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2012年2月24日

ぷち情報集。

 

バルサ関連ニュースを、幾つかさらっとご紹介。


◇「ビジャは4月末に」

2月も下旬となり、そろそろ春の足音が聞こえてきた今日この頃。暖かい春の到来がさらに待ち遠しくなるニュースが、こちらです。バレンシアのテレビ局カナル9の取材に対し、ダビド・ビジャの代理人を務めるVOSマーケティングという会社の理事ビクトル・オニャテさんが、こんなふうに語りました。「ダビドはすごいよ。ちょっとおかしいんじゃないかというくらいにトレーニングに励んでいるし、それは怪我をしていないとき以上ですらあるんだ。少しでも早くバルサやユーロコパでプレーするために、彼は非常に集中している」

オニャテさんはさらに、こうも"予言"しました。「回復次第とはいえ、私は彼が4月末には復帰していると思う」。涙腺ゆるゆるの瞬間まで、あと2ヶ月。


◇アレクシス、「バルサ入団は、もう一度フットボルを学ぶようなもの」

バルサ選手によるイベント参加週間が続いています。昨日はバルセロナ市内のSOLOPORTEROSというショップでナイキによるアレクシス・サンチェスの新シューズ"Mercurial Vapor VII"のプレゼンテーションがありまして、サンちゃんはチームやペップについてあれこれとコメント。バルサ公式ウェブにはバルサTVによるインタビュー記事が紹介されていますので、こちらではそれ以外のイベントでの発言を拾ってみます。

まずアレクシスはバルサ入団について、改めてこんなふうに洒落た表現をしました。「世界最高のチームへこれて、すごく嬉しいよ。今はこの瞬間を楽しみたいんや。バルサにくるというのは、もう一度フットボルを勉強するみたいなものやからね。僕は自分がチームに貢献してると感じているし、チームは僕を助けてくれてる。学び続けることがすごく重要なんや」。特に彼が学んだのは、メッシの毎試合での野心だそうです。

アレクシスはここまで、公式戦で計11ゴールを記録しています。序盤戦に2ヶ月間ピッチを離れていたことを考慮すれば、悪くない数字です(大事なゴールというインパクトも大きい)。しかし彼は、バルサ初年度のゴール目標はあげようとはせず、「可能なゴールは全部決めたい」とし、「新しいシューズがゴールを量産する助けになってくれるとええね」と上手にまとめています。

ちなみに、リーガ優勝はもうナイと諦めちゃっているバルセロニスタに対しては、サンちゃんはこうメッセージを送っています。「希望を失うことはないよ。僕たちは最後まで戦っていくからね!」。バモス!


◇サントペドル

「誰もがペップの契約延長を望んでいる」というのは、報道陣にミスターの契約について尋ねられた選手たちが口々に繰り返すフレーズなのですが、やはりそれをもっとも希望しているのは、彼の生まれ故郷であるサントペドルの人たちでしょう。SPORT紙とMD紙のウェブサイトには、あちらのどこかのTV局が撮ったサントペドルの人たちのコメントVTR(40秒。NHK地方局のぷちレポートといった感じ)が紹介されています。ただし、ひとりのおじさんは「髪がなくなるまで続けてほしい」と言えば、ならば、と理髪店にも出向き、おすすめのシャンプーだかを聞く、といった具合にちょっとジョーク交じり。最後は教会の司祭さんが、ペップの続投とバルサの成功を祈っています。


◇コルテオ鑑賞

日本でもお馴染みとなったエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユが現在、バルセロナでショーを開催中のようです(〜3月11日)。そしてこのリラックスタイムを活用し、彼らの最新作である"コルテオ"を観に出かけたのが、我らがFCバルセロナの選手たち。ペドロ、アルベス、セルヒオ・ブスケツ、レオ・メッシ(とカノジョさんのアントネッラ)、マスチェラーノといったメジャーどころがスペクタクル鑑賞に訪れ、開演前にシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーと記念撮影をしたり、どうやらショーの最中にはパフォーマーたちにちょこちょこイジられたりと、楽しいときを過ごしたクラックたちでありました、というお話。


◇チアゴ、「チャビは誰とも比較できない」

今週の水曜日、パサジ・ダ・グラシアにあるNIKEショップを訪れ、プロモーションイベントに参加したチアゴ・アルカンタラ。各種メディアの取材に答えている若きセントロカンピスタなんですが、SPORT紙が行なったインタビューがちょっと興味深いので紹介します。まずチアゴは、ここ数年で直したいと思っていた欠点が最近は修正できてきた、と語っています。「前はね、ちょっとエラーが多かったんや。出番を増やすために、それを少なくするのが肝心やった。これからも大胆なプレーを続けながらも、自分のプレーに責任を持っていくよ」

最近のホットワードであるペップについては、「クラブはグアルディオラ以前と以後に分かれた。彼が持つフットボル観の才能は、他の誰にもないもの」だと表現。気になる契約延長については、「彼が決めること。僕たちは彼といれてすごく嬉しいし、これからもいたいけれど、彼は家族や親戚と話し合って自分の将来を決めるべきなんや」と、チームメイトたちとは若干異なった切り口で言いました。

アルカンタラ兄弟の兄は、同僚たちも称えています。最近批判を受けているジェラール・ピケに関しては、「最高のセントラルやし、あのポジションで彼ほどの才能を持った選手は少ない。彼みたいにほとんど全てを勝ち取り、勝利やタイトルに貢献した選手を疑うやなんて、僕はなんで?って思うよ」とかなり最大級の賛辞。比較されることの多いチャビについても、「現時点では、まったく比較なんてできへんよ。彼はクラブにとてつもなく貢献してきたんや。このクラブであらゆる状況を経験してきた選手やし、この世界で彼と比較できる選手なんかどこにもおらへん」と、こちらも謙虚に先輩を称えています。


◇最後もビジャで

では本日最後は、ビジャファンならずともちょっとうるうるしてしまいそうになる、こちらのスポットCMをどうぞ。ラテンアメリカではかなりポピュラーだという、BIG COLA のテレビCMです。幼少の頃の大怪我や、いろんな苦難を乗り越えてここまでやってきたグアッヘは言います。「キミに夢があって、何事にも止められやしないと思うのなら、粘り強く努力をすることで、その夢は実現するんだ」