マルロン「2部でも3部でも、望みは1つバルサへ行くこと」

バルセロナで成功する夢に一歩前進しそうなセントラル。

グラン・カナリアでのラス・パルマス戦で、ウォームアップ中に太ももに痛みが生じたマスチェラーノに替わって急きょ先発出場し、上々のパフォーマンスで一躍週明けの主役となったマルロン・サントス(21)。試合から一夜明けた火曜日のメディアは若きセントラルの現況やクラブ愛を伝えるニュースで賑やかになっており、それらはマドリー方面から届く毒気の強い情報に辟易しているクレにとっての清涼剤のようなものです。もし彼がトップチームに定着できれば、バルサとしてはセントラル陣の運用が容易となり、今夏の補強が不要となります。マルロンを見付けてきたペップ・サグラが評価されるのも尤もでしょう。

買い取りオプションを行使

マルロン・サントスは昨年夏にブラジルのフルミネンセからバルセロナに期限付きで移籍してきました。バルサが優先権を持っていたジェルソンケネディを“フル”がローマとチェルシーへ売ってしまったので、その埋め合わせとして貸し出されたらしいのですが、これが正解だったわけで。MD紙によると、ダビンソン・サンチェス(アヤックス)にNOと言われて、代わりを探していたバルサが見付けたのがこのマルロンだそうです(こちら)。ダビンソンはバルサBの誘いを断り、コロンビアのアトレティコ・ナシオナルからアムステルダムのクラブへ移籍しています。

マルロンの契約には“トップチームで5試合に出場すれば自動的に買い取りオプションが発動する”条項が付いていました。しかし5試合で試し、安心度を高めた後のオプション行使は200万ユーロの増額となる。そこでバルセロナは2016年のうちにセントラルを正式獲得することを決め、すでに買い取り金額の大半を支払っているそうです。

バルセロナはフルミネンセに対し、ジェルソンらの優先権としてすでに320万ユーロを支払っていましたので、マルロンの買い取りオプションとして支払うべき残額は200万ユーロで、昨年末に150万ユーロを払ったとされます。そして最後の50万ユーロがこの6月に支払われる予定と(SPORT)。総額500万ユーロほどで未来のセントラルを獲得できるのはかなりお得なので、目利きが難しいですが、バルサBへのレンタルから昇格方式は上手くいけば良いやり方です。

なのでマルロンを見付けた育成プロ部門のスポーツディレクター、ペップ・サグラはクラブから褒め言葉をもらっているそうであります。

代理人氏「クラブ間の手続きは完了」

マルロンの代理人を務めるフレジ・モラエス氏はラジオ・バルセロナの取材に対し、「バルサとフルミネンセ間の手続きは全て成されたよ。私たちはこれから次のステップへと進むことになる。それはバルセロナの代表たち、アンドレ・クリーラウール・サンジェイと話すことで、彼らが来季のことをどう決めるのか見ていこう」とコメント。近々バルセロナを訪れ、選手の来季について話し合う見込みです。

モラエス代理人はこうも言います。「バルサはマルロンを残すことを決めた。あとは彼の来季の役割を決めないといけない。今はまだ分かっていないので、おそらく数週間のうちに話すことになるだろう。マルロンが長くバルセロナにいて、今のように学び続けていくことが私たちの考えだよ」

おそらくマルロンはトップチームに組み込まれると予想されますが、他クラブへ貸し出される可能性もまだ残っているようです。試合に出て経験を積むために、バルサBを主戦場にして時々トップチームという選択肢もあります。なんにせよ優先はエルネスト・バルベルデが最有力とされる次期監督の決定と、目玉となる補強オペレーションの実施。監督就任が落ち着いた頃、モラエス代理人との話し合いがあるんじゃないでしょうか。

マドリーの甘い誘いに「NO」

16日付のMDによれば、バルサBへの期限付き移籍についてリオデジャネイロで行われた話し合いの中で、マルロンは「自分が行くのがプリメーラでもセグンダでもテルセラでもかまわないし、給料の額もどうでもいいよ。僕が望んでいるのはただひとつ、バルサへと行くことだ」と手短に答えたそうです。もうその言葉だけで抱擁ものですが、さらにもうひとつ、クレ心をくすぐるエピソードをMDが紹介しています(こちら)。それによるとマルロンはレアル・マドリーというクラブの甘い誘いを断り、バルサを選んだというのです。

MD曰く、マドリーはこの夏にビニシウスJr.に対して行ったように、昨年夏、マルロンにもバルサとの合意を翻すよう迫ったそうです。誘い文句は、“1年目からトップチームの契約を結ぼう”。しかしテルセラでもいいからバルサに行きたいと言っていたマルロンの気持ちは変わらず、白組さんには感謝を述べつつNOのお返しをしました。この青年、実に見込みがあります。

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