新年黒星スタート

イメージの悪いアノエタでの敗北にざわざわ。

FCバルセロナの2015年の幕開けは、残念至極なる黒星スタートとなりました。数時間前のメスタージャにて首位マドリーに土がつき、勝点差を縮め る好機到来と意気込んで臨んだはずのこの試合で、全く良いところなく敗北。彼らとの勝点差が広がらず、新年いきなり終戦モードとならなかったのは幸いといえば幸いですが、“リーガはある!”と高らかに世に示せなかったのは勿体ないことこの上なしです。逆に示されたのは現バルサ(監督)の引き出しの少なさで、モチベーションは十分だったであろうこの試合に躍動感がさっぱり見られなかったのが、どうしたの?と思ってしまいます。

疑問符の付くサプライズ采配

レオ・メッシ、ネイマール、ダニ・アルベスの3人をベンチスタートにしたルイス・エンリケの決断は、結果さえ出ていれば、勇気ある英断だったと称えられていたところでしょう。彼ら3人は2日前の金曜日にチームに合流したところで、トレーニングが十分ではなかった。 それによって怪我のリスクは高まりますゆえ、危険回避のために温存したのは理屈では分かりますし、ルイス・エンリケはこれまでにも大事をとった采配をよく行ってきました。多くのケースでは、きっと賛同される決断でしょう。

ただし今回はバレンシアからレジェス・マゴスのプレゼント(白組敗北)が届いていただけに、試合会場が2011/12シーズンから勝ち星に見放されているアノエタだっただけに、勝負を賭けてほしかったとの思いが強いです。結局は南米トリデンテに頼ることになった後半の出来からして、レオたちが最初からいても結果はそう変わらなかったかもしれないですが、必勝体制で暫定首位を取りにいくとスタメンでアピールしてほしかった。それに新年一発目がアノエタ訪問なのは分かっていたわけで、難しい試合だと思うならその対応も出来たのです。それにしてもカンプノウでは盛大に花火を上げるのに、敵地では一気に湿気てしまうこの得点力はなんでしょかね。

出足が悪かったと認める選手たち

試合終了後、TV3のマイクに向かってセルヒオ・ブスケツはこうゲームを振り返っています。「チームは出足が良くなかった。僕らはフィジカルが強力なチームではないし、背の高い選手もいない。彼らは2回目のコーナーで幸運に恵まれ、僕らはオウンゴールをしてしまった。僕らは序盤に運がなく、そうなると事は余計に難しくなるよ。姿勢やコミットメントの問題じゃなかった。時々こういう試合もあるんだ」

開始早々にオウンゴールからリードを許すとなると、相手チームはここぞとばかりに守りを固めてきますので、事態が複雑化することは分かります。ジョルディ・アルバのクリアボールが美しきヘディング弾となって自分たちのゴールネットに刺さったのも不運でした。アノエタでは2013年にマスチェラーノが、2014年にはソングがオウンゴールを していて(MD)、まさに呪われている感もあるのですが、、、開始2分のうちに2つもコーナーキックを与えてしまったことがこの失点につながっているわけで。守備は不安定、攻撃に工夫はない、中盤もパッとしないなどなど、チーム(監督)への信頼感にダメージを与えるには十分なダメ試合でした。

そしてカピタンチャビの試合後コメントはこちらです。「ボールがゴールに入りたがらなかったね。僕らはチャンスを手にしていたけれど、それらを逃した。僕らは出足で躓いて、オウンゴールで苦しい状況となった。負けはしたけれど、僕らは良い試合をしたよ。僕らにこの結果は相応しくはない」、「マドリーが負けてたので、僕らは暫定ながらも首位に立てるチャンスを逃した。悪い1年のスタートとなったけれど、僕らのプレーは良い流れにある。続けていかなければならない」、「結果を先発イレブンのせいにする必要はない

チームのプレーを擁護しながらも、出足が悪かったことは認めているブスケツとチャビ。気になるのはそこ、“ついにマドリーが負けたぞ!反撃開始の狼煙を上げよう!”というこの試合で何故あんな感じだったのかってとこです。ガッツ注入こそルーチョの売りでは。アトレティコ、マドリーに続いてバルサも食ってやろうぜ、というモイーズチームの気合とは対照的でした。

試合への臨み方が拙かった

このサン・セバスチャン遠征の失敗に関してはチーム内でも分析されていくのでしょうが、やはり今回のチーム運営においては、メッシとネイマール、それにダニ・アルベスの冬休みを3日間延長し、トレーニング不足でこのラ・レアル戦を迎えたのは失敗だったよ うに思います。出ずっぱりだったメッシはともかく、12月はたくさん欠場していたネイやダニまで休暇延長は??前日会見での「エラーの余地(余裕)はある」コメントも疑問で、ライバルたちがいずれ勝点を落とすだろうからとの見解は同意できるにせよ、こういう結果となってしまってはやはりマズかったと考える次第です。

同じような采配例として、メディアに挙がっているのは11月最初のアルメリア戦です。フエゴス・メディテラネオ スでのこの試合でルーチョはルイス・スアレスとネイマールをベンチに置いて、ペドロとムニールを先発起用。インテリオールがダブルR(ラキティッチ&ラフィーニャ)だった違いはありますが、前半がさっぱりの出来栄えで後半はスアレスとネイマールを投入し、スアレスの2アシストでどうにか逆転勝利した試合でした。アルメリアには明確なプランがあり、バルサは迷走感、というのも共通してます。

ということで後半盛り返し型のルイス・エンリケを信頼し、がっちりサポートして行きたいのだけれど、躓き方を見てはざわざわしてしまうバルセロニス タです。大事な2014年夏の補強で上手くやれず(TASへの訴えも退けられた)、選手たちが繰り返し強調する“監督の明確なアイディア”がなかなか理解できなかったりと、不安感はたっぷりある状況。カンプノウでは強いルーチョチームゆえ、木曜のコパ(対エルチェ)と来週末のアトレティコ戦で良い感じにな ると期待しませう。。

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