祝マスチェラーノ、初ゴーーール:オサスナ戦

FCバルセロナでの319試合目にして遂に。

カンプノウに最下位オサスナを迎えたこのリーガ第34節は、勝利しか価値のない戦いが続くルーチョバルサにとって、ちょっとした息抜きといった様子の試合となりました。負ければセグンダ降格が確定する可能性のあるオサスナは、もうすでに残留を諦めていたのか、牙をむいてバルサに噛みつくこともなく。クラシコから選手を5人入れ替えたバルサの出来は決して上々ではなかったものの、気合いの入ったレオ・メッシに牽引され、最終的には珍しい人たちのゴールが生まれたお祭りで任務を終えています。なかでも大きな話題は、マスチェラーノがついにバルサでの初ゴールを決めたことです。

キングメッシの貫禄、ゴメスとパコも2得点

このオサスナ戦の第一の主役はもちろん、ベルナベウでバルサ通算500ゴールを達成したリオネル・メッシでした。選手入場時、バックスタンドの2階席まで覆う巨大な横断幕(“GRACIES LEO! 500”)で迎えられたギガクラックは、その期待に応えるようにターゲットとなってチームを牽引。12分には相手の不用意なパスを狙ってカットすると、一気の加速からゴールを陥れています。また新たな記録へのスタートとなる501得点目が、初得点と同じバセリーナっていうのは面白きかな。

悩めるシーズンを送っていた新加入選手たち、アンドレ・ゴメスパコ・アルカセルが2得点を決めたことも明るい話題です。特に好印象だったのは、前節のマドリー戦に続き、慣れない偽エストレーモを担当することになったアンドレ・ゴメス。それだけでなく、後半途中までは右サイド、メッシがベンチに退いた後は左サイドに張るという起用法でしたが 2得点をした後はリズムがよく、上手く全体の流れに入れていました。今回はオサスナに元気がなかったとはいえ、次もやってくれるかもと期待できるパフォーマンスでした。

リアソールを粉砕したマドリーといい、今節は“セグンダ・ウニダー(セカンド・ユニット)”つまりは“第二班”なる単語が一つのポイントとなりました。あちらさんはむしろその“第二班”のほうが強力じゃないかと思えるほどですが、バルサの“第二班”も負けじと強力になってくれればチームの安定感はぐっと増える。デニスゴメスアルカセルらにはこの感じで自信を付けていってほしいです。

入団から7年、15,342分

そして、雨降る平日夜の試合にエスタディへと足を運んだバルセロニスタには、もうひとつ忘れ得ぬプレゼントが待っていました。それはハビエル・マスチェラーノによるバルセロナ選手として初ゴール。多くのクレがいつかは見てみたいと願いながら、15,342分間(319試合)訪れなかったその瞬間の目撃者となれた約6万4千人の人々は、今後のバルサ仲間との酒宴で大いに自慢できることでしょう。

贅沢を言うなら、その17分ほど前のポストに弾かれたヘディングシュートが決まっていれば・・・とも思うのですが、ペナルティはペナルティなりに「マスチェが蹴るぞ!」と盛り上がって楽しめますし、思い切り豪快にゴール中央へと蹴り込んだシュートもなかなかでした。

ラキティッチにボールを譲られ

デニス・スアレスが倒され、モントロ主審がペナルティを宣告した後、まずボールを取りにいったのはイバン・ラキティッチでした。しかしイバンは自らペナルティを蹴るのではなく、離れた位置にいたマスチェラーノを呼んでボールを手渡し。これに関して彼は試合終了後「自分で蹴りたかったんだけど、ジェラール(ピケ)がマスチェラーノに譲れと言ったんだ。彼は正しかったよ。スタジアム全体がそれを望んでいたからね」とコメントしています。

SPORT紙によると、南ゴール裏のファンたちが特別強く、マスチェラーノ!と叫んでいたようです。

一部ではこれは、今季で退団するかもしれないヘフェシートへの“はなむけ”ではないかとの憶測もあるみたいですが、ベンチの愉快そうな様子からしても、ファンのリクエストがピケの茶目っ気に響き、ラキティッチに譲るよう促したんじゃないかと思います。

数ヶ月前、バルサでの得点がないことを訊ねられ、「おそらく僕は1つのゴールもなくバルサを出るんじゃないかな」と語っていた小さなボスですが、試合後についに生まれた初得点について感想を訊かれると「みんながしつこくて、断るのはすごく難しかった」とコメント。「自分としてはオマケのようなものだと考えてるよ。チームスポーツではそれぞれの役割があり、自分のそれはゴールをすることじゃない」と語ったマスチェラーノです。

そしてラキティッチはインスタグラムにヘフェシートと抱擁する写真を投稿し、「マスチェラーノ、FCバルセロナでの初得点おめでとう。次のゴールはまた319試合後かな」とメッセージ。いやいや、これからまさかの猛烈なケチャップどばどば現象がないともかぎらない・・・ってさすがにそれはない。出来れば一つ、ミドルの一撃は見てみたいです。

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