トップページデータ室15/16試合データ>ラーヨ・バジェカーノ

Liga Española
jornada 8

ネイマール4得点。
守備問題の改善はまだ。

FC Barcelona Rayo Vallecano
5 2
17 de Octubre - Sab 20:30 h
Camp Nou
: 75,472
Goles
  Javi Guerra (15)
Neymar (22pk)  
Neymar (32pk)  
Neymar (69)  
Neymar (70)  
Suarez (77)  
  Jozabed (86)
Titular
Bravo 【7】 Toño
Dani Alves 【4】 Nacho
Pique 【4】 Diego Llorente
Mathieu 【4】 Ze Castro
Jordi Alba 【5】 Rat
Busquets 【5】 Jozabed
Rakitic 【5】 Trashorras
Sergi Roberto 【6】 Lass
Sandro 【4】 Ebert
Suarez 【5】 Bebe
Neymar 【8】 Javi Guerra
Cambios
Sandro→ Munir 【4】(56) Nacho→ Dorado (46)
Busquets→ Gumbau 【4】(76) Bebe→ Embarba (72)
Alves→ Douglas 【5】(78)  
Entrenadores
Luis Enrique 【5】 Paco Jemez
Tarjetas
Pique (79) Llorente (21)
  Dorado (48)
Arbitro
Pedro Jesus Perez Montero (andaluz) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 4 14 Tiros a puerta 22 18 4
7 3 10 Ocasiones de Gol 4 3 1
6 1 7 Corners 10 5 5
2 5 7 Fueras de juegos 3 2 1
1 7 8 Faltas 13 7 6
52%   51% Posesion del Balon 49%   48%
Formacion

ベルマーレン、イニエスタ、ラフィーニャ、メッシが負傷欠場。マシップが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ドグラス、マスチェラーノ、バルトラ、ムニール、アドリアーノ、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

ベルマーレンはまだ出場許可下りず。前日にトレーニングに戻ったダニ・アルベスが右ラテラルで先発し、左セントラルはマテュー。バルトラに出番が訪れない。セルジ・ロベルトはインテリオールで出場。右エストレーモはサンドロ(英国のオファーが報じられた)が起用された。代表でフル稼働したマスチェラーノは温存。

ラーヨが左からの攻撃主体だったため、アルベスはあまり上がれず。サンドロの存在感もなかった。一人目の交代はそのサンドロに替えて、先発が有力視されていたムニール。二人目は出場時間が積み重なっているブスケツを休ませ、フィリアルのグンバウ。最後はアルベスを下げてドグラスに出番。ドグラスはこれが今季の公式戦初出場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Javi Guerra (15)
Neymar (22pk)  
Neymar (32pk)  
Neymar (69)  
Neymar (70)  
Suarez (77)  
  Jozabed (86)
Reporte

FCバルセロナが殴り合い上等のラーヨ・バジェカーノをカンプノウに迎え、打ち合っての5-2の勝利。攻守のバランス・リズムが悪く、不安定なゲーム運びにより、相手に先制を許し逆転する展開となった。メッシ不在のなか、チームを引っ張ったネイマールがPK2つを含むポーケル(4ゴール)の活躍。攻撃は彼とルイス・スアレスの2人でほぼやった感じだ。後半はラーヨの方が好パフォーマンスで、最後には意地のゴールも奪って見せている。久々に大量得点できたことが一番のニュースという試合。

決定機を2つ逃し、不用意な失点を許す

立ち上がりのバルサのプレー内容はまずまずだった。パコ・ヘメス監督率いるラーヨが攻撃的に来ることは分かっていたので、バルセロナは前線で圧力をかけてボールを奪い、少ない手数で最終ラインの裏を狙っていく戦術。これが功を奏し、10分までに2度の決定機を作り出している。まず1つめは、セルジ・ロベルト(インテリオールでも良いプレー)の鮮やかな1タッチパスでラインを突破した6分のラキティッチ。2つめはブスケツのボール奪取を受けた10分のルイス・スアレスだが、これらの1対1はいずれもベテランGKトーニョの右足によって阻止され、先制点とはならなかった。

その少し後、先にネットを揺らしたのはラーヨだった。15分、左のショートCKでべべを超フリー(放置)にしてしまったことがきっかけとなり、狙いすまして送り込まれたセンタリングをニアに飛び込んだハビ・ゲラが押し込んで0-1。今季のバルサはこういう不用意な失点がとても多い。

PK2つで逆転

時間が経過するにつれ、バルセロナの攻撃は個人突破中心になっていった。主役となったのはネイマールJr.だ。エリア内でディエゴ・ジョレンテにシャツを掴まれ、倒された際にはPKの笛を鳴らさなかったペレス・モンテロ主審だったが、21分に同じくディエゴ・ジョレンテに倒されたプレーでは主審は迷わずPKを宣告。自らキッカーとなったネイマールがきっちりとシュートを決め(ステップを変えていた)、ホームチームが同点に追いついた。

これで落ち着いたバルサは攻勢を続け、好機を手にし続けたものの、25分にはサンドロがありえないシュート失敗でチャンスを不意にし、28分のネイマールのシュートもポスト横をわずかに外れて逆転ならず。2-1のゴールは再びPKによって決まることになる。生み出したのも、決めたのもネイマールだった。エリア内で股を抜かれたナチョが、ネイに足をかけて倒した事でPKの笛。ブラジリアンは今度は右側にボールを蹴り込み、バルサは逆転に成功した(32分)。

前半のルーチョチームはシュートが11本にゴールチャンスが7回とかなり優勢。とはいえ、そのフットボル内容は褒められたものではなく、ファンを満足させるには遠かった。

押されながらも、ネイマールの2点で勝負あり

後半はラーヨ・バジェカーノが押し気味に試合を進めた。バルセロナは前へとボールを運ぼうとする意識が先に立つのか、前線〜中盤でボールを保持できず、ラーヨの方がテンポ良くパスを展開させていた。バルサは自陣へと押し込まれ、シュートを多数打たれる(後半だけで13本)苦しい流れ。48分のハビ・ゲラ、50分のエベルト、66分のラス・バングラと危ない場面を作り出され、クラウディオ・ブラボの好セーブ連発がなければどうなっていたか分からない。

しかしながら、ルーチョチームは守勢ながらも得点が効率よく重ねて行った。勝負を決めたのは69分から70分にかけての約2分間だ。69分の場面ではネイマールが左サイドで溜めを作り、上がってきたスアレスの強力シュートがGKトーニョを強襲。そのこぼれ球をネイが蹴り込み、スコアは3-1となった。さらに70分にはブスケツからの縦パスを受けたスアレスがエリアへと侵入し、GKを引き付けて左のネイへとパス。ネイマールが無人のゴールへとボールを流し込み勝負は決まった(4-1)。笑顔でネイマールの得点を喜ぶルイシートは本当に人が良い。

そんなスアレスに対しては、ネイもアシストで応えた。77分のこと。ネイマールによる左からのクロスを逆ポスト前のスアレスが直接合わせてマニータが完成(5-1)。ラーヨとの試合は大体こういうスコアになる。

90分を通してのシュート数はラーヨがバルサを上回っており(14対22)、ボール支配率もほぼ同じ(51%対49%)。内容としてはこれほどの点差は相応しくないのだが、バルサにとってはゴール前での自信を取り戻す上で役立ちはするだろう。ただ問題は攻守のバランスにあり、最後にまたゴールを割られたのが良くない。大差を付けた試合をコントロールすることが今のバルサには出来ていない。