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2016年7月12日

「メッシは傷付いているものの、退団は望んでない」

擁護キャンペーンを巡る批判に対し説明を行ったクラブ広報。

FCバルセロナが先週土曜より開始したキャンペーンが波紋を生んでいます。#TodosSomosLeoMessi(私たちはみなレオ・メッシ) と銘打たれたそのキャンペーンの目的は、バルセロナ地裁から脱税の罪で21ヶ月の実刑判決を受けたレオと彼の父をSNSを通じて支えようとするもので、レオが決して一人ではないことを彼に伝えたいのだとクラブは説明。ソシオもファンもメディアもみんなで不当な攻撃からメッシを守ろうと呼びかけているわけですが、“少なくとも私はメッシではない”、“脱税を擁護するのか”とする声も多く、案の定“炎上”している次第です。

メッシは公平に扱われておらず、判決も手続きも不当

メッシ擁護キャンペーンが批判を集める状況に、11日(月)、バルセロナの広報ジョゼップ・ビベスが急きょ記者会見を開き、クラブとしての立場を改めて説明しています。改めて、というのはビベス広報は先週金曜日にもクラブ法律部のボスであるロマン・ゴメス・ポンティとともに会見を行い、クラブを巡る法的状況について語っているからです。

まず金曜日の会見ですが、こちらで主張されたのはレオ・メッシに対する国家弁護士局の対応への批判です。一般にはほぼ報じられていませんが、今回の件は検察がレオの関与を否定したにもかかわらず、ペレス理事会の幹部だった人物がボスを務める国家弁護士局が彼を強引に告発し、実刑判決へと至った経緯があります。ゴメス・ポンティが引き合いに出したのは、クリスティナ王女が公金横領で起訴された“NOOS事件”とは大きく異なる国家弁護士局の対応。「メッシ事件とNOOS事件では(バルサの10番と王女の)状況がほぼ同じなのに、弁護士局は異なる判断基準を示した」とポンティは政府機関を批判しています。

そしてポンティメッシ側が最高裁へ上訴する件に関しては、「判決がひっくり返るであろうことに疑いはない。判決も訴訟手続きも不当だった。より公平性、客観性、分別を求めたい」との見解を示していました。公平云々でいえば、同じく脱税容疑で調査されたマドリー選手たちがみな罰金で幕引きとなっているのもそうでしょう。バルサ選手は次々に出廷までさせられるのに。

バルサが守っているのは、不当に扱われている選手

それらをふまえ、昨日のジョゼップ・ビベス広報の会見です。彼は言います。「私たちが土曜日に始めたキャンペーンは、大きな反響がありました。しかし一方で論争も起こりましたので、キャンペーンの理由を説明したいと思います。私たちからすでに説明しましたように、キャンペーンの背景には感情的な視点と、理性的な公正さの視点がありました。おそらくメッセージが上手く伝わらなかったのでしょう、バルサが脱税行為を擁護しているように見えますが、そうではありません。バルサが守っているのは、不当な扱いを受けている選手です。批判や誤解もありましょうが、私たちには確信(信念)があります」

彼があの契約にサインをしたのは19歳の時で、状況を正常化させるために、彼はすでにAgencia Tributaria に5,000万ユーロもの罰金を支払っているのです。そして彼はスペイン国家で一番の納税者であり、国家の利益を守るべき検察が彼を罰する根拠はないと考え、起訴しなかった。これは些細な問題ではありません。また、別の事件では異なる判断基準が適応されてもいます」

ビベス広報は声のトーンを上げていきます。「レオ・メッシは辱めを受け、嘲笑されています。別の事件では、著名な方々がレオ・メッシとはまた違う扱いを受けたことを私たちは目撃している。レオ・メッシを犯罪者として扱われることを私たちは我慢する気はありませんし、それゆえに私たちはこのキャンペーンを開始したのです。クラブはそうするべきだと私たちは信じていますので、今後もこれを続けていくでしょう。最高裁への上訴を私たちは支持します。私たちは彼を信じています」

キャンペーンが実際にレオの心を和らげる効果があったかどうかは別として、クラブの必死さ、レオのために出来る限りのことをやろうとする気持ちは伝わってきます。

メッシ側からの退団希望はない

さらに日曜には、ゴシップ大好きラジオ局CADENA COPEが“レオ・メッシはバルサとの契約が満了する2018年に退団するかどうか真剣に考えている”と報じ、雑音を広げました。ここ数週間の様々な逆境に対し、レオはクラブから守られていないと感じているという理論ですが、バルサの擁護キャンペーンなんて逆に痛いほどでしょう。これに関してもビベス広報はコメントをしています。

「彼とは連絡を取っていますが、私たちは落ち着いているというのが事実です。彼からも、彼の周囲からも、バルサを出たいと伝えられてはいません。メッシは確かに傷付いてはいるのですが、それは普通のことでしょう」「擁護キャンペーンはメッシ側からはプラスに受け入れられております」

COPEが言ったのは“レオが将来を検討し始めている”ことでありますから、そりゃあまだ退団希望はないでしょう、、なんてツッコミはさておき^^;今はとにかく彼が傷付いた心を癒し、月末にプレシーズンに合流した際には元気になっていてほしいと望むばかりです。メッシは現在、家族とともに地中海のイビサ島にてバケーション中。ヒゲはまだ、剃られていませんね^^

Mis Chicos. Imposible amarlos mas?? #mivida#myworld Familia hermosa que tengo??

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補強のキーマンたちがマドリーで密会... その狙いは?

2人の大物代理人との話し合いが会った模様。

7月11日(月)、バルサの補強オペレーションで非常に重要な役割を担っている3人が、揃ってマドリー市へとの情報が各メディアにて伝えられています。今回スペインの首都へと出張したのは、スポーツディレクターのロベルト・フェルナンデス、プロスポーツ部門責任者のアルベルト・ソレール、そしてフットボルディレクターのラウール・サンジェイ。この3人がセットで出かけるなんてことは稀ですから、なにか重要な話し合いのためにマドリー市へと向かった、しかも交渉は大詰めと見るのが妥当です。近々新たな補強選手が明らかになる、そんな気配が漂います。

バルサの重要人物たちがマドリーへ行った、その目的は判明していません。唯一、MD紙が伝えているのが、ルシアーノ・ビエットの代理人ホルヘ・シテルスピレル氏と会ったのではないかということ。一方でSPORT紙はミーティングは2つあり、会ったのは国際的に名の知れた大物代理人2人、話し合われたのはハイレベルな顧客選手に関してだろう報じています。実は知ってるんじゃないか、というようなこの書き方。

交渉が序盤〜中盤であれば、ロベルト・フェルナンデスだけが話し合いの席に向かっていたでしょう。そこにアルベルト・ソレールまで帯同するわけですから、大きな権限の要る段階(+大きなおカネが動く)ということになります。となると、ひょっとして、会ったのはジョルジュ・メンデスで話し合われたのはアンドレ・ゴメスか...?なんて想像を巡らせるのも楽しい。交渉が上手くいったなら、あと数日で明らかになるでしょう。来週月曜(18日)に始まるプレシーズンに向け、今週中にひとつ動きがありそうな感じはあります。