ロウラ「この選手たちは特別」

熱い声援を送った観客席と、激しくプレーした選手たちを称えた第二監督。

ミランを4-0で下し、興奮冷めやらないプレスルームへと現れたジョルディ・ロウラ。第二監督がまず口にしたのは、いつにない熱さを見せた約9万5千人のファンへの感謝の気持ちでした。「全ての観客に感謝をしたい。勝ち抜けを果たす上で、彼らの存在は決定的だった。実にファンタスティックだったよ」。ロウラによれば、ティトは近々バルセロナへと戻ってくるそうです。多くの批判にさらされながら、無事果たした大役。心なしか彼の表情も、肩の荷を降ろしたようなふうに見えます。

ミランに完全勝利した試合後、ニューヨークのティト・ビラノバへと連絡を取ったジョルディ・ロウラ。その時のボスの様子を、参謀はこう説明しています。「ティトは喜んでるよ。チャンピオンズで生き残ることが出来たし、彼の回復も順調だからね。あと数日もすれば、彼はバルセロナへと戻ってくる。1/4ファイナル以降は私たちと共にいられるだろう

途方もない批判に対し、選手たちは答えを出した

この数週間、バルサには厳しい意見が寄せられました。「ここしばらくの間、選手たちは途方もない数の批判を受けていた。その中で彼らは、自分たちが特別であることを証明したんだ。私たちはここで敗退となっていたかもしれない。けれども彼らのプレーへの姿勢や激しさ、コミットメントを見ると、とても誇らしい気持ちにさせられるんだ。彼らの姿勢は、称賛に値するよ。彼らと仕事が出来ることを私はとても嬉しく思う」

自身の仕事への批判に関しては。「バルセロナでは全員に良くやっていると思われるのは不可能だからね。ファンの大半は私たちに味方してくれていたよ」

明確なるプラン

デポルティーボ戦後の会見で、ジョルディ・ロウラは”試合への明確な考えがある”と語っていました。「どのようにプレーする必要があるか、ハッキリと分かっていた。それで私たちはピッチを出来るかぎり広く使うようにし、相手のセントラルたちが私たちの偽9番やインテリオールに圧力を掛け難くするよう、デランテロ・セントロを中央に置くように試みたよ。同時にプレッシングも多く仕掛け、幸運なことにそれは上手くいったんだ」

そのために非常に重要な役割を果たしたのがグアッヘとマスチェでした。「ビジャはとても良い選手だ。彼には得点力があり、チャンスさえ手にすればそれを活かせることは分かっていた。マスチェラーノのボール運びも素晴らしかった。おかげでサイドへとスムーズにボールを展開できたよ」

そして。「早い時間帯に得点し、運の要素を減らすことが重要だった。ミランにはポスト直撃弾があったけれど、私たちにもイニエスタの(バーを叩いた)シュートがあったし、ペドロへのタックルは明らかなペナルティだったんだ」

ハーフタイムでの指示もまた、試合のポイントだったとロウラは言います。「2ゴールを決めるという、望んでいた結果を手に私たちはハーフタイムを迎えていた。そこで私は選手たちに、落ち着くように言ったんだ。エラーを犯さないことが重要だったからね。正直、3-0となってからは難しかった。一つのプレーで厄介なことになりかねなかった。私たちは時間をコントロールし、4-0としたことで全てが終わった」

本命の一角として1/4ファイナル進出

世間は現金なものですから、このミランへの逆転劇によって、バルサは再び優勝候補の本命へと祭り上げられています。しかしロウラはそれには首を傾げました。「これからは私たちが本命視されるだろう。けれども以前の私たちが酷かったわけではないし、今の私たちが本命になるわけでもないんだ。抽選はなるようになるさ。どこのチームも、非常に厳しい相手だ。もしマドリーと当たるのであれば、マドリーとプレーする。可能なかぎり激しくプレーできるように準備をし、戦っていくよ」

この勝利は、チームの士気をブーストさせることでしょう。「そうだね、精神面で重要な勝利、チームを強くする勝利だ。私たちは喜び、満足している。けれども自分たちのために、私たちはこれからも働き続けていく。リーガはものすごく重要なタイトルだし、日曜日にはラージョとの重要な一戦が控えているからね」

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選手たちのコメント

ダビド・ビジャ

「僕らは最初から集中していけた。序盤に先制できたことでかなり楽になったけど、僕らは1分からそれを狙っていたんだ」

「ミラノでのイダが終わったすぐ後から、僕らはひっくり返せると信じていたんだ。そして努力によってチームはそれを成し遂げた」

「ファンはどんな時も決してチームを批判せず、僕らを信じてくれた。だからとても嬉しいんだ。彼らがいたから、僕らはこんな試合ができた。これは彼らのための勝利だよ」

「こういう素晴らしい日があると、過去の悪かったことはすべて忘れるね」

「今日のこの日を楽しまなければならない。1/4ファイナルはどこと当たっても難しい。だからどこでも同じだよ」

ハビエル・マスチェラーノ

「僕らは元の姿(オリジン)へと戻っていたね。元の姿へと戻るために、別のビンタがもう必要でないことを期待してる」

「いつものようにプレッシャーをかけ、相手陣内でボールを取り戻していた。僕らはいつも、セカンドアクションで勝っていたんだ。フットボルは感染するもの。一人が動けば、周りも動く」

(自らのエラーによってニアンにゴールを奪われかけた)「決まらなくてよかったよ。あのプレーがあったから、僕は悲しんで家に帰る。あれはシーズンを変えかねない僕のエラーだ。ああいったプレーは許されないし、このチームでプレーしている時は尚更だよ。バルサの選手であるためには、ああいうエラーを犯してはいけないんだ」

(終盤にプジョルと途中交代)「ふくらはぎに違和感があったから、試合の重要性をふまえて、交代をお願いしたんだ」

アンドレス・イニエスタ

「結果以上に、僕の心に残ってるのは感覚たちだ。僕らのアイデンティティを示す、プレッシングやボール回しのね。このチームがアイデンティティを発揮すれば、打ち破るのはかなり難しいんだ」

「僕らは完璧な試合をしたね。今回の経験が、将来役立ってくれると期待してる」

「バルサがフットボルを失っていたとは思わない。ただ単に、物事が望むように行ってなかっただけだよ」

「この試合には僕らのla vida (生活、命、人生)が懸かっていた。早い時間の先制点が必要だった」

「僕はいつも自分のチームを信じている」

ジェラール・ピケ

「早い時間にゴールが決まって幸運だったし、それでだいぶ楽になったよ。序盤から僕らがミランを上回っていた」

「最高の試合をしたね。完璧な展開だったし、雰囲気も素晴らしかった」

「これからはこういった逆転劇を期待してはいけないんだ。いつも上手くいくとは限らないからね」

「僕らが負け始めることを期待している人たちは多いけれど、僕らは1/4ファイナルへと勝ち進むのに相応しいチームだ」

チャビ・エルナンデス

「バルサにとってずいぶん久しぶりの、歴史的逆転劇だね。僕らにはそのための力があったし、ファンは10点満点だったよ。こんなカンプノウはもう何年も見たことがなかった」

「前線でまた上手くプレスできるようになっていた。並外れた試合をしたよ」

ジョルディ・アルバ

「最後は苦しかったけれど、最終的には気持ちいい勝利だった」

「チームは激しさとプレーを取り戻していたし、完璧な試合をしたね。それがここ数試合での僕らに不足していたことだったんだ」

「僕らは今回のラウンドを教訓として、前を向いていかなければいけない」

【FCバルセロナ 4-0 ACミランのマッチレポートはこちら】

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