Liga Española
jornada 24

不満足な内容ながら、気持ちで負けず。
優勝戦線に生き残った。

Atlético Madrid FCBarcelona
1 2
26 de Febrero - Dom 16:15 h
Vicente Calderon
: 52,000
Goles
  Rafinha (64)
Godín (70)  
  Messi (86)
Titular
Oblak 【8】Ter Stegen
Vrsajlko 【7】Piqué
Savic 【7】Umtiti
Godín 【6】Mathieu
Filipe Luis 【5】Sergi Roberto
Carrasco 【4】Busquets
Saúl 【5】Rafinha
Gabi 【5】Iniesta (c)
Koke 【8】Messi
Gameiro 【7】Suárez
Griezmann 【7】Neymar
Cambios
Carrasco→ Fernando Torres (68) Iniesta→【6】Rakitic (71)
  Mathieu→【5】Digne (77)
  Sergi Robeto→【5】André Gomes (85)
Entrenadores
Diego Simeone 【5】 Luis Enrique
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Saúl (56) Busquets (54)
Savic (66) Messi (82)
Gabi (73)  
Correa (74)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 4 4 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 5 12 (4) Tiros a puerta 12 (6) 8 4
2 2 4 Ocasiones de Gol 6 3 3
5 1 6 Corners 5 3 2
1 2 3 Fueras de juegos 0 0 0
12 17 29 Faltas 14 7 7
208 198 406 pases 600 306 294
38%   33% Posesion del Balon 67%   62%
Formacion

アルダ、マスチェラーノ、アレイシが負傷欠場。マシップが監督判断で招集外。シレセン、ラキティッチ、デニス、アルカセル、アルバ、ディニェ、アンドレ・ゴメスがベンチスタート。

鉄板イレブンが予想されていたが、ボール保持時は3バックにするサプライズ。そのため左ラテラルはジョルディ・アルバではなくマティエウが入り、セルジ・ロベルトが中盤に上がった(守備の際は右を埋る)。ラフィーニャはカリレーロで、メッシはメディアプンタ的に。この試みはあまり機能せず。

最初の交代はイニエスタに代えてラキティッチで、ラフィーニャはインテリオールに配置換え。2人目は負傷したマティエウから、2節前にセントラルで試されたディニェ。最後はセルジ・ロベルトを休ませアンドレ・ゴメスが同じポジションへ。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Rafinha (64)
Godín (70)  
  Messi (86)
Reporte

ここで勝点を落とせばタイトル争いは絶望的になり、PSG戦での大逆転も望めないアトレティコ・マドリー戦で、FCバルセロナが1-2の勝利。フットボルの内容は決して楽観できるものではなかったが、チームとして90分間を戦い抜き、ラフィーニャメッシのゴールによって得たリードを守り抜くことで価値ある勝点3を持ち帰った。終盤までもつれた熱戦に決着を付けたのは、頼れる大エースのメッシ。前半はアトレティコに押し込まれる時間が続いたが、テル・ステーゲンのセーブが再三チームを救った。

アトレティコ攻勢

リーガの優勝争いで生き残るためには、是が非でも勝利が求められたこのカルデロン遠征。PSG戦、レガネス戦の不出来を経てルイス・エンリケが選んだ策は、予想された鉄板イレブン(ラキティッチ起用)ではなく、最終ラインをピケウンティティマティエウの3人で組み、右サイドをセルジ・ロベルトラフィーニャで担当させる3-4-3だった。中盤の人数を増やし、アトレティコのプレスに対抗する案。だがこのサプライズはお世辞にも機能したとはいえない。

その要因の1つとして、右サイドのラフィーニャが上手くプレーに絡めていなかったことがある。ボール保持時には中盤、守備時にはラテラルになるセルジ・ロベルトラファの関係性が未習熟で、アトレティコのプレッシングに対応できず。シメオネチームはこの急造エリアを突き、チャンスを広げていった。中盤が機能しないことで前線は孤立。MSNにボールが届かなければ、このチームはどうにもならない。

20分頃までは、プレーの大半はバルサのエリア周辺で繰り広げられる一方的な展開だった。ウンティティが辛うじてブロックしたグリースマンのシュート(16分)、テル・ステーゲンが弾いたグリースマンの強烈ミドルシュート(25分)など、いつネットを揺らされてもおかしくない場面が続いた。

バルサにも得点の匂い

一方的にアトレティコにやられていたルーチョチームだが、どうにかこうにか無失点で30分頃までたどり着くと、イニエスタからトリデンテへとボールをつなぐことで得点機を作り出せるようにはなってきた。29分には最終的にGKオブラクへのファールがあったとしてスアレスの得点は認められなかったが、カウンターの起点となったのはドンからメッシへの長いパス。33分にはイニエスタのスペースのパスからスアレスが1対1となったり(シュート失敗)と、全体としては今ひとつだったカピタンではあったが彼から良いボールが出れば、MSNがオブラクに迫る場面が出来ていた。

また前半終盤には、セットプレーからバルサにチャンスがあった。しかしここで輝きを放ったのはKGオブラクで、39分にはレオ・メッシのゴール右角を突いたフリーキックをジャンピングセーブ。43分のピケのヘッドはどんぴしゃだったが正面だったことでGKの壁を破るには至らなかった。これらの怪我からの復帰で実戦は2ヶ月ぶり(?)と感じさせないオブラクの好守と、最近恒例のテル・ステーゲンの活躍により、試合は0-0のままハーフタイムへと入っている。

ゴールの応酬

後半の立ち上がりも、バルセロナのフットボルが大きく改善されることもなく、休憩時間前とそう変わらない様子で試合は進んでいった。ビセンテ・カルデロンが盛り上がりを見せるのは、時計が1時間を回ってからだ。

まず先手をとったのはバルサだった。64分、ラフィーニャネイマールスアレスと続いた波状シュートから、最後はラフィーニャがボールをゴールへと押し込んでルーチョチームが先制に成功。こじ開けたとの表現がとてもよく合う、ラファらしい泥臭い得点だった。しかしクレが喜んだのも束の間、その6分後にはエリア横からのフリーキックでアトレティコが同点に追いつく。決めたのはゴディン。さすがのテル・ステーゲンも、目の前でコースの変わったボールには為す術はなかった。

ゴールの応酬があった後、試合は膠着状態に入る。ルイス・エンリケシメオネは選手交代によって状況を変えようと試みたが(イニエスタに代わってラキティッチ登場、ラフィーニャが左インテリオールへ)、これといった変化は起こせず。この時間帯はアトレティコのファールが目立ち(コレアとの接触でマティエウが左足首を負傷)、マテウ・ラオス主審のカードタイムといった感じだった。

D10S現る

ボールに落ち着きはなかったけれど、明らかな得点機もなかった試合に決着を付けたのは、やはりこの人、レオ・メッシだった。86分、ゴールから遠い距離のフリーキックで、弾かれたボールをラキティッチが頭でもう一度エリア内へ送り込むと、ウンティティスアレスとつないで最後はメッシが決めて1-2。レオの一度目のシュートはDFに当たったものの、こぼれ球への反応でオブラクに勝利して左足アウトサイドでボールを押し込むところが並ではない。

ということで最後までもつれた熱戦は、1-2でバルサの勝利に終わった。満足のいくフットボルはなく、またもテル・ステーゲンの好守とメッシの決定力によって助けられた試合だったが、なんであれ勝たなければならない勝負で勝てたのは大きい。マドリーとの直接対決まで勝点を拾っていければ、タイトルへの勝機はあるだろう。一歩ずつ前進あるのみだ。