トップページバルサニュース過去記事>7月05日

2016年7月05日

デニス・スアレス獲得を発表

火曜日にメディカルチェックを受け、水曜日に入団会見。

FCバルセロナが7月4日(月)、デニス・スアレスの獲得を正式に発表しました。それによりますと買戻し条項を行使することでの獲得で、ビジャレアルに支払われるのは325万ユーロ契約期間は4年間で、その4シーズンでの出場試合数に応じて1年延長のオプションが付いています。契約解除金は5,000万ユーロ。この火曜日にメディカルチェックが行われ、新契約書へのサイン儀式と入団プレゼンテーションは水曜日とのことです。

2013年夏、バルサBに入団

デニス・スアレスが最初にバルサの門をくぐったのは2013年夏のことでした。それより2年前、彼がまだセルタでプレーしていた2011年にも獲得を目論んでいたバルセロナでしたが、その時はマンチェスター・シティとの競争に敗れて契約ならず。バルサ強化部の念願叶い2013年に彼がフィリアルへと加入した際には、当時はまだ無名に近かったゆえ「バルサがスアレスを獲得!スアレス違いですけど!」などとネタになっていたのを思い出します。

2013/14シーズン、背番号「17」を付けたバルサBでは36試合に出場し、7ゴール11アシストの活躍(公式サイトより)。“1年後にはトップ昇格する”との契約に従いトップチームに上がったデニスでしたが、ベンチを温めるよりはプリメーラで経験を積む方が良いとの方針で、セビージャそしてビジャレアルへと武者修行の旅に出たのでした。特に黄色潜水艦チームでは48試合に出場(先発36)し、5ゴール11アシストを記録するなどテクニコを確信させるに十分なパフォーマンス。バルセロニズモ大歓迎の復帰となりました。

ピケセスクのように、カデッテやフベニール世代でプレミアのクラブに引き抜かれ、その後成長してバルサが獲得するケースは幾つかありましたが、デニス・スアレスのように武者修行が成功して買戻すケースは今回が(たぶん)初めてです。それだけにデニスくんの成長と復帰は嬉しく、よくぞ戻ってきた!とセルベッサの一杯でもご馳走したい気分。ええ、彼のほうが遥かにリッチなんですけど。

オペレーション総額はMAX1,385万ユーロ

ちなみに、デニス・スアレスの買戻しでビジャレアルに支払われる金額はたしかに325万ユーロとのことですが、メディア情報、そしてクラブのジョゼップ・ビベス広報が認めるところによりますと、オペレーション総額は1,385万ユーロへと増える可能性があるそうです。しかし金庫が潤うのはビジャレアルではなく、2013年に彼の権利を売ったマンチェスター・シティ。成績に応じた変動移籍金、いわゆる出来高払いというやつが発動するからです。

シティはまず、デニスがバルサでトップデビューした時点で80万ユーロを手にするそうです。それに加えて、公式戦10試合に出場するたびに80万ユーロの支払いが発生し、これは100試合に到達するまで10回続くことになる。つまりはデニス・スアレスが晴れて“センテナリオ選手”となると80万+80万×10回=880万ユーロをシティは手にするわけで、デニスくん作戦の総額は 最初のシティへの移籍金(固定額)180万ユーロ+成績に応じた変動額880万ユーロ+ビジャレアルへの325万ユーロで1,385万ユーロになるということです。

出来高880万ユーロはシティが上手くやったなとの印象ですが、バルサで100試合に出られる選手を1,500万ユーロ以下なら十分バーゲンと言えましょう。22歳のデニスなので、是非300試合、さらに500試合といってほしいです。

 

ルーカス・ペレスとアンドレ・ゴメス

第4のデランテロを受け入れそうで、値段も手頃なデポルの点取り屋。

サムエル・ウムティティデニス・スアレスが新規加入することになった2016/17版ルーチョバルサにおいて、今一番注目を集めているのが、補強必須であるルイス・スアレスの代役はいったい誰になるのか問題です。冬からメディアを賑わせていたノリートは求めるタイプではなかったらしくペップ・シティの選手となり、セビージャに放出する考えがないガメイロは高くてほぼ不可能。基本的に控えとなる役割を受け入れてくれ、かつ安価で獲得できる選手となるとさすがに条件が厳しく、しばらくは様々な名前が挙がっては消えていくことでしょう。今回新たに登場したのは、デポルティーボのルーカス・ペレスです。

