Liga Española
jornada 26

苦しんでも逆転勝利。
リーガ連覇へまた一歩前進。

FC Barcelona Sevilla
2 1
28 de Febrero 2016 - Dom 20:30 h
Camp Nou
: 79,684
Goles
  Vitolo (19)
Messi (31)  
Pique (47)  
Titular
Bravo 【7】 Sergio Rico
Aleix Vidal 【5】 Coke
Pique 【7】 Rami
Mathieu 【6】 Kolo
Jordi Alba 【6】 Tremoulinas
Busquets 【6】 N'Zonzi
Sergi Roberto 【6】 Cristoforo
Arda 【5】 Krohn-Dehli
Messi 【8】 Iborra
Suarez 【7】 Vitolo
Neymar 【7】 Gameiro
Cambios
Alexi Vidal→ Alves 【6】(60) Cristoforo→ Konoplyanka (62)
Arda→ Iniesta 【6】(63) Iborra→ Juan Muños (74)
Sergi Roberto→ Rakitic 【6】(74)  
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Unai Emery
Arbitro
Jaime Latre (aragones)
Tarjetas
Alves (70) Rami (29)
Sergi Roberto (73) Kolo (77)
Pique (90)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 7 15 Tiros a puerta 9 4 5
4 4 8 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 2 6 Corners 7 3 4
0 2 2 Fueras de juegos 0 0 0
5 8 13 Faltas 10 6 4
71%   66% Posesion del Balon 34%   29%
Formacion

ラフィーニャが負傷欠場。マシップ、ドグラス、サンドロ、アドリアーノ、ベルマーレンが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、アルベス、イニエスタ、マスチェラーノ、バルトラ、ムニールがベンチスタート。

連戦が続く中で、幾つかのポジションでローテーション。インテリオールは二人とも入れ替わり、セルジ・ロベルトとアルダ・トゥランが先発起用された。右サイドは古巣相手のアレイシ・ビダル。左セントラルはマティエウ。

1点差では危なかったことで、わりと積極的にカードが切られ、74分で枠を使い終わった。まずはアレイシに代えてダニ・アルベス。続いてアルダからイニエスタ。最後はセルジ・ロベルトを休ませ、ラキティッチが登場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Vitolo (19)
Messi (31)  
Pique (47)  
Reporte

2位アトレティコとの勝点差(8)を維持し、またベルナベウにてデルビーに敗れたマドリーとの差を12へと拡大するため、バルセロナにとってこの勝点3は非常に重要な意味があった。ウナイ・エメリ率いるセビージャは今回もまた手強く、ルーチョチームは最後の最後まで気を抜けない展開となったが、メッシとピケによる2ゴールによって手にしたリードを守りきり、公式戦34試合負けなし記録を達成。逆転勝利によってベーンハッカー・マドリーの記録と並び、完璧な週末を完成させた。

組み立てに苦労

バルセロナ戦での最終結果にこそ恵まれていないものの、試合自体は毎回バルサを苦しめているウナイ・エメリ。前半戦でのサンチェス・ピスファン(2-1勝ち)に続き、今回も一泡吹かせる準備はできている、と前日会見で語っていたセビージャ監督の警告は、決して虚勢ではなかった。アンダルシアチームは守備陣形の敷き方が非常に上手く、カウンターアタックも効果的。前半のバルサは中盤をあまり機能させられず、主導権を握りきれない時間が続いた。

立ち上がりの数分間は、バルセロナのペースで始まった。しかし勢いは長くは続かず、セビージャがじわりじわりと反撃を開始。セルジ・ロベルトアルダ・トゥランによるインテリオール陣はゲームを思うように組み立てることができず、通常よりパスの正確性を欠いていたことで、ボールを失ってはビジターの進攻を許していた。

流れの中からは簡単に得点機を作れない状況。そういう時は、セットプレーに活路を見出していくことになるが、そのひとつめ、12分のビッグチャンスは運が足らずに先制とはならなかった。まずレオ・メッシの蹴った右コーナーキックをコケが逸らそうとしてニアポスト直撃、さらにその跳ね返りを直接叩いたルイス・スアレスのミサイルミドルもクロスバーをヒット。今季もバルサは本当によくゴールフレームにボールを当てる。

先制許すも、、メッシの芸術的フリーキックで同点

先制のゴールを奪ったのはセビージャだった。古巣との初対決となったアレイシ・ビダルトレモウリナスクローン・デリが連係する攻めに手を焼いていたのだが、19分の失点の場面も彼らによってあっさりとサイドを突破されたことが決め手となった。最後はトレモウリナスのセンタリングを逆ポスト前でフリーとなっていたビトロが押し込んで0-1。エメリのプランニングがばっちり機能していた。

このまま守りに入られては、厳しくなる。そんな苦しい展開のバルサに翼を与えたのは、大エースの一振りだった。31分、ネイマールからのパスを受けて裏へ抜けようとしたスアレスが倒されて手にした、エリア際でのフリーキック。キッカーとなったメッシが黄金の左足を振り抜くと、まるでカミソリのようなボールが右のサイドネットへと突き刺さってしまうのだから、やはりレオはランクが一つ違う。しかも決めたのはGKセルヒオ・リコが空けて誘っていたコース。これが本当のエースの働き。

同点としたバルセロナはその後、だいぶ落ち着いてボールを支配していく。36分にはメッシに決定的シュートのチャンスが訪れたが、これはセルヒオ・リコが確実にセーブしている。

後半いきなりピケゴール

後半はいきなりのバルサのゴールで始まった。ゲーム再開からわずか1分後、ネイマールのボレーシュートはセルヒオ・リコのパラドンによって阻まれるのだが、そのプレーで得てCKからの流れで、ホームチームは逆転のゴールを手にすることになる。決めたのはピケだが、決定的だったのはルイス・スアレスメッシの見事な壁パス交換だ。それによってセビージャの守備は崩れ、最後はワカ旦那スアレスのパスを上手に逸らして2-1!あれはDFのするシュートではない^^

オープンな展開、両GKが輝く

こうして逆転に成功したバルサがそのまま勢いに乗って試合をコントロールするか、といえば、そう簡単には話は進まなかった。後半は多くの時間帯でオープンな展開となり、両チームともにシュートの機会を手にしていく。そこで存在感を示したのが、両チームの守護神たちだ。クラウディオ・ブラボが最も輝いたのは50分の、ガメイロイボーラのヒールを受けて上手く裏へ出た)との1対1を身体を張って制した場面。対するセルヒオ・リコは52分のネイマール弾(ドリブル&メッシとの連係)を阻止すると、53分のブスケツミドルも横っ飛びで弾いている。

1点のリードでは勝点を失いかねないと見たルイス・エンリケは、ベンチで休ませていた主力選手たちを次々に投入し、勝利を確実なものとする、という姿勢を示していく。アレイシ・ビダルアルダ・トゥランセルジ・ロベルトがベンチへと下がり、ダニ・アルベスアンドレス・イニエスタイバン・ラキティッチが試合を閉めるべくピッチへと立った。

しかし試合が落ち着くことはなく、セビージャは最後までバルサ陣内へと入り、同点ゴールを目指し続けた。終盤はむしろエメリチームが押し気味。終了直前にはCKが続き、心臓に悪い展開だった。バルサも得点を諦めず、ボールを奪ってはカウンターを発動させたので、試合終了の笛が鳴る頃にはトリデンテたちもヒザに手を付くほど。難しい試合となったが、チーム一丸となって勝点3を手に入れられたのは大きい。