Copa del Rey
1/4 final, vuelta

後半の打ち合いをバルサが制し、準決勝進出。
デニスの活躍が嬉しいかぎり。レオは別格。

FC Barcelona Real Sociedad
5 2
26 de Enero - Jue 20:15 h
Camp Nou
: 58,560
Goles
Denis (16)  
Messi (55pk)  
  Juanmi (62)
Suárez (63)  
  Willian José (73)
Arda (80)  
Denis (82)  
Titular
Cillessen【5】 Rulli
Sergi Roberto【5】 Elstondo
Piqué【5】 Raúl Navas
Umtiti【5】 Iñigo Martínez
Jordi Alba【5】 Yuri
Mascherano【6】 Oyarzabal
Denis【7】 Illarramendi
André Gomes【5】 Zurutuza
Messi (c)【8】 Xabi Prieto
Suárez【7】 Vela
Neymar【6】 Willian José
Cambios
Sergi Roberto→ Aleix Vidal【5】(46) Vela→ Juanmi (56)
Mascherano→ Rakitic【5】(67) Xabi Prieto→ Canales (56)
Neymar→ Arda【5】(74) Elustondo→ Odriozola (75)
Entrenadores
Luis Enrique【6】 Eusebio Sacristan
Arbitro
Juan Martínez Muniuera (valenciano)
Tarjetas
Neymar (40) Vela (40)
Jordi Alba (40) Yuri (43)
Suárez (51) Iñigo Martínez (54)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 6 8 (6) Tiros a puerta 10 (4) 7 3
      Ocasiones de Gol      
2 1 3 Corners 3 2 1
1 1 2 Fueras de juegos 4 3 1
5 4 9 Faltas 12 4 8
    537 pases 625    
    45% Posesion del Balon 55%    
Formacion

ブスケツ、イニエスタが負傷欠場。テル・ステーゲン、ラフィーニャが監督判断で招集外。ラキティッチ、アルダ、アルカセル、ディニェ、アレイシ、マティエウ、マシップがベンチスタート。

コパのポルテーロはシレセン。負傷欠場したブスケツ、イニエスタの代役はマスチェラーノ、アンドレ・ゴメスが務めた。右インテリオールにはデニス・スアレス。

ハーフタイムで打撲傷を負ったセルジ・ロベルトがベンチへと退き、アレイシ・ビダルが登場。2人目の交代はマスチェラーノからラキティッチ。最後の交代はネイマールがお役御免でアルダに出番。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Denis (16)  
Messi (55pk)  
  Juanmi (62)
Suárez (63)  
  Willian José (73)
Arda (80)  
Denis (82)  
Reporte

カンプノウにて行われた国王杯1/4 final ブエルタは、後半の決定機を次々に活用したFCバルセロナがレアル・ソシエダに5-2で快勝。合計得点6-2で準決勝進出を決めた。バルサがコパで4強入りするのは、この11年で10回目らしい。パス数やポゼッションではエウセビオチームに引けを取ったものの、この夜のバルサは枠内シュート6本で5得点と効率性は上々。一瞬の隙をついて2得点を奪ったラ・レアルを終盤の連続ゴールで突き放した。決定的な仕事をしたのはPKを決めただけでなく、残る4得点にも全て関与したレオ・メッシ。彼のドリブルとスペースへのパスは冴え渡っている。

流れるようなデニスの先制弾

地元アノエタでのイダを0-1で落としていたレアル・ソシエダは、予想されたとおりのハイプレッシングでバルセロナに迫ってきた。ルーチョチームは序盤は忍耐強くチャンスの到来を待ち、状況をコントロールすることに重点を置いていた様子。バルサのクラックたちが好調であれば、1つの好機でスコアを動かすことが出来る。

それを再び証明したのは16分、この前半唯一のゴールチャンスでのことだ。ラ・レアル陣内でウンティティがファール気味にボールを奪い、ネイマールが前進を開始。中央でパスを受けたレオ・メッシが右へと展開し、ルイス・スアレスがワンタッチでライン裏へと送り込んだボールをデニスが左ポスト際へ突き刺す、流れるような崩しでの先制点だった。

バルサとしては、精神的に勢いを得る得点。しかし1-0による試合の変化は特になかった。どちらのチームもパスを上手につなげず、ゴールチャンスもシュートもなく進んでいく時計。デニスのゴールシーン以外にはこれといった見せ場はなく、試合はハーフタイムを迎えた。

後半は一転、ゴールの応酬

後半に入るとゲームは一転してパンチの応酬となる。54分のメッシのPKへと至るプレーは、ピンチの後にチャンスあり、の見本のようだった。

まず最初に、バルサ陣内でボールを奪取したラ・レアルがショートカウンターで決定機を作る。しかしウイリアン・ホセのシュートをシレセンがパラドンで阻止すると、バスクチームが頭を抱えている間にバルサが反撃を開始。ウンティティが送り出したボールをスアレスがポストとなってつなぎ、スピードあるドリブルでエリアに切れ込んだネイマールイニゴ・マルティネスが堪らず倒してPKとなっている。最近のネイは本当によくPKを生む。今回はレオがキッカーを担当し、スコアは2-0となった。

前半の見せ場のなさとは対照的に、後半はさらに殴りあいが続いていく。62分からの1-2分もドタバタしていた。まずパンチを浴びせたのはラ・レアルだ。きっかけになったのはウンティティからのパスをアンドレ・ゴメスがスルーしてしまったこと。このエラーを彼らは見逃さず、セントラルの間にするりと入ったファンミが飛び出しに迷ったシレセンの頭上をふわりと越す技ありシュートで破って2-1としている。

それに対してバルサは1分後、メッシの才能から再びリードを広げる。イジャラメンディからボールを奪ったメッシが体勢を崩しながらもスアレスへのラストパスを供給すると、キラーはイニゴの当たりを物ともせず、冷静にGKルジの脇を抜く右足甲のシュートでゴールを陥れて3-1。間髪入れぬリアクションによって、エウセビオチームの勝機はなくなったと思えた。

諦めぬラ・レアル、突き放すバルサ

しかしレアル・ソシエダはまだ闘志を失わず、再び点差を縮めるのだから大したものだ。ラ・レアルの2点目は、彼らのポゼッションから生まれた。バルサの寄せをかわしながら10数本のパスをつなぎ、最後はエルストンドの右からのクロスにウイリアン・ホセが頭で合わせて3-2。一度離れると見せかけてピケウンティティの間にすっと割り込む、仕上げの動きは秀逸ではあった。

このバスクチームの得点に対し、バルセロナは再び追加点(しかも倍返し)で応じた。80分、レオのパスでフリーとなったアレイシ・ビダルのセンタリングを逆ポスト前に詰めたアルダ・トゥランが押し込むと、82分にはメッシのドリブル&パスで守備網を崩し、最後はデニスがGKルジを抜いてマニータ完成。毎試合これだけチャンスメイクをしてしまうメッシはやはり、世界最高選手の名に相応しい。

セントラルの間を突かれて2失点したのは気になるところではあるが、メッシを中心とした攻撃陣が好調なので、攻め合いとなれば負けそうな気はしない。シーズン初の公式戦5連勝で、勢いがついてきたバルサ。コパ敗退で失速したマドリーを、リーガでもさらに追撃だ。