Liga Española
jornada 18

ポゼッション志向の相手チームは得意。
守備も上手くいき、危なげなくマニータ。

FC Barcelona UD Las Palmas
5 0
14 de Enero - Sab 16:15 h
Camp Nou
: 81,480
Goles
Luis Suárez (13)  
Messi (51)  
Luis Suárez (56)  
Arda (58)  
Aleix Vidal (80)  
Titular
Ter Stegen【6】 Javi Varas
Aleix Vidal【7】 Michel
Mascherano【6】 Lemos
Umtiti【6】 David García
Jordi Alba【7】 Hélder
Busquets【7】 Roque Mesa
André Gomes【6】 Vicente
Rafinha【7】 El Zhar
Messi (c)【8】 Tana
Suárez【9】 Viera
Arda【8】 Boateng
Cambios
André Gomes→ Rakitic【5】(62) David García→ Aythami (33)
Luis Suárez→ Alcácer【6】(67) Vicente→ Mateo (62)
Busquets→ Mathieu【5】(72) El Zhar→ Livaja (73)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Quique Setién
Arbitro
Undiano Mallenco (navarra)
Tarjetas
Rafinha (24) Roque Mesa (2)
Mascherano (28) Hélder (41)
André Gomes (31) Boateng (54)
  Livaja (76)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
3 0 3 Tarjetas Amarillas 4 2 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 8 18 (10) Tiros a puerta 6 (1) 4 2
5 4 9 Ocasiones de Gol 0 0 0
4 1 5 Corners 1 1 0
4 3 7 Fueras de juegos 3 3 0
8 5 13 Faltas 11 6 5
338 358 696 pases 482 239 243
62%   61% Posesion del Balon 39%   38%
Formacion

負傷欠場は無し。マシップ、ピケ、デニス、セルジ・ロベルトが監督判断で招集外。ラキティッチ、イニエスタ、ネイマール、シレセン、アルカセル、ディニェ、マティエウがベンチスタート。

中規模のローテーションが行われ、複数の主力(ピケ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、ネイマール)が温存された。ラキティッチはまたも先発から外れる。アルダがワイドに開き、ラフィーニャ、アンドレ・ゴメスが積極的にエリア内へ入った。

交代枠は3つとも利用された。選手の入れ替えは4-0となってから始まり、アンドレ・ゴメス、ルイス・スアレス、ブスケツが順番にベンチへ。ラキティッチ、パコ・アルカセル、マティエウがピッチに入った。ウンティティ、マスチェは複数ポジションがこなせて助かる。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Luis Suárez (13)  
Messi (51)  
Luis Suárez (56)  
Arda (58)  
Aleix Vidal (80)  
Reporte

リーガでは4週間ぶりとなるカンプノウでの試合は、攻守両面が機能してのゴール祭りとなった。バルサはポゼッション志向のチームとは相性が良く、ラス・パルマスは今季フエラでまだ1勝と内弁慶チームだが、大差の勝利はバルセロニズモを盛り上げる。3日前の国王杯アスレティック戦に続く快勝に、周辺の雰囲気は確実に変化している。前半はチャンスを活かせずスアレスの1点止まりだったが、後半は早々にメッシがネットを揺らすと順調に加点。最後は入団初ゴールのビダルがイチゴを乗せ、ゴール祭りを締めくくった。アノエタでのコパ1/4へ向け、ローテーションが上手くいったのも良いニュースだ。

ローテーション機能

リーガとコパが繰り返されるタフな日程で生き残り、春の決戦時にチーム状態を充実させるためには、選手たちの出場時間を上手に分配しておかなければならない。苦手アノエタ遠征を来週木曜に控えたこのラス・パルマス戦でルイス・エンリケは各ラインでのローテーションを実施。セルジ・ロベルトピケイニエスタネイマールが先発から外れ(ラキティッチも再びベンチ)、アレイシ・ビダルラフィーニャアンドレ・ゴメスアルダ・トゥランらがスタメンを飾った。

