ルイス・エンリケ「激しくアグレッシブに」

ファンにはスタジアムを訪れてのサポートを求める。

さてやってきました。アトレティコ・マドリーをカンプノウに迎えての、国王杯1/4ファイナル・イダであります。この試合と来週のカルデロンでのブエルタで、タイトルの可能性が1つ消えるかどうかが決まる非常に大事な一戦。対戦相手が10日前にリーガで快勝したシメオネチームとあって、すぐ後の別のコンペティションでの再戦で両監督がどのような手を打ってくるかも見所の一つとなっています。幸いバルサを取り巻いた一時期の騒動を鎮静化しており、メッシの好調さも手伝ってムードは良好。ルイス・エンリケの前日会見も試合の件が主な話題になる健全なものとなっています。

アトレティコへの賛辞と予想

コパ準決勝の切符を賭けて争うアトレティコ・マドリーに対して、ルイス・エンリケは賛辞を惜しんではいません。彼が強調したのは、シメオネ軍団の戦う姿勢。そしてそのアトレティコに勝つためには、こちらも激しさで負けないことが重要です。

(アトレティコのプレー)「私には魅力的で、とても完成されているように思えるね。彼らはトランジションやセットプレーといったポイントとなるアクションを支配している。どんな監督が見ても非常にステキなチームだし、彼らのコンセプトや姿勢を私は好きだ

(アトレティコの好きなところ)「あらゆるプレーにおける激しさだね。彼らはブロックとなって守る。彼らの攻撃への切り替えも好きだよ」

(試合の予想)「アトレティコは自分たちのスタイルに忠実に来るだろう。ハイプレッシャーを仕掛けてくるのか、中盤を固めてくるのかは知らないけれどね。彼らは守備面において強力で、攻撃面でもそれは言える。彼らがどう守ってくるのかを見ていくよ。それは私たちの攻撃次第でもあるだろう

(バルサはどうプレーする)「激しくアグレッシブにいかないとダメだ。相手に戦う姿勢で上回り、そして私たちのあらゆる引き出しを活用しなければならない。前回対戦より良くすべき点?全部だよ」

(前回対決の影響)「ピッチでの出来事に関しては、前に勝ったことは次の試合に影響をしないよ。けれども(昨季は)6試合勝ちのなかった相手に勝ったわけだから、気持ちの上では私たちにとてもプラスとなっている

(最近は4連勝と好調)「ファンが自信を得るのは良いことだけれど、チームに過信はないだろう。それによって私たちのプラスになることはとても少ないからね。(過去の対戦と)同じ困難が待ち受けているわけで、私たちには変わらぬ緊張感と団結が求められる。攻守の両方で非常に激しくいかなければならないんだ」

バルサに関して

(チャビの状態)「チャビは準備OKだよ。グループ練習をこなしているし、明日には医療部の許可が出ると思う。ジェレミー(マテュー)はトレーニングを行えてないので、出られる状態とならないだろう」

(スアレスの状態)「とても良いと思う。彼は攻守の両面でものすごくよく働いているよ。新入団選手にとって1年目は難しいものだし、ゴールは訪れると私は確信している。彼はゴレアドールなんだ。これまでのキャリアで彼は常にゴールを量産している」

(ローテーションをするか)「これまで監督として行ってきたことを私は続けている。その時々の状況によって、私は選手たちを選んでいる」

ファンへの呼びかけ

今回のアトレティコ戦もまた、平日の22時というスタジアム観戦には厳しい時間に行われます。1月の22時は地中海性気候とはいえ寒い。ファンにスタジアムに来てと求めるには、多少の申し訳なさもありそうです。

「私たちのファンをスタジアムへと誘いたい。私たちは彼らを必要としているからね。ファンと共にいることで、私たちはより強くなるんだ。これまでにいそうだったように、ファンが私たちと共にあることがカギになる。それに対戦相手も彼らのサポートを求めるに十分魅力的だしね」

(カルデロンでのブエルタは21時)「カルデロンの21時は、カンプノウの22時よりも寒いから」

スタジアム要素

今回の対決はまずイダがカンプノウで行われ、ブエルタがビセンテ・カルデロンなのも勝敗を左右する要素です。こちらが得点を決めるのと、アトレティコに得点をさせないこととどちらが重要か。監督の見解はこうです。

相手に得点されたくはないけれど、ゴールを決めて試合に勝利することが私たちの目標だ。その上で完封できるならベストだよ。2試合目も同じ。そこに思い違う余地はない。それは私たちのアドバンテージの1つであるし、私たちの考えはいつも同じだよ。ポゼッションは目的ではなく1つの手段だ。相手のエリアへと到達し、自陣から出来るだけ遠くで守るためにボールを保持するためのね。この2試合で私たちが目指していくのはそれだ」

(ブエルタはカサの方が好かった?)「コパではブエルタはフエラのほうが好いね。チャンピオンズでは、カサの方が好い。それは私にはどうしようもない事なので、適応し、チームにとってのベストを探すよ。どちらかに大きなアドバンテージがあるわけではないと思う。フエラでのゴールは倍の価値があることで、延長戦に入った場合はビジターに有利になるわけだしね」

個人的な状況

一時期の騒動を抜け出しても自らについてあれこれ訊ね続けられるのは、疑問を持たれたバルサ監督のしんどいところです。

(この1/4ファイナルに自分の進退が懸かっているとの感覚は?)「そのような感覚を私が抱いたことはないよ。それはあなたたちの抱く感覚だ。私たちはただ、ベストが求められるライバルとトーナメント戦を勝ち抜くためにプレーするだけ。フィーリングは良好だけれど、今がベストの瞬間だとは思わない。ベストはこれからやって来ると期待してるよ

(今の精神状態)「とても元気だよ。選手たちやチーム、ファンの様子を見ることで楽観的で元気になっている。会長が選挙実施を発表したことで状況は変わったし、目標を達成しようと私たちは意欲を燃やしている」

(チームリーダーはメッシか)「私は論争を大きくするためにこの場所にいるわけじゃない。私はそれらに関心はないんだ。人はそれぞれに言いたいことを言うし、私はすでに積極的に、あるいは消極的に態度を明らかにしている」

(メッシが得点した際にあまり祝ってないような?)「相応しいと思う時に祝うよ。シーズンを通して、私がゴールを祝うことはあまりないんだ。ベンチではいつも同じように振舞っているけれど、実際は喜んでるんだ。あとは各人がしたいように結論を出すさ」

(フィーゴが先日、自分の現役時代にはクリスティアノやメッシより良い選手がいたと述べた件)「私の時代にはいなかったよ。私はいつも、自分が目にした最高の選手は間違いなくレオ・メッシだと言っている。クリスティアノはトップ選手だけれど、メッシには及ばないと思う」