Liga Española
jornada 36

苦労はしたが、対10人の後半に解決。
メッシの裏へのパスが効いた。

Real Betis FC Barcelona
0 2
30 de Abril 2016 - Sab 20:30 h
Benito Villarin
: 44,015
Goles
  Rakitic (49)
  Suarez (80)
Titular
Adan 【6】 Bravo
Bruno 【6】 Alves
Pezella 【6】 Pique
Wastermann 【6】 Mascherano
Montoya 【6】 Jordi Alba
Petros 【6】 Busquets
N'Diaye 【7】 Rakitic
Cejudo 【6】 Iniesta
Ceballos 【8】 Messi
Ruben Castro 【7】 Suarez
Joaquin 【6】 Neymar
Cambios
Joaquin→ Musonda (55) Alves→【5】 Sergi Roberto (73)
Ceballos→ Portillo (68) Rakitic→【5】 Arda (85)
Ruben Castro→ Van Wolfswinkel (78) Bravo→【5】 Ter Stegen (87)
Entrenadores
Juan Merino 【5】 Luis Enrique
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Bruno (20) Pique (22)
Westermann (27) Messi (22)
Petros (33) Alves (45)
Westermann (35DA)  
Ceballos (66)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
4 1 5 Tarjetas Amarillas 3 0 3
1 0 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 0 2 Tiros a puerta 10 6 4
1 0 1 Ocasiones de Gol 5 4 1
2 0 2 Corners 4 2 2
1 1 2 Fueras de juegos 3 2 1
4 4 8 Faltas 10 5 5
24%   28% Posesion del Balon 72%   76%
Formacion

サンドロ、マティエウ、ベルマーレンが負傷欠場。ピケが出場停止。マシップ、ドグラス、アドリアーノが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、アルダ、ラフィーニャ、バルトラ、ムニール、セルジ・ロベルト、アレイシがベンチスタート。

1週間の準備期間もあり、先発はいつもの鉄板イレブン。メッシは中央寄りで、空いたスペースはアルベスがよく利用していた。スアレス、ラキティッチも右に流れる。

交代は終盤になってからで、一人目はアルベスを休ませセルジ・ロベルトが同じラテラルへ。メッシはこのセルジをあまり利用しない。二人目はラキティッチに代えてアルダ・トゥラン。最後はトラブルによる交代で、ブラボからテル・ステーゲン。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Rakitic (49)
  Suarez (80)
Reporte

要注意のアンダルシア訪問、熱気みなぎるベニト・ビジャマリンにてFCバルセロナがレアル・ベティス・バロンピエに0-2で勝利。チームとしての出来栄えはあまり芳しいものではなかったが、気持ちで3ポイントをもぎ取った。チームに勝利をもたらしたのは後半早々のラキティッチ弾と終盤に入ってのスアレス弾で、お膳立てはどちらもレオ・メッシのライン裏への1本のパス。ベティスの堅守に苦しみながらも、勝ってまた1節首位を守れたのは非常に大きい。これで優勝まであと2勝!

硬直した前半

リーガタイトルを争う3チームが、順に試合を行って入ったこの土曜日。その“しんがり”となったバルサはマドリー勢の勝利を知ってのキックオフとなったが、どの道勝つしかないことに変わりはない。まずは慎重さを求めたが故か、前半のルーチョチームは動きがどうも硬かった。残留確定にはあと1ポイントが必要なベティスの方が、前半は情熱を感じられた。

前の試合から1週間空き、連休も楽しんだことで、バルサ選手たちの動きは幾分改善されたように見えた。がしかしチームとしての連動にはあまり冴えがなく、スピードも足りず、中央を固めたベティスの守備を崩すには至れない。真ん中は込み合っているのでサイドから開こうと試みるものの、センタリングはことごとく人の壁に弾き返され、ゴールチャンスはおろかシュートにもたどり着けない時間帯が続いた。バルサがようやくまともなシュートを放ったのは、29分のネイマールが最初だった。

ネイマールは1週間で充電が出来たようで、持ち味である1対1の崩しに回復が見られた。

ウェステルマン退場

一方でベティスは5分、6分に連続してバルサゴールに迫っていたが、マスチェラーノクラウディオ・ブラボの守りによって先制点は阻止。試合はその後硬直し、これといった動きのないままに30分が経過することになる。ゲームに影響する出来事が発生したのは35分。ウェステルマンが2枚目のカードによって退場したことでベティスの攻撃オプションが減り、バルサの守りの負担は軽減された。

相手エラーを活かし先制

45分丸々を10人対11人でプレーした後半は、ほぼバルセロナのペースで進んだ。さらに今回は運もバルサに味方する。相手守備陣のエラーから、早い段階で先制点を得られたのだ。それは49分のことだった。レオ・メッシがライン裏へと浮き球パスを送り込んだところ、セントラルとGKアダンが交錯してクリアに失敗、2列目から飛び出していたラキティッチが無尽のゴールへとボールを蹴り込み0-1とした。3月末のビジャレアル戦といい、ラキティッチにはこういう得点がわりとある。こうしてバルサはまんまと欲しかった1点を手に入れた。

スアレス弾で決着

10人となって4-4-1のベティスに自陣深くまで侵入を許す場面はほとんどなくなっていたバルセロナではあったが、1点差ではどんな事故が起こるか分からない。決着を付けるには2点目が必要であり、ベティスが勝負に出て押し上げてきた60分前後は少々落ち着かないものがあった。73分にはメッシのパスをフリーで受けたスアレスの決定的シュートをGKアダンがブロック。バルサの9番は47分にも決定機を外しており、この土曜は彼の日ではないのか、と思わせた。

しかし“キラー”に3度目の失敗はない... バルサの勝利を決める0-2のゴールは80分、そのスアレスの右足から生まれた。ベティスの攻めを受けての反撃の場面。メッシは一旦攻撃のスピードを緩めたかに思わせつつ、それは必殺のボールを出すタイミングを見てのスローダウンだった。最終ライン裏のスペースへのパスは絶妙の一言。そこへスッと抜け出したスアレスアダンの右脇を射抜き、さすがマタドールといえるすばらしいゴールを生み出している。

2点差が付いたことで勝敗は決し、バルセロナは無事また一歩カンペオンへと前進した。3チームが一歩も譲らぬラストスパートを見せるリーガも、残すところあと2節。次のデルビーも確実に制し、優勝へと王手をかけようぞバルサ!バモス!