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2016年7月06日

ガブリエル・ジェズス、残留宣言

その背後にあるのはバルセロナとの仮合意?

バルセロナを始めとして、レアル・マドリー、ユベントス、インテル、バイエルンといった欧州のグランデたちが大きな関心を寄せているという、パルメイラスの若き宝石ガブリエル・ジェズス(19)。このブラジルの次世代を担うと期待される彼が昨日、スポルト・レシフェとの試合後に「パルメイラスに残ると決めた」と残留宣言をしました。それによってジェズスを巡ってのウワサ話は鎮静化すると思われますが、この言葉の裏には地元クラブ愛とはまた別の何かが存在するのではないかと憶測を巡らすことも出来るわけで。バルセロニスタが都合よく考えるなら、バルサとの仮合意があってのこの発言という具合です。

タイトルを争うチームに完全集中したい

スポルト・レシフェ戦に3-1で勝利した後のインタビューで、インタビュアー氏から将来について訊ねられたガブリエル・ジェズスはこう述べました。「ヨーロッパ行きの件に関してはもう決めたよ。僕はパルメイラスに残る。僕は自分やクカ監督、それにチームの仕事をすごく信頼しているんだ。僕らはとても良いチームだし、いつも言っているようにパルメイラスに残ることが僕の意思だった。(今は)ヨーロッパには行かない。今はタイトル争いの最中だから、パルメイラスに完全集中したい。僕はここですごく幸せだよ」

10得点で目下リーグ得点王としてパルメイラスを牽引するジェズスが、この夏に欧州へ去ってしまうのではないか。数日前、SPORT紙の取材に対して語った「バルサでプレーするのは夢だよ」とのコメントは周囲に動揺を生んだようですし、地元ファンはかなり彼の去就に気を揉んでいたようです。なので今回の残留宣言は、パルメイラスのファンに快く受け入れられました。

ちなみに隣りでそれを聞いていたパルメイラスのクカ監督は、「ガブリエルはいつかここを出て行くだろう。しかしそれは今ではなく、明日でも明後日でもない。彼には大きな潜在能力があるからね、日毎に良くなっていくだろう。ただし物事を急ぐ必要はないんだ」と若者の決断を喜んでいます。

訊ねたのは大御所アナウンサー

6日付のSPORT紙によると、この発言が引き出された試合後インタビューは、万が一ジェズス青年に早い退団の意思があったとしても、それを言うのは困難な状況で行われたようです。

インタビュアーを担当したのは、テレビ局GLOBOの有名スポーツアナウンサーであるガルバオ・ブエノ氏(66)で、彼はブラジルでは誰もが知っている大御所。さらにその隣りには残留を勧めるボスのクカ監督がいるとなれば、己の中にあるパルメイラス愛を強調するのが自然の流れです。ガブリエルはブラジル全国選手権で首位を走るチームのエースでもありますから、尚更。それにここで爆弾を炸裂させるような選手だと、自分はあまり賢くはないと言うようなものです。

そしてカンペオナートの放映権をもつGLOBOのブエノ・アナウンサーとしても、スター選手の残留宣言を引き出せて満足でありましょう。

しかしながら、この残留宣言の裏にはバルセロナとの仮合意があるのではないか、との見方もできます。SPORT紙曰く、“ガブリエル・ジェズスはカンプノウでプレーすることを望んでいて、その旨をロベルト・フェルナンデスらに伝えている。バルサが提示した案は、カンペオナートを終えるまではブラジルに残りたい彼とパルメイラスの考えに合致している”。来年の夏にはマドリーがFIFA制裁を食らってるかもしれませんし、妨害工作を出来なくなっている横で獲得となれば気分も良いでしょう。実際には、現時点ではどこの正式なオファーもない、ってだけのことかもしれませんけれど。

若手か、ベテランか?

バルセロナは今週、首脳陣による会議を開き、この夏の補強作戦をどう決着させていくかについて話し合う予定だそうです。このジェズスが来年バルサへ来るという話が事実だとして、ならば今季MSNトリデンテを補うデランテロは若手が良いのか、あるいはベテランが良いのか。もし27歳のルーカス・ペレスが1,200万ユーロで獲得できるなら、少なくとも3年は活躍を見込めますし、良い選択肢に思えますがいかが。

ケビン・ガメイロが事実上却下された今、MDは若手のビエット推し、SPORTはベテラン手前のルーカス・ペレスを推しているところです。