大逆転のために攻撃的に

イニエスタを入れた3-4-3でいく可能性が高そう。

パリでのイダを4-0で落としたことで、ルーチョバルサは地元カンプノウでのブエルタにて少なくとも4得点を決めなければなりません。もし1点を奪われてしまうと、90分以内に6点以上と難易度がさらに無理めにアップ。こちらが完璧な試合をし、尚且つエメリPSGがダメな試合をしないかぎりは、実現はないであろう逆転ミッションです。まずは前半で2-0以上とすることが重要ですが、どのようなアプローチでそれを目指していくか。ルイス・エンリケは5-0で完勝した週末のセルタ戦の後、「私たちはリスクを冒していく」と宣言しており、ここ3試合で採用して機能し始めてきた3-4-3が水曜日も繰り返されると見るのが妥当なところでしょう。

危険はあるが、上手くいけばリターンも大きい

3-4-3はその通りに中盤に人数を増やす代わりに最終ラインを3人とするシステムですから、4-4-2となる守備時にインテリオールなりメディオセントロの選手が上手く最終ラインへと入らなければ、数的不利な状況を作られてしまいます。中央も両翼も強力なパリの攻撃トリオ(カバーニディ・マリアドラクスラー)に対処するには3バックはリスクが高い。相手の中盤も絡んで中央に意識を持っていかれればサイドが空き、えぐられてしまいます。右の背後のスペースは非常に警戒が必要です。

しかし策がぴたりとハマれば、人数の多い中盤で優位に立てて、セルタ戦のようにパスコースが幾つも作れ、高い位置でボールを奪うことで相手エリアへの距離が近くなり、ゴールチャンスも多くなる。メッシが周りを活かし自分も活きる選択肢が幾つも出来る。なんであれPSG相手に4-0をひっくり返すには多少の無理も必要ですし、ここへきてやっと見つけた“解決策”ですから、上手く行き始めたこのシステムで決戦に臨むんじゃないでしょうか。虎穴に入らずんば虎児を得ず。

右インテリオールを誰にするか

ルイス・エンリケは敵将のプランニングの手助けになるようなコメントは常に出し控えようとする監督ですが、セルタ戦の終了後にはアンドレス・イニエスタについて「彼の状態には気を配り、調整する必要があるけれど、アンドレスはPSG戦ではベストコンディションとなっているさ。今は本来のレベルに戻っている。彼がPSG戦で良い試合をするためには、今日は25分出場で十分だったんだ」と説明。PSG戦で起用するのは確実そうです。

アンドレス・イニエスタは1月19日のレアル・ソシエダ戦でふくらはぎに小さな傷を負い、戦列を離れて以降、あまり良いパフォーマンスを出せていませんでした。出場時間を調整して臨んだパリでの試合でも、輝きを放てず中盤崩壊の一因に。そこからはレガネス戦で10分、アトレティコ戦で70分、スポルティング戦は出場なし、そしてセルタ戦では約20分と少しずつの出場でフォームを調整し、ルーチョ曰く万全の状態に戻ったわけです。

その言葉通りにイニエスタの状態が100%で先発出場が当確とすると、ひし形中盤の先端は絶好調レオ・メッシ、底も復調したセルヒオ・ブスケツで間違いないですから、残る1枠は右のインテリオールとなります。ここにイバン・ラキティッチを使うのか、それともセルジ・ロベルトでいくのか。あるいはロベルトは右エストレーモ(カリレーロ)で起用し、ラフィーニャが押し出されることになるかもしれません。ここ数試合を見ると、やはりラキティッチは必要と思います。

最終ラインの3人には、経験豊富でスピードがあり精神的にも頼れるマスチェラーノを使いたいところです。ここ2試合連続ではウンティティジョルディ・アルバもフル出場していますが、スピードを優先して先発はピケを中央に、左にアルバ、右にマスチェラーノでしょうか。ルイス・エンリケの決断が楽しみです。

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