Liga Española
jornada 33

チームとしてのまとまり感。
ダービー快勝で優勝へまた一歩。

RCD Espanyol FC Barcelona
0 2
25 de Abril - Sab 16:00 h
Power8 Stadium(Cornella-El prat)
: 30,253
Goles
  Neymar (17)
  Messi (23)
Titular
Casilla 【8】 Bravo
Arbilla 【7】 Alves
Alvaro 【7】 Pique
Moreno 【8】 Mascherano
Duarte 【6】 Jordi Alba
Cañas 【6】 Busquets
Abraham 【6】 Rafinha
Lucas Vazquez 【7】 Iniesta
V. Alvarez 【8】 Messi
Sergio Garcia 【8】 Luis Suarez
Caicedo 【8】 Neymar
Cambios
Abraham→ Salva Sevilla (60) Rafinha→【6】 Mathieu (65)
Caicedo→ Stuani (69) Luis Suarez→【6】 Rakitic (78)
V. Alvarez→ Montañes (73) Iniesta→【6】 Xavi (86)
Entrenadores
Sergio Gonzalez 【7】 Luis Enrique
Tarjetas
Sergio Garcia (22) Jordi Alba (54)
Alvaro (59) Jordi Alba (54TR)
Arbilla (63) Busquets (83)
Lucas (73)  
Cañas (80)  
Moreno (91)  
Moreno (91DA)  
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 6 7 Tarjetas Amarillas 3 3 0
0 1 1 Tarjetas Rojas 1 1 0
1 5 6 Tiros a puerta 11 4 7
0 1 1 Ocasiones de Gol 6 2 4
0 5 5 Corners 3 1 2
0 2 2 Fueras de juegos 3 1 2
6 15 21 Faltas 12 6 6
27%   31% Posesion del Balon 69%   73%
Formacion

ベルマーレンが負傷欠場。監督判断でマシップ、ドグラス、モントーヤ、バルトラが招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、チャビ、ペドロ、アドリアーノ、マテューがベンチスタート。

いつものスターティングメンバー。ラキティッチが控えスタートとなり、ラフィーニャが第29節以来の先発起用となったことが特徴。メッシは少し低い位置で組み立てに多く参加。

試合に大きな影響を与えたのは54分のジョルディ・アルバの退場。10分程はブスケツを最終ラインへと下げ、マスチェラーノを左に移して対応。その後ラフィーニャに代えてマテューを入れ、通常の守備ラインへと戻した。二人めの交代は薄くなった中盤の強化で、スアレスをベンチに下げてラキティッチが登場。最後のカードはイニエスタからチャビ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Neymar (17)
  Messi (23)
Reporte

FCバルセロナがエスパニョールとのダービーを制し、リーガ首位の座をきっちりと守った。前半は圧倒的にバルサのペースで進み、ネイマール・メッシの両エースがゴールをゲット。後半はジョルディ・アルバの退場以降、バルセロナの攻めに奥行きがなくなり、ペリコにシュートを許す場面も増えたが、特に追い込まれることもなく0-2のまま試合を終えている。残念だったのは後半に(またも)悪目立ちしたマテウ・ラオス主審の数々のジャッジ。全体的にチームのフォームが再上昇している感があるので、この調子で“真実の時”で結果を出していってほしい。なにはともあれ、リーガ優勝まであと5勝!

ネイマール、メッシで呆気なく0-2

パリ・サンジェルマン戦から、中3日での迎えたデルビー。大一番直後のチーム状態(特に心理面)が気になるところだったが、タイトルへと意欲を燃やす選手たちにそんな心配は無用だった。試合は立ち上がりから、バルサのペースで進んでいく。ボールはルーチョチームの選手間をリズムよく往来し、ホンモノのポゼッションを展開。ボール喪失時もプレッシングによってすぐさま取り返すと、メッシのパスによって相手ライン裏を突いていった。

