Copa del Rey
1/8 final, ida

先行を許すもゴールラッシュで逆転先勝。
ラフプレーに対するフットボルの勝利。

FC Barcelona RCD Espanyol
4 1
6 de Enero 2016 - Mie 20:30 h
Camp Nou
: 76,667
Goles
  Caicedo (9)
Messi (13)  
Messi (44)  
Pique (49)  
Neymar (88)  
Titular
Ter Stegen 【6】 Pau Lopez
Alves 【5】 Javi Lopez
Pique 【7】 Raillo
Mascherano 【7】 Enzo Roco
Jordi Alba 【7】 Victor Alvaro
Busquets 【7】 Diop
Arda 【7】 Abraham
Iniesta 【8】 Hernan Perez
Messi 【9】 Marco Asensio
Suarez 【7】 Gerard Moreno
Neymar 【8】 Caicedo
Cambios
Alves→ Aleix Vidal 【6】 (67) Caicedo→ Jordan (40)
Arda→ Rakitic 【6】(67) Asensio→ Salva Sevilla (46)
  Abraham→ Burgui (60)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Constantin Galca
Tarjetas
Neymar (34) Abraham (11)
Suarez (45+2) Pau Lopez (45+2)
Pique (73) Diop (51)
Messi (78) Hernan Perez (59)
  Hernan Perez (72DA)
  Diop (75DA)
  Burgui (75)
  Enzo Roco (78)
Arbitro
Juan Martinez Munuera (valenciano)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 8 6 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 2 2 0
8 12 20 Tiros a puerta 2 0 2
3 6 9 Ocasiones de Gol 1 0 1
4 9 13 Corners 2 0 2
2 8 10 Fueras de juegos 2 1 1
7 6 13 Faltas 19 8 11
65%   75% Posesion del Balon 25%   35%
Formacion

ラフィーニャ、セルジ・ロベルトが負傷欠場。ブラボ、サンドロ、ドグラス、アドリアーノが監督判断で招集外。マシップ、ラキティッチ、バルトラ、ムニール、アレイシ・ビダル、ベルマーレン、マテューがベンチスタート。

FIFA処分が終了し、アルダ・トゥランとアレイシ・ビダルが初招集。アルダは右インテリオールで先発起用された。ゴールを守ったのはテル・ステーゲン。その他のメンバーはいつもの顔ぶれ。

交代は二人で、同時(67分)。アルダとアルベスがベンチへと下がり、アレイシ・ビダルとラキティッチが入った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Caicedo (9)
Messi (13)  
Messi (44)  
Pique (49)  
Neymar (87)  
Reporte

(やはり)荒れたデルビー。土曜日のリーガ対決に続いて行われたコパ1/8での第一幕は、メッシ(2得点)、ピケ、ネイマールのゴールによってFCバルセロナが4-1の快勝。エスパニョールは相手エラーを利用したカウンターから先制に成功したものの、最終的にはバルサの攻撃力の前に屈した。3得点のアドバンテージを得たことで、バルサは敵地での第二戦を大分有利な状況で臨める。激しさの度が過ぎたペリコはムヌエラ主審から合計8枚のカードをもらい、2人が退場処分に。ピッチ内外での口論もあり、後味の悪い試合となった。

ペリコ先制

エスパニョール勝ち抜けの可能性を、このイダで限りなく低くさせることを目標としたバルセロナ。ルイス・エンリケが送り出したイレブンはGKをテル・ステーゲンに、ラキティッチアルダ・トゥラン(デビュー)に変えた以外は、いつもの鉄板メンバーだった。同じくこの試合がバルサデビュー戦となったアレイシ・ビダルは後半からの出場。両選手ともにまずまずのパフォーマンスを披露している。アルダは最初は連係に苦労していたようだが、徐々に上昇。アレイシも良いオプションとなるであろう手応えを感じさせた。

