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みんなの観戦記

 

ミニ・エスタディもおすすめ!
ゲーリーさん
2002年9月21日、リーガ第3節、エスパニョール戦

夏休みを利用して10日ほどバルセロナに滞在しました。初一人旅、初海外、初飛行機の初物尽くしでした。

試合のチケットは、試合開始の1、2時間前にカンプノウで買いました。バックスタンドの2階で56ユーロでした。ただ、1階だろうが3階だろうが値段は同じ56ユーロです。

チケットは「La Caixa」(注:バルセロナの街に山ほどある銀行)のATMでも買えるみたいですが、カンプノウに行って買うことをお薦めします。なぜならカンプノウでは「メインスタンド1階のできるだけ中央寄りの席にして」とか「このチケット(前売りで買った)の席にできるだけ近い席にして」等の要望を聞いてもらえるからです。もちろん語学ができる必要がありますが(笑)。僕はGranaさん(チキートの)やその他大勢の人と一緒に行ったので、Granaさんに「できるだけ中央に」と言ってもらいました。感謝です。

カンプノウへは56番バスが良いと思います。しかも終点で降りるより終点一つ前で降りたほうがカンプノウに近いです。ただし、他の国や街はどうか知りませんが、バルセロナの市内循環バスは停留所に名前がついてないので、何回か乗らないと分からないとは思いますが。

自分の席が分からなければ、スタンドへの入り口にいる係員にチケットを見せれば案内してくれます。試合開始前やハーフタイムは隣の席の現地バルセロニスタと会話すると良いでしょう。僕は左隣の若者と話してました。「バンガールは良い監督か?」とか「ロナウドの独走60メートルゴールは凄かった」等、つたない英語で頑張ってコミュニケーションをとりました。右隣の5、60代の御婦人からはヒマワリの種を貰いました。けれど上手に中だけ食べられませんでした。

カンプノウでは2ユーロでノンアルコールのビールやコーラやファンタなどが買えます。同じサイズのビール(アルコール入り)が大阪ドームでは700円で売ってますから、2ユーロはまだ良心的な値段ではないでしょうか。

肝心の試合のほうは、クルイベルのダイビングヘッドで先制、ナバーロのセンタリングをエンリケがヘッドで追加点を取り、2-0で勝ちました。後半最初からリケルメも見れましたし、ウェーブや「オーレ」も言えたし満足してカンプノウを後に出来ました。隣の兄ちゃんとは「See You!」と、握手して帰りました。第2次バンガール政権のカンプノウでの勝ち試合を見れたのはかなり幸運だったのではないでしょうか。

それから、この試合の8日後に今度はミニエスタディオでバルサBの試合を見ました。トップチームの試合と同じ日に試合があるときは、トップチームのチケットでミニエスタディオに入れます別の日に試合がある時も、たった4ユーロほどで試合が見れます(ソシオは無料)。ミニエスタディオもピッチと客席が近くてとても良かったです。相手チームを応援する家族連れも来てました。

試合は、後半にエリア内で相手選手の反則でレッド&PKをゲットするもこれをGKにセーブされ、しかもこの5分後にCKから相手に先制されてしまいました。そのまま試合は進み、ロスタイムに入り、もうダメかというところで後半途中出場の選手が左サイドで粘ってあげたセンタリングを誰か(名前忘れた)が決めて何とか同点追いつきました。この瞬間、前の手すりをバンバン叩きまくってしまいました(^^)。この試合で印象に残った選手は、イニエスタ(この時はまだ1部デビューしてなかった)とトラショーラスです。イニエスタの鋭いパスと攻め上がり、トラショーラスの自分勝手ではない奔放なプレーはとても印象的でした。ナノには、もう一皮むけて欲しいと感じました。

カンプノウ観戦だけでなく、このミニエスタディオでの観戦も特にお薦めします。将来のバルサを背負う選手の若かりし時が見られる絶好の機会ですから。