移籍金と能力のバランス良し

控え役を受け入れてもバルサ行きを望む選手となると、まだ売り出し中の若手か、キャリア終盤をビッグクラブで過ごしたいベテランが主でしょう。まずはこの二択でどちらを選ぶかですが、経験豊富で忍耐もあるであろうベテランから選ぶとするなら、お手頃価格での獲得も期待できます。リーガにはチャルレス(32)、カストロ(35)、エルアラビ(29)、イアゴ・アスパス(28)、アギレチェ(29)といった二桁得点を記録したアラサーのデランテロたちがたくさんいますが、ここへきて俄然可能性が増してきたとSPORT紙が言うのが、デポルティーボのルーカス・ペレス(27)です。

5月にはプレミア王者レスターが獲得を狙っているとも言われたルーカス・ペレスは、運動量が豊富でライン裏への抜け出しが上手く、ポルテーロとの1対1は確実に仕留める能力と高いシュート技術を備え、守備への献身度もすばらしい選手です。デポルのアイドルとなった2015/16シーズンは17得点をマークする活躍ぶり。本当にスアレスの控えでOKなら、不安なくキラー役を任せられます。スペースのある展開なら、かなりやってくれそうです。

気になる移籍金は、デポルティーボが交渉を受け付けると見られることから、契約解除金の2,000万ユーロを下回る額で獲得可能なようです。SPORT紙がバルサ筋の情報として紹介している額は、上手くいけばの前提付きながら1,200万ユーロほど。物入りなバルセロナにも手の届く額ですし、良さそうな選択肢に思えます。ただまだ電話での問い合わせ段階とのことなので、これからの進展に注目です。

ルーチョ熱望のアンドレ・ゴメス

一方、昨日も取り上げましたアンドレ・ゴメスですが、中盤は人の足りているバルサが彼を狙う理由は、MD紙によりますと●ルイス・エンリケが非常に高く評価する選手であることと、●アンドレ・ゴメス自身がこの夏にバレンシアを出たいと思っているから、だそうです。

MD紙の記事では、ルイス・エンリケアンドレ・ゴメスのボールテクニックとフィジカルの強さ、走力の高さを非常に好んでいるそうです。バルサの中盤で走るといえばラキティッチですが、シーズンを通してフレッシュさを保ち続けるためには、もう一人技術と走力のある選手がいれば最高なのは間違いなく。セルジ・ロベルトが右ラテラルに回りそう、ラフィーニャにはまだ怪我の不安があるとなれば、セルヒオ・ブスケツの代役もこなせるアンドレ・ゴメスは、獲れれば言うことありません。

そんなルーチョ垂涎のアンドレ・ゴメスがこの夏に他クラブに移籍したがっているとなった場合、バルサの前に現れる選択肢は二つとなります。一つ、どこかへ移籍するのを指をくわえて見ている。二つ、優先度は低いにしても獲得を目指す。で、ルイス・エンリケは後者を選んだというのがMDの見解です。

ただしバレンシア方面のメディアが伝えるところでは、コウモリクラブさんが要求するであろう最低額が6,500万ユーロだそうで。到底無理そうな金額ですが、ロベルト・フェルナンデスがバレンシアのガルシア・ピタルクSDが懇意であることと、アンドレ・ゴメスがバルサ入りに心動いているらしいこと、そしてバレンシアがアレン・ハリロビッチを好んでいることがバルセロナに有利なカードで、クラブ内では楽観視もされているとMDは言います。ちなみに彼の代理人は、あのメンデスです。

もし4,000万ユーロほどに値切れるのなら、残り予算4,300万ユーロを突っ込めば獲得可能。第4のデランテロはベルマーレンアドリアーノ放出の移籍金でまかない、左ラテラルはウムティティに期待するなら、あながち無いとも言えません。最終手段はアルダを中国方面にドナドナ(以下略)。

まあ、まだまだ夏は序の口ですから、無理と思いつつ楽しんでいくのがよいのではないでしょうか。