0-0に終わった4日前の対戦とは異なり、この日は早々に試合が動いた。開始9分、ダニ・アルベスが右のメッシへと送ろうとしたパスをマルコ・アセンシオがカットし、フリーウェイとなったバルサ陣内を独走。エリア前でパスを受けたカイセドがワンタッチでマスチェラーノをかわすと、左足シュートをゴール右端へと蹴り込んでいる(0-1)。ゲーム序盤は先週末のリーガ対決のように、エスパニョールが良い感触を見せた。

メッシの2得点で逆転

試合のポイントとなったのは、この失点からバルセロナが即座に反撃したことだ。ルーチョチームはペリコの激しさに負けることなく前線からプレッシャーを与え続け、ボールを奪えば速いパス回しでゴールを狙った。同点ゴールが生まれたのは13分のことだった。速攻からのエリア前での攻防戦において、アンドレス・イニエスタの魔法のパスがレオ・メッシへと送り込まれ、GKパウ・ロペスと1対1になったキングが左足シュートをねじ込んで1-1!わずか4分で同点に追いつけたのは非常に大きい。

勝利を目指し追加点を求めるバルサと、統率が取れた守備でそれに対抗するエスパニョールと。ホームチームはポゼッションで上回りながらも、エリア近くまでビジターの侵入を許す場面も多くあり、このあたりは拮抗したせめぎ合いが続いている。24分にはハビ・ロペスが明らかにペナルティだろうというプレーでネイマールを倒したが、ムヌエラ主審の笛は鳴らず。ネイマールはこの夜最も切れていた選手の一人で、対峙したハビ・ロペス(主将)を何度も置き去りにしていた。

バルセロナは優勢に試合を進めながらも、最後のところでエスパニョールの壁を崩せずにいた。そんな状況で名乗りをあげるのがエースといわれる選手であり、我らのレオ・メッシはやはり頼れる大エースだ。1-1のままハーフタイムを迎えるかに思えた44分、メッシの芸術的なフリーキックがゴールへと吸い込まれてバルサ逆転に成功!(2-1)土曜日には得点を阻まれたクロスバーは今度はメッシの味方となり、弾けたボールはゴールラインを越えた。

バルサのゴレアーダ、荒れるペリコ

このレオのドブレーテにより、試合の流れはバルサへと大きく傾いた。後半はルーチョチームのシュート数が12本を数えたのに対し、ガルカチームは0本。ゴールチャンス数、コーナーキック数、ついでにオフサイド数(10回!)でもホームチームが圧倒している。自陣から出ることもままならないエスパニョールは激しさを持て余した様子で、2人(エルナン・ペレスとディオプ)が退場処分になる始末。なにかと発生する口論でプレーが何度も中断され、やれやれのデルビーだった。GKのパウ・ロペスはペリコで一番の活躍だったが、メッシの足首を踏みつけたあれは酷い。

バルセロナの3点目は後半開始後すぐに訪れた。49分、コーナーキックの流れからレオ・メッシが左サイドを破ってゴール前へと決定的センタリングを供給。DF、GKの前をすり抜けたボールを、ジェラール・ピケが押し込んで3-1としている。

羽をむしりとられたインコとなって荒れるエスパニョールを、バルサはフットボルで支配していった。その中心となっていたのがアンドレス・イニエスタ。ドンのボールコントロールは冴えわたっており、惚れ惚れする。バルサは試合最後まで手綱を緩めることなく、追加点を狙い続けた。4点目が生まれたのは87分だ。相手のクリアボールをネイマールがエリア内でカットすると、メッシに一度預けて再びエリアへと侵入。ピンポイントで戻ってきた浮き球パスを、直接右足アウトサイドで合わせてゴラッソを決めている。トリデンテの残る一本、ルイス・スアレスはチャンスを作りながらも、あと少しのゴール運がなかった。

ということで、強風吹くカンプノウにて行われたコパデルビー第一戦は、バルセロナが逆転で4-1の快勝。勝負を完全に決めたとはいえないにせよ、1/4ファイナルへと大きく前進している。