったメッシがきっちりとこれをネットへと沈め、バルサが0-1としている。シュートコースは止められることの多い右で、GKハイメもその方向に飛んでいたが、幸い今回はボールに触れられることはなかった。

前半終了間際にはラキティッチの縦パスにルイス・スアレスが抜け出す場面もあったが、9番のシュートはGKハイメが身体を張ってセーブ。スアレスは試合を通じてとても熱心に走っていたものの、決定的なチャンスには恵まれなかった。

エイバルは自陣をしっかり固めてからのカウンターアタック戦術。アドリアーノのサイドから何度か侵入に成功していたが、最後のパンチ力に欠いてブラボを慌てさせるには至っていない。バルトラとピケは最後の砦としてよく守っていた。

メッシのダイビングヘッド!

バルセロニスタを落ち着かせる追加点は、後半の早い時間に生まれた。それは55分のことだ。ラキティッチの蹴った右のコーナーキックを、ダイビングヘッドにてねじ込んだのはなんとレオ・メッシ。それまで集中力を切らさず守っていたエイバルの唯一のうっかりがこのゴールシーンで、上背のないレオをフリーにしたのは痛恨だったであろう。このゴールで勝負は事実上決した(0-2)。

2点のリードを手にしたバルサはそこから余裕を持って試合をコントロールしていく。ルイス・エンリケは62分、ラキティッチを休ませてチャビをピッチへ。テラッサの師匠はこれでバルサ750試合出場を達成となり、観客席からは伝説のセントロカンピスタに対し惜しみない拍手が送られた。

クラブ史上初めてバルセロナをホームに迎え、5,349人の“超満員”で埋まったイプルアがどよめいたのは89分、ピオバッカリのシュートがクロスバーを叩いた場面だ。右からのクロスを美しく胸トラップし、そのまま地面に叩きつけるシュート。もし決まっていたなら、数十年ものの語り草だったことだろう。

ということでバルセロナが初訪問のイプルアを無事攻略し、いよいよ注目の“セマナ・グランデ”(ビッグウィーク)へと突入する。どうか良き一週間となりますように!