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2016年7月11日

ネイマール「今はメッシを支える時」

いつもバルサ残留を望んでいた、とクラック。

約1ヵ月半にわたったバルセロナとネイマールJrのバケーションも、そろそろ最後に差し掛かってきました。ルーチョチームは来週からプレシーズンを開始し、ネイはブラジル五輪代表での合宿がスタート。それを前にした先週土曜日、クラックは故郷サントス(プライア・グランデ)にあるネイマール・ジュニオール学院(Instituto Neymar JR)にて開催されたイベント NEYMAR'S FIVE に出席するために、久々に公けの場に登場し、バルサとの契約延長や盟友レオ・メッシについてコメントを発しました。長きに及んだ裁判問題も解決し、すっきりとした気分で夏を過ごしていることが窺えるクラックです。

NEYMAR'S FIVE

ネイマールJr学院にて盛大に催された5対5のフットボルトーナメント NEYMAR JR'S FIVE とはなにか。それは“1点決められるごとに味方選手が1人ずつ減っていき、10分以内に相手を全員コート外に出したチーム(もしくは選手が多くコート内に残っていたチーム)が勝利”という独自ルールによる競技だそうで、今回は44カ国で予選が行われ、日本からも国内予選を制した1チームが参加したようです。両親や息子のダビ・ルッカくんらを伴ってイベントに参加したネイマール、インスタグラムを見るに楽しそうです。

ちなみに大会スポンサーのレッドブル公式サイトによると、ルール考案はネイマール本人だそうで。あと何年かすれば、世界的にメジャーになっているかもしれません。

そしてこの2016年大会に優勝したのは、リオデジャネイロからやってきたチーム。彼らにはバルセロナ3日間の旅が授与され、カンプノウでのバルセロナ観戦も付いているそうです。

親友メッシの幸せを願う

さてそのネイマールですが、SNSへの写真や動画の投稿は続けていたものの、公けの場に登場してコメントを発するのは、これが数週間ぶりとなります。裁判問題やバルサとの契約延長の件で沈黙を守っていたクラックは、それらが解決したことで、ようやくメディアにも応対できるように。その中でネイマールは、代表引退を宣言し、脱税容疑を問われた裁判では実刑判決を受けるなど心苦しい夏を送る盟友レオ・メッシについて、次のように応援メッセージを送っています。

彼に起こっていることを僕は察せられるし、彼を支持するよ。メッシのいないフットボルは、フットボルじゃない。メッシは僕のアミーゴだから、彼には幸せでいてほしいんだ。僕は彼のファン。彼が下す決断の全てに敬意を払うよ

メッシのいないフットボルを想像するのはすごく難しいよね。フットボルを好きな人なら、バルセロナやルゼンチンで彼のすることを嫌いになるなんて不可能さ。レオがフットボルのためにしてきたことは、とてつもなく大きい。でも今は彼を可能なかぎりサポートする時だよ」

「代表引退?メッシをリスペクトしないといけない。代表チームでは僕らはライバルになるし、お互いに目指すのは勝利だけれど、バルサで彼がチームメイトとしているのは唯一無二のことだ。繰り返すけれどメッシは僕のアミーゴだから、彼にとってのベストを願うよ。僕らは彼から多くのことを与えられた」

時に同じ釜の飯を食い、タイトル獲得の喜びを分かち合うだけでなく理不尽な批判を受けたりもしてきた二人ですから、多くのことで通じ合うことができるでしょう。“二人の世界”のようなものもあるんじゃないか、と想像しますし、レオの横で学び成長したい気持ちがあるかぎり、富豪クラブからのメガオファーも効果はないんじゃないでしょうか。バルサとの契約延長については、ネイはこう述べました。

バルサは我が家、退団は考えず

バルセロナは僕のカサ(家)だし、自分にとって最高のクラブにいると僕は感じているんだ。僕にとってそれはすごく恵まれたことで、契約を更新できてものすごく幸せだよ。僕はいつもそうなることを願っていたし、幸いなことに、みんなにとって良い結果となったね」

「交渉は全て父親に任せていたよ。幾つかのオファーが届いていたのは知っていたけど、それらを検討したことはなかった。僕はバルサでプレーを続けたかったから、意見は変わらなかったよ。話し合いは長くなったけれど、僕はいつもフットボルに専念していた。最初の瞬間から心は決まっていたんだ。僕は父を信頼していたし、父は僕の希望を知っていた」

メディア情報によると、ネイマールはこれでチーム内ではメッシに次ぐ高給取りになります。「こういう契約にサインをするというのは、ひとつの責任だからね。僕はバルサでこれから何年もプレーをしたいんだ。クラブは僕にタイトルを獲るためにヨーロッパへと行く大きなチャンスをくれ、僕はそれを掴むことを決めた。今重要なのは、関係する全員にとって物事が上手くいくことだ」

バルサ入団を巡る、いわゆるネイマール・ケースに関しては、1つめの件が検察と国家弁護士局による司法取引によって決着となることに加え(バルセロナ地裁はジョアン・ラポルタの訴えを棄却)、DIS社からの移籍金詐欺だと告発も犯罪性は見られないとして全国管区裁判所のホセ・デラ・マタ判事が却下。それによってどうやらネイマールの裁判問題は全て終了となったようで、ようやく長かった嫌がらせも終わり、彼がフットボルに集中できる状況が整いました。もし彼が白組の一員だったなら、もっとずっ〜〜〜と早く解決していたんでしょうけれど。

五輪への準備のため、サイン儀式などは延期

ネイマールは今、母国開催のオリンピックにて悲願の金メダルを獲得するべく、準備を整えています。いよいよ来週18日(月)からはブラジル五輪代表の合宿が始まり、ネイマールもここに馳せ参じる。そのため、15日(金)に予定されていたFCバルセロナとの契約延長のサイン儀式を延期してくれるよう、ネイはクラブへと要望を出したそうです。サムエル・エトーによって“招集”されたチャリティマッチへの参加も、見送られることになりました。

クラック・ブラジレーニョは当初、15日(金)にバルセロナへと足を運び、新契約書にサインをしてバルトメウ会長とニッコリ笑っている写真を世に広めることになっていました。しかしながら大西洋を渡っている時間があれば、フィジカルトレーニングに汗を流す方がクラブにとっても五輪を前にした彼にとっても良い。ということで今週の儀式はキャンセルとなり、あとはこの儀式自体を止めてしまうか、それともネイが合流する8月末にでも延期するかを理事会が決めることになるようです。

同じように16日(土)にエトー財団設立10周年イベントとして開催される親善試合(メッシイニエスタトゥランアザールらも参加)も欠席へ。参加を表明したビデオは数ヶ月前に撮影されたもので、やっぱりリオ五輪に集中したいという考えになった模様です。

SPORT紙によりますと、ネイマールは10日ほど前から個人トレーナーのリカルド・ロサと自主トレーニングを開始。朝夕二回のダブルセッションに取り組んでいるそうです。五輪だけでなく、シーズン全体を見据えてのトレーニングメニューとのことなので、それは儀式や親善試合よりも大事(エトーさん、ごめん)。たっぷり汗を流し、来年5月まで戦い抜くための土台を作ってもらいましょう!ファイト!