おかえりなさい、リーガさん

まさかの自力優勝復活の巻。

嘆いたり喜んだり、今季のリーガはまったくもって忙しい展開であります。勝利目前でヘタフェに同点弾を叩き込まれ、世界中のクレが“アディオス、リーガ”の涙飯を頂戴してからわずか4日。あれからリーガ戦線を巡る状況はまたも劇的に変化し、あの時笑っていた人々が今度は“アディオス、リーガ。アディオス、トリプレッテ”と失意の朝を迎えているのだから分からないものです。その扉を開けてくれたレバンテ、バレンシア、そしてバジャドリーの勇者たちに感謝。失われたはずのタイトルは今、バルサ自身の手の中にあります。これは是非、全力でリーガを獲りに行きましょうぞ。

バルサの優勝条件は2戦2勝

■首位アトレチコ・マドリー、88ポイント。2位バルセロナ、85ポイント。3位レアル・マドリー、84ポイント。
■残り試合は各チーム2つずつ。
■マドリーの獲得可能ポイントは最大90のため、もし第37節でアトレチコが勝利を収めれば、その時点で白マドリーの優勝は消滅。シメオネチームは2連続引き分けでも優勝できる。
■バルサとアトレチコが揃って第37節で勝点3を得れば、最終節の直接対決が優勝決定戦に。
■バルサは最終節でアトレチコに勝てば優勝、それ以外なら3位の展開もある。

おおまかにまとめるとそういう状況ですが、タタチームがリーガタイトルを得る条件はただ1つ、“残り2試合の両方に勝利”ですから、計算不要で勝つだけであります。数字的にも、精神的にも有利なのはシメオネチームではありますが、選手たちも大好物であろうヒリヒリした状況で最終節を迎えるためには、次のエルチェ戦が極めて重要。ここでずっこけてしまっては、なんでやねんの総ツッコミです。

求められるモチベーションの再点火

ライカールト最終年以来の無冠となって、失敗の一年としてクラブ史に刻まれることが決まったかに思えていたシーズンが、リーガ優勝+コパ準優勝でまずまずの一年となり得るチャンスの到来。一度リーガを投げ捨てたバルサですので、順当な王者と胸を張っては言いがたいとしても、タイトルの機会が戻ってきたのならば、勝ちに行くしかないでしょう。

気になるのはヘタフェ戦終了後に、こぞって敗北宣言をしていた選手たちのメンタルです。一度はタイトルを断念し、ムンディアルモードとなっていたかもしれない頭のチップを、再びリーガ戦線へと戻さなければならない。メディアが次期監督のウワサに花を咲かせている状況で、チームはモチベーションを上げなおさなければなりません。タタさんの威厳が効くかどうか。あるいは選手たちが自ら立ち上がるかどうか。今季5度対戦し、4分1敗の相手を跪かせる気合と燃えるプレーを注入するのは簡単ではなさそうですが、奇跡のフィーバーを期待します。

送別会風味の団結アサード

7日(水)のトレーニング終了後、FCバルセロナのトップチームはシウター・エスポルティーバ内の新ラ・マシアの庭(芝生広場)にて、アサードを催しました。昨年12月上旬にも行った、アルゼンチン式のバーベキューパーティです。この時点ではヌエボ・ソリージャでマドリーがこけると分かっていませんでしたし、引き分けキングのバジャドリー(7勝15分14敗)がその本領を発揮することへの期待は薄かったでしょうから、団結のための食事会としつつも、タタさんグループによるサヨナラ昼食会の意味合いも強かったんじゃないでしょうか。憶測ですが。(追記。このアサードの主催者はパウロロッソ、あるいはタタさんです)

初夏の爽やかな気候の下、芝生にしつらえられたパラソル付きテーブル席で、タタチームの面々は食事会を楽しみました。リーガの残り2試合に絶対勝って云々!というような熱いスピーチも乾杯も特になく、甘酸っぱいムードで会食は進んでいったようで。マルティーノ、パウタッソ、パウロロッソの3人さんは(おそらく自ら)別テーブルだったみたいですし、彼らの背景を想像すると切ない光景に思えてしまいます。

しかしながら、このアサードの数時間後のホセ・ソリージャでの出来事によって、リーガはもう一度バルセロナの元へと戻ってきました。これに燃えるのがプロフェッショナルですし、選手たちだってきっと、このところのタタさんの扱われ方の悪さは、彼の真摯な振る舞いに対して不公平だと思っていることでしょう。敬意に値するミスターがあと2試合でチームを去るのであれば、彼の履歴書にリーガタイトルを加えられるよう最大限に戦うしかない。タタさん以外にも、ティトやプジョルやバルデスや、リーガを捧げたい人たちには事欠きません。汗の最後の一滴まで出し尽くした、そんな達成感を目指して!是非!

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