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2016年7月21日

ガメイロ交渉撤退、ビエットに決断求む

迷える選手のファイナルアンサー待ちと。

ケビン・ガメイロか、それともルシアーノ・ビエットか。はたまたどちらも逃して別の選手か。バルセロニスタをやきもきさせているこのテーマもそろそろ、中盤戦を超えて終盤に入ってきたんじゃないかと思います。ルイス・エンリケの第一希望がガメイロなのは各メディアの共通した見解ですが、セビージャが契約解除金4,000万ユーロの支払いでしか退団を認めないとの主張を変えないかぎりは、バルサには手が届かない。条件付なら移籍を良しとするアトレティコのビエットの方が現実的で、逃すべきではない選択肢でしょう。しかしながらこの件は迷える選手の最終決断に委ねられている状況のようです。

バルサにはガメイロを獲る手立てがない

SPORT紙は2日前の紙面で「ガメイロ獲得へ2,500万ユーロ(それ以上は1セントも出さない)」と見出しをつけ、ルイス・エンリケとクラブはセビージャのデランテロ獲得に賭ける決断をした、と述べていました。

同紙の挙げる獲得成功への望みはガメイロがセビージャからの契約更新オファーにサインをせずにいることで、彼はバルサの動きを待っている、選手の協力があればアンダルシアクラブも話し合いに応じるだろうとの主張でしたが、その翌日にセビージャのペペ・カストロ会長が改めて4,000万ユーロの支払いのみがガメイロ放出の条件であることを強調し、「彼とは2年契約が残されているし、私たちはさらにそれを更新したいと考えている」とコメント。契約更新に応じないだけではクラブの主張を変えるには不十分なわけで、特別な何かがないかぎりは、このまま進展はないでしょう。

それを受け、“FCバルセロナはガメイロへのこだわりを止めた、昨日までのナンバー1候補はフランス人デランテロだったにせよ、今日はもうビエットが1番手でガメイロは2番手だ”というのが21日付のMD紙です。同紙はまた、“現時点ではまだ明るみに出ていない候補選手が2人いる、1人は若手で控えを受け入れる選手で、もう1人は得点力では劣るけれども急場に応じられるベテランだ”とも伝えています。

出場機会か、カンプノウか

ルシアーノ・ビエットですが、おそらくは今人生の大きな選択の前に、どちらの道へと進むべきか迷いに迷っているのでしょう。数日前、アンダルシア方面ではビエットはセビージャへ行くものと見なされ、それがSPORTのガメイロ記事の元となっていました。しかし期待された選手からの「Si」はなく、あやふやなまま今に至る。セビージャは代理人から“もう少し待って”と伝えられたのでしょう。

セビージャのペペ・カストロ会長はラジオ局COPEの番組 El Partido de las 12 のなかでビエットに関する質問に対し、「彼はすばらしい選手だし、私たちが契約できれば良いけれど、私としては選手は自らが居たいと望む場所へ行くべきだと考えている。もしビエットがバルセロナの方が好きなら、あちらへ行くべきだよ」と返答。競合するクラブの会長が、本人が望むならあちらへ行くべきと言うのは異例ですし、いつまでも彼の返事を待っていられないとのニュアンスも感じられます。

出場機会の多いであろうセビージャを選ぶのか、ごく限られた選手しか見れない世界を経験できるバルセロナを選ぶのか。最強トリデンテの一角が負傷するケースは十分に考えられるわけですから、買取オプション付でとりあえずカンプノウを1年体験するのが良いんじゃないかと外野は思いますが、ビエットはさてどちらを選びますでしょうか。

 

ダブルセッション開始... テージョ/モントーヤ現る

若者たち多数で賑やかに。

ルイス・エンリケ率いるバルセロナが、プレシーズンのトレーニングを開始しました。ルーチョ体制3年目となる2016/17シーズンの大目標はやはり、栄光のトリプレーテを達成すること。クラブ史でリーガ3連覇を達成した監督はヨハン・クルイフとペップ・グアルディオラしかいませんから、偉大な先人たちに並ぶこともガッツエンリケにとって大きな目標となりましょう。主力選手たちの大半がまだ休暇中のため、今週はバルサBの若者たちもまた注目を集めます。センセーションを起こすような若い衆が出てくると盛り上がりますので、練習参加だけでは満足しない、野心的なカンテラーノの登場に期待です。

トップチーム9人、バルサBから14人

バルサのトップチームは現在、ルイス・スアレス以外の代表選手たちがごっそりバケーション中につき、FIFAウィークのような寂しい状態となっています。選手がわずか9人では、トレーニングがしにくいですし活気もない。そこでルイス・エンリケはバルサBから選手を呼び、朝夕のダブルセッションを行いました。午前/午後の部に参加したのは、以下の若者たちです。

両方:ホセ・スアレスマルロンマルティネスボルハ・ロペスカルボネルグンバウアラニャペレアアベレドカルドナ。 午前だけ:ニリアルファロカマラ。午後だけカプトゥムカマラは違和感が生じたことでカプトゥムが追加招集。うち、フベニールからの昇格組はスアレス、カルボネル、アラニャ、カプトゥムの4人だけで、その他は他クラブからフィリアルへの加入選手です。

少し前にフルミネンセからレンタル移籍してきたブラジル人セントラル、マルロン・サントスが良いガタイをしていて雰囲気がけっこう好み。ウォームアップのロンドでもトップチームの輪に交ざっていましたし、テクニコも期待しているかもしれません。

視線を集めていたのは世界的クラックであるルイス・スアレスと、新加入選手では唯一参加のデニス・スアレス、そしてトップ昇格を果たしたセルジ・サンペールあたり。違った意味で目立っていたのは、クラブからの招集日が8月8日だったけれども自主的に2週間早くやってきたクリスティアン・テージョマルティン・モントーヤでした。

クラブに解決策を求めるプレッシャー

20日(水)、インターネット上に“バルサの初トレーニングが始まったぞ”とのニュースが流れ始めた中で、バルセロニスタに驚かせたのがクリスティアン・テージョマルティン・モントーヤがシウター・エスポルティーバへやってきたことでした。クラブは昨季レンタルに出していた選手たちの招集日を8月8日に設定し、先日の公式ウェブでもそう発表