ネイマールはもう倒れない

欧州で成功するために、筋肉を鍛えてきたブラジルのエース。

ここまでのリーグ戦8試合を7勝1分で乗り切り、マドリーを4ポイント上回っての首位でベルナベウクラシコへと挑むルーチョバルサ。チームは未完成ながらも得点22、失点0と攻守両面において数字は上々でして、なかでも好ましいのが、レオ・メッシの相棒であるネイマールに結果が出ている点です。ネイくんは現在、9得点(リーガ8、チャンピオンズ1)にてチーム得点王。バルサ初年の昨季を大きく上回る成績を残せているのは、数ヶ月間かけてフィジカルを強化してきたことが実を結んでいるからのようです。

スピードを落とさず、パワーを付ける

10月20日付のSPORT紙は、早くもこの時点で昨シーズンのリーガでの得点(9)まであと1ゴールへと迫っているネイマールの変化の秘密を明かしています。それによると、今季ネイが明らかにパワーアップしている理由は、筋肉量の増加にあるんだそうです。どうやら彼は数ヶ月前から精力的に筋肉を鍛えていて、昨季に比べて体重が4kg増えているらしく。しかし筋肉が付いたことで長所であるスピードが落ちてしまっては意味がありませんから、速さを失うことなく筋肉を増やすトレーニングを行い、それが功を奏しているのです。

ではその相反するスピードとパワーの両立をどうやって達成したのか。まず行ったのはウエイトトレーニングの質と量を上げたことでした。具体的には、ジムに顔を出す回数を増やし、重たいウエイトを集中して上げていった云々。1回の運動における回数は減らしつつ、負荷は増やして短時間集中で鍛えた結果、ネイの脚と胸の筋肉は強化されました。どうやらこれ、効果的に筋肉を鍛える基本技のようで。体幹が強くなったことで得られるのは、当たり負けしない力。次の試合では、相手デフェンサとの競り合いで持ち堪えているネイマールの姿を観察してみたいです。

栄養面にも細心の気配り

ネイマールはまた、食事の面でも身体改造を行ったようです。食事を変えたことで身体が強くなったといえばグアルディオラ時代のレオ・メッシが思い出されますが、ネイも敬愛するメッシのごとく栄養管理を徹底することで、筋肉の強化につなげていったと。こちらでは短期的な成果を求めるのは禁物で、手早く体重を増やしてしまっては逆効果。数ヶ月かけてじわじわと4kg増やしたということは、ネイマール自身が完全に納得した上でトレーニングと栄養面での努力を行い続けてきた成果なんだそうです。

レオ・メッシのすごさの秘密のひとつは、彼をなんとか止めようとする相手選手に押され、圧力をかけられようとも、簡単には崩れることなく突っ走っていける力強さにあります。ネイマールはそのレオの姿を間近で見て、自分も負けない強さを手に入れようとせっせと体幹を鍛えている。最強の手本が隣にいるのですから、大いに刺激となりましょう。クリスティアノ然り、バロンデオロに輝くような選手になるためには、フィジカルの強さは欠かせない。バルサ入団時のようにあっさり倒されては、欧州での成功は望めません。

中長期的なるネイマールの身体改造は成功へと向かっています。狙いどおり、筋肉が付いたことによるスピードの低下も発生せず爆発力を維持。先日のシンガポールでは、気持ち良い速さで日本の守備網をぶち破ってくれました。バルサへの適応やメッシとの相互理解も進んだことで、チームでの重要性も目に見えてアップしてます。シーズン終了時には11番がどれだけの成果を残しているのか、とても楽しみであります。

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