Liga Española
jornada 2

守備的マラガの壁を破ったベルマーレン弾!
審判に指笛。

FC Barcelona Malaga CF
1 0
29 de Agosto - Sab 20:30 h
Camp Nou
: 80,812
Goles
Vermaelen (72)  
Titular
Bravo 【7】 Kameni
Sergi Roberto 【7】 Rosales
Mascherano 【7】 Angeleri
Vermaelen 【8】 Weligton
Jordi Alba 【6】 Miguel Torres
Busquets 【6】 Ricardo Horta
Rakitic 【5】 Recio
Iniesta 【7】 Tissone
Messi 【7】 Juankar
Luis Suarez 【7】 Amrabat
Neymar 【6】 Cop
Cambios
Rakitic→ Rafinha 【6】(63) Weligton→ Raul Albentosa (25)
Neymar→ Sandro 【5】(86) Amrabat→ Charles (54)
Vermaelen→ Mathieu 【6】(90) Ricardo Horta→ Juanpi (73)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Javi Gracia
Tarjetas
  Recio (43)
  Tissone (90)
  Miguel Torres (91)
Arbitro
Jaime Latre (aragones) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 13 22 Tiros a puerta 3 1 2
2 6 8 Ocasiones de Gol 2 1 1
7 8 15 Corners 2 0 2
0 4 4 Fueras de juegos 3 1 2
2 2 4 Faltas 21 12 9
64%   73% Posesion del Balon 27%   36%
Formacion

ピケが出場停止。アルベス、ドグラス、アドリアーノが負傷欠場。マシップが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラフィーニャ、バルトラ、ムニール、サンドロ、マテュー、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

ネイマールがおたふく風邪から回復し、トリデンテが戻ってきた。GKはブラボ。右ラテラルには普通にセルジ・ロベルトが起用された。前節で足首を捻ったブスケツも元気に登場。マラガが守りを固めていたことでメッシは中央付近にいることが多く、右はロベルトが使っていた。

交代はまず、ラキティッチに代えてラフィーニャ。残る二人は試合終了前で、ネイマールに代わってサンドロが、足の攣ったベルマーレンに代わってマテューが登場した。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Vermaelen (72)  
Reporte

昨シーズンの対戦では1分1敗、得点0だったマラガの守備に今回も手を焼いたものの、予想外のベルマーレン弾がズドンと決まって1-0の勝利。ジェラール・ピケの出場停止によって手にしたチャンスをしっかりと活かしているベルギー人DFが、この夜の主役となった。試合はバルサが終始押し込んだが、バスを並べるマラガの守備をあと一歩崩せずに苦労。とはいえ攻撃のアイディアは複数あり、チャンスも多く作っていたので、フォームが上がるにつれ効率も上がると期待しよう。僅差のスコアながら、開幕2連勝でなにより。

不運、カメニの好守、主審の微妙な判定

昨年の2試合ではバルサに1点も与えなかったハビ・グラシア監督は今回もまた、サイドを捨てて中央にバスを並べる守備戦術でバルサ戦に臨んできた。前線も自陣深くまで撤退させての守りゆえ、ルーチョチームはDFラインも相手陣地に入っていくほど。ただし中央にはスペースがなく、GKカメニを脅かすのにはかなり難儀することとなった。開始4分にはルイス・スアレスがヘディングであっさりとネットを揺らしているのだが、直前にプッシングの反則があったとしてハイメ・ラトレ主審は無効の判定。その後、幾つかのジャッジでカンプノウの不評を買うラトレ主審だが、このプレーでは確かにスアレスは相手DFを押している。

バルセロナは試合を通じ、ふんだんにシュートを放っている。しかしマスチェラーノのヘッド弾がクロスバーに弾かれたり(バルサ初ゴールならず!)、GKカメニの好守によって決定的シュートを幾つか阻止されたりでなかなかネットを揺らせないうえ、審判の判断もバルサには逆風となった。ラトレ主審は38分にミゲル・トーレスの明らかなハンドを見逃し、40分にはエリア内でシュート体勢に入ろうかというルイス・スアレスを後方から倒したアンヘレリのファール(40分)を赦す判定。怒れるカンプノウの指笛を浴びた。どこかのチームなら、きっとPK2つという場面だ。

対するマラガは時折カウンターアタックを繰り出すも、マスチェラーノらが途中で刈り取り、ブラボが慌てるには至らず。唯一19分、ブスケツからボールをインターセプトしたフアンカルのピッチ中央からのロングシュート(わずかに逸れる)だけがクレをヒヤッとさせた。

救い主ベルマーレン

後半はカルロス・カメニのパラドン連発に手を焼いた。早いところ勝負を決めたいバルセロナはハーフタイム後、ネイマール(52分)、CKのサインプレーでのベルマーレン(52分)、メッシ(58分、64分)と立て続けにマラガゴールに襲い掛かるのだが、カメルーン人GKは鋭い反応によってことごとくそれらをセーブ。どうして彼はこんなにメッシのシュートを防いでくれるのだろうか。

そろそろ先制しておかないと焦りが出始めてしまうぞ、という72分、ついにカメニの壁を打ち破ったのは意外な選手だった。スアレスが左サイドを突破し、センタリングを供給。メッシ、あるいはマスチェラーノに届こうかというボールはカメニが先に弾くのだが、このこぼれ球をPKスポット前にいたベルマーレンが思い切りよく左足で叩き、パワフルシュートでネットを揺らしたのだ(1-0)。昨年怪我で苦しんだ男のバルサ初ゴールはチームに貴重な3ポイントをもたらす決勝弾!こういうのって、とても好い。

ベルマーレンの得点によって落ち着きを手にしたバルサは、ボールをコントロールしつつも、勝利をより確実なものとするための追加点を狙っていた。一方でマラガは自陣で守りながらも、同点の機会を窺う展開。彼らの単発攻撃をバルサ守備陣は問題なく処理していたが、最後の最後に1つ、本気で危ない場面もあった。それはアディショナルタイムのことだ。1本の縦パスによってロベルトマスチェの間を破られ、エリア内からの横パスが中央のチャルレスに届こうかという寸前でジョルディ・アルバがなんとかカット。これには肝を冷やした。

というわけでバルセロナはリーガ開幕からの2試合をいずれも1-0で乗り切り、2連勝。ピケの4試合出場停止によって難しい運営を余儀なくされているルーチョチームではあるが、ベルマーレンがクオリティを示すことでなんとか勝点を積み上げられているのは大きい。FIFAウィーク後のカルデロンも相当厳しそうだが、どうにか勝点3を手にしたい。