サントス、バルサのオファーに「NO」

2つめのオファーでも納得は得られず。

ネイマール移籍を巡っての、サントスFCとFCバルセロナの交渉が続いています。22日に行われた話し合いで至った結論は、サントスによるオファーの拒否。バルサは当初のオファーを2,300万ユーロ(2,000とも言われる)へと増額したのですが、サントスの役員会はそれでもまだ不十分だとの見解を示したのです。サクッと決まってほしかっただけに残念ではありますが、初期のオファーが断られるのは移籍交渉では定番の展開。相手さんに納得してもらえるよう、次の提案を粛々と行っていくだけです。焦点は金銭面ですから、話はシンプルだともいえます。

相手側の希望はオファーの増額

バルサ代表として1週間前よりサンパウロへと赴いているラウール・サンジェイ・フットボルディレクター(FD)は昨日、2,300万ユーロのオファー(SPORT紙)を持参しサントスとの交渉に臨んだそうです。数週間前、サントス副会長オディリオ・ロドリゲスさんとバルサのロセイ会長がマドリーで話し合いをした際のオファーが1,700万ユーロだったといいますから、まずまずの増額オファーといえます。

22日の交渉はサントス会長ルイス・アルバロ・リベイロ氏の体調上の理由から、自宅で行われました。話し合いは朝8時半に始まり、13時で終了しています。結論は前述したとおりにNOだったわけですが、交渉終了後にオディリオ・ロドリゲスさんがメディアに語ったところによると、ダメだった理由は「バルセロナからのオファーは私たちを満足させるものではなかった」、からです。

ネイマールの所有権はなかなかに複雑です。所属クラブのサントスが55%を有し、投資企業のDIS社が40%を、同じくTIESA社が5%を持っている。交渉成立のためにはバルサとネイマールを含めた5者の利害が一致しなければならず、妥協点を見つけるのに時間がかかっても不思議はありません。サントスとDIS、TIESAのリクエストは単純にオファーの増額。彼らの希望は4,000万ユーロらしいですが、バルサとしてはそこまで上げるつもりはありません。交渉が複雑化しないよう、バルサはサントスとのみ直接話をしています。

焦って動くと不利益につながる危険

大金の動く交渉ですから、双方が戦略を練り、可能なかぎり好条件で話をまとめようとしています。バルセロナ側にとって有利なのはネイマールの希望がカンプノウ一択である点と、サントスがすでにスター売却を受け入れている点です。一方でサントスは、早く交渉を終わらせたいというバルサの気持ちを利用したいところでしょう。このままコンフェデ杯までに合意に至らず、ネイマールが大会で大活躍すれば、彼の価格がアップする可能性は高い。かといって焦って話をまとめようとして、オファーを上げ過ぎては同じですから、難しいところです。

前例としては、セスクのケースが参考になりましょう。彼もネイマール同様にバルサの一択でしたし、紆余曲折の末ながら、選手の協力もあってムチャすぎない額で合意に至りました。選手移籍交渉では、急いでは結局ろくなことはない。確実に足元を見られてしまいます。じっくりとバルサにとって納得の条件を引き出せばいいんじゃないでしょうか。てか、今回のオペレーションではネイマール側が3,000万ユーロを得るって話になってますが、ここに”マスチェ&セスク方式”(選手の受け取る報酬額を移籍金に回す)を導入しちゃマズイんですかね?一番疑問に思うポイントです。

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