チャンピオンズ再開!:PSG戦

相手はバルサを熟知する策士エメリ率いるパリチーム。

約2ヶ月間の休止を終え、チャンピオンズ2016/17が今日から再開します。グループステージもそれはそれで楽しいですが、真の戦いはやはりこのノックアウトステージから。くじ運の悪い、もしくはUEFAさんに毎回盛り上げ役を期待されているのであろう我らのFCバルセロナは、お馴染みのウナイ・エメリ率いるパリ・サンジェルマンと1/8 final を戦います。正直、食傷気味のカードですが、恋人たちの日といわれる聖バレンティンの日に愛の国フランスの首都でプレーするのは、趣きはある。舞台となる王子たちの公園 パルケ・デ・ロス・プリンシペスでバルサのステキな王子様たちが、クレをめろめろにしてことに期待です。

(しかしながら、バルサの王子って誰かというと、ジェラール・ピケくらいしか思いつかないですが)

バルサは勝利を、PSGは無失点での勝利を

トーナメントの第1戦を敵地で戦うバルセロナの目的は、いつもと変わりはありません。目指すのはあくまでも勝利。勝つためには相手チームより多くゴールを奪うことが必要ですから、なんであれ得点をすることがバルサの目指すことです。

ルイス・エンリケはこのビッグマッチにいわゆる鉄板イレブンを起用すると考えられています。バルサの肝である中盤にセルヒオ・ブスケツアンドレス・イニエスタが戻ってくるのが実に大きい。右インテリオールは前日会見に選手代表として出席したアンドレ・ゴメスかもしれないですが、ここはイバン・ラキティッチじゃないでしょうか。アンドレは後半にドンイバンと交代で出ると予想します。

対するエメリPSGの目的も、地元での試合ですから勝利に違いないですが、勝ててもバルサに2点以上奪われてしまっては次がきついです。あちらはバルセロナ攻撃陣を零封しながら勝つことが重要となる。過去の対戦から考えれば、ウナイ・エメリはバルサとの真っ向勝負ではなく統制の取れた守備からのカウンターに活路を見出そうとするような気がしますが、ルーチョは前に出てくると読んでいます。対戦の決まった年末より、エメリのPSGは機能するようになっている(危険度が増している)ようです。

23試合で25得点とかいう驚異的な数字を出しているウルグアイ人デランテロのカバーニは言うまでもなく脅威ですが、セルジ・ロベルトが対峙することになるであろうドイツ代表のドラクスラーがかなり上手いらしいので気になるところです。ディマリアも厄介。一方、守備の要であるチアゴ・シルバが欠場になるそうです。

エメリチームのプレッシングを警戒

ルイス・エンリケはバルサ監督としての初年度2014/15シーズンに同じく1/8 final でパルク・デ・ロス・プリンシペスを訪れ、ネイマールルイス・スアレスの2得点によって1-3で先勝していますし、選手たちに厚い信頼を寄せています。しかしウナイ・エメリという監督は、たしかに対戦成績は21試合で1勝のみとバルサからすればカモといえる数字ですが、毎回バルサを苦しめてくる。今回はPSGという過去最高にポテンシャルのあるチームを得たことで、さらに困難をもたらしてくるでしょう。前日会見のルイス・エンリケは、次のようにパリチームを警戒しています。

思い切って私たちを締め付けてくるPSGを予想してるよ。ウナイはいつも、プレッシングによって私たちを苦しめようと試みてきたしね。私たちはボールを保持する方法を探し求めていく」「PSGが従順で大人しかったことなど一度としてなかったし、むしろその逆だ」「エメリほどバルサと対戦した監督はいないと思うし、彼は私たちを熟知している。それも危険なポイントだよ」

「ロングボールやショートパス、センタリング、サイドでの1対1など、彼らが備えている全ての長所を私は気にしているさ。私たちは高い守備レベルを要求されるだろう。おそらく今回のPSGは、ボールの向こうにそう多くの相手選手を置かないと思う。もしこちらのプレッシャーを潜り抜ければ、私たちにダメージを与えるための選手が多くいることになる」「攻撃時は4-3-3、守備時は4-1-4-1のPSGを予想している」

勝ちにいく。ブエルタは考えず

と、エメリと彼のチームを称えたルイス・エンリケは、自らのチームについてはパリでも野心的に攻めていくと宣言をしています。「こういったトーナメント戦での私たちのプランニングはいつも同じだ。ブエルタのことは考えない。ここで勝つことに勝る結果はないわけで、勝利を得るために私たちはここへ来たんだ」

アトレティコ戦でも同様の宣言をしていて後半は一方的にやられましたから、楽観的にはなれるかというと話は別ですが、今回は中盤の主力たちが戻ってくるのでこれまでよりも期待は出来ましょう。選手たちのコンディションも良好だと指揮官はいいます。

「チーム状態は良いよ。チャンピオンズはまた別の、誰もにとって特別なコンペティションだ。ここまでの道のりは非の打ち所がなかったので、相応しい形で1/4 final へと勝ち進むようトライしていくよ」

また、試合とは直接関係はないですが、動向が注目されているアレイシ・ビダルの穴埋めについては、「離脱者が出たなら、補強は認められる。獲得をするかどうか、分析をしていかなければならない。ひとつの可能性として検討しているところだよ。納得のいく選手を見つけられるかどうか、まあ見てみよう」とコメントしたミスターでした。