インテリオールの組み合わせは不安と期待が混ざり合うものだったが、結果としてローテーションは当たりとなった。コンビネーション、特にパウサ(溜めを作ったり、落ち着けたり)では少々物足りない点があったもののプレッシングは申し分なく機能し、ポゼッションを特徴とするラス・パルマスにほぼ全くやりたいようにさせず。彼らがバルサのゴールエリアに近づけたのは後半立ち上がりの限られた時間のみだった。

スアレス先制、インテリオールたちの飛び出し

先制ゴールも13分と、良い時間に決まる。アレイシ・ビダルからの丁寧なパスを受けたアンドレ・ゴメスがオフサイドを破って裏へと抜け出すと、ライン手前から折り返したボールを、ニアポスト前で待ち構えていたルイス・スアレスが右足を一閃。この人のシュートはどうしてこんなに上手いのだろう。1人のマークなど全く問題とせず、狭いコースを確実に打ち抜く。

このゴールがそうだったように、ラス・パルマス戦はインテリオールたちの積極的なエリアへの侵入が非常に良い効果を出していたラフィーニャアンドレ・ゴメスはどちらも攻撃センスに優れ、縦への動きでチームにプラスを生み出せる選手たちで、ラス・パルマス守備陣は彼らの飛び出しに混乱。21分にはラファが、32分にはゴメスが決定的シュートでGKハビ・バラスを脅かしている。特にゴメスの抜け出しからシュートへの動きは抜群だったので、入団初ゴールとなってほしかった。ようやく伸び伸びと持ち味を出せるようになってきたアンドレだ。

前半は圧倒的にバルセロナがボールを支配し、シュートの雨を降らせながらも、得点には恵まれなかった。3試合連続でFKからネットを揺らしているレオ・メッシのフリーキックは、ハビ・バラスが横っ飛びで辛うじてセーブ(42分)。44分のメッシ自身がCBアイタミからボールを奪い、GKと1対1になった場面も、バラスがシュートを弾き得点を許さなかった。感覚としてはバルセロナが3-0くらいで勝っていた内容。実際のスコアは1-0のままハーフタイムを迎えている。

7分間で3得点

1点差で前半を終えられたラス・パルマスは、後半が始まると勝負をかけて前へと出てくる。テル・ステーゲンを慌てさせることはなかったが、46分と49分にはケビンプリンス・ボアテングが立て続けにシュートに成功。試合が活気付くかと思われた。

だが相手が前に出てくると、バルセロナとしては利用できるスペースが増える。追加点は51分のことだ。ラフィーニャがライン際から入れたクロスをGKハビ・バラスが処理しそこない、こぼれたボールをメッシが押し込んで2-0。メッシはこういった場面で本当によくボールが来そうな場所へと走りこんでチャンスを狙っている。そこが並みではない。

2点差が付いたことで、勝負の行方はほぼ決まった。ルーチョチームはそこで満足せず、さらにカナリアチームを畳み掛けていく。3点目、4点目は立て続けに決まった。3-0は56分。ラフィーニャからの横パスを受けたルイス・スアレスが流れるようなトラップ&シュートでネットを揺らしてしまうのだから相手としては堪らないだろう。さらにその2分後(58分)にはカウンターからキラースアレスのシュートがバラスを強襲。GKはどうにか9番のハットトリックは阻止したが、アルダのシュートを止めるのは不可能だった(4-0)。

アレイシ、喜びのバルサ初ゴール

試合が完全に決着したことで、ルイス・エンリケは選手の入れ替えを始める。アンドレ・ゴメスに代わってイバン・ラキティッチが登場した場面では、カンプノウの大歓声。ルイス・スアレスと交代で出場したパコ・アルカセルにも、大きな声援が送られていた。

そしてスタンドがゴール祭りを楽しむ中で(ウェーブも起きていた)、ケーキにイチゴを乗せる役割を担当したのが、まさかのアレイシ・ビダルだった。80分、アルカセルへとボールを送った後もラテラルは止まることなく前線へと切れ込み、パコから戻って来たボールを右足で叩いてマニータ完成。苦しみの後のバルサ初ゴールだけに、その笑顔にはクレの心をぎゅっと捉えるものがあった。この思わぬゴールには、ピッチのチームメイトもベンチのエンリケたちも大喜び。大満足のマニータとなった。