時間の問題だった先制点を決めたのは、先制スペシャリストのネイマールだった。17分、低い位置にいたレオ・メッシからのライン裏へのボールにジョルディ・アルバが飛び出し、折り返しを中央のスアレスがスルーしたところを、その背後に詰めていたネイが仕上げ。崩した喜びのたっぷり味わえるゴールであり、某解説氏を黙らせたことが心地よかった。スアレスはよく周りを見ていて気前も良いな、と関心する。

思うようにプレーでき、スムーズにリードも手にしたバルセロナは、その後も試合を支配し続けていく。追加点も早かった。それは23分のことだ。右のスアレスイニエスタへとボールを戻し、ドンはこれを直接、浮き球の縦パスで返球。オフサイドくさかったスアレスは逆サイドのメッシへとボールを譲り、メッシはGKカシージャにシュートコースを消されながらも、ほとんど角度のないところから強引にシュートをねじ込んでいる。

バルサが試合を支配

エスパニョールはどうすればバルサを止められるのか全く分からない様子で、シュートは大きく枠を外れた28分のカイセドの1本のみ。ペリコがさほど圧力をかけずに引いて守っていたことで、ブスケツ、ピケ、マスチェラーノはゆとりをもって組み立てを開始でき、印象ではバルサのポゼッションは9割を超えているんじゃないかと思えるほどだった。40分にはブスケツ、スアレスとつないで最後はネイマールが決定的シュートを放ったものの、カシージャがCKへと逃れて3点目とはならなかった。

ハーフタイム明けにまず前に出たのは、前半に全く元気のなかったエスパニョールだった。クラウディオ・ブラボが脅かされるとまではいかなかったが、前半はほとんど到達しなかったバルサのエリアに青白チームは接近。CKを数回手に入れている。それに対してバルセロナは49分、ネイマールの決定的シュートがGKカシージャを強襲。守護神のパラドンがペリコの希望をつないだ。

アルバ退場....カード祭りへ

試合の転換点となったのは54分のジョルディ・アルバの退場だった。ラテラルはまず、自分たちのものだと思ったCKが得られなかったことに対し抗議を示してカードを1枚もらい、さらにそれに対して何かを言ったことで2枚目のカード(テレビ画面では2枚目は一発レッドのように見えたが、主審の報告書ではダブルイエロー)。後の本人説明によると「いつも僕だ」と言っただけらしいが、どちらにしても判定は覆らない。バルサは残り35分を10人で戦うことになった。

とはいえ、数的に不利となったバルサが自陣に押し込まれ、あっぷあっぷになることはなかった。崩しの幅は確かに狭まりはしたものの、その程度。ブロックは保たれ、ペリコに急所をえぐられるには至っていない。ルイス・エンリケはまずこの事態にブスケツの位置を下げ、マスチェラーノを左へ移す応急処置をとると、65分にはラフィーニャに代えてマテューを入れて守備陣を再編成。78分には中盤を強めるべく、ルイス・スアレスをお役御免としてラキティッチに代えている。

後半に最も目立っていたのはマテウ・ラオス主審だ。とはいっても悪目立ち。アルバが退場となった後はバルサが試合をコントロールしていくことに軸足を移し、エスパニョールはファールを多発、カード祭りとなってぐだぐだしていった。試合終了間際にはアルバの如く、モレノが連続イエローで退場している。

見せ場はバルサが56分のレオ・メッシのポスト直撃弾と、63分のスアレスの必殺パスからのネイマール弾(枠を逸れた)。エスパニョールが68分のセルヒオ・ガルシア弾(ブラボがキャッチ)と74分のストゥアニ(シュート外す)あたりだ。

一番印象的だったのは87分、イニエスタが途中交代となる際のスタジアムの大きな拍手か。代わって入ったチャビ・エルナンデスはこれでリーガ500試合の偉業達成。おめでとう!

ということでFCバルセロナがダービーマッチをきっちりと制し、リーガ優勝へ向けて重要な3ポイントを獲得。日曜日にバライドスへと乗り込む2位マドリーとの差を暫定5ポイントへと広げ、プレッシャーをかけた。ファイトセルタ!

【本日のバルサ】でのエスパニョール戦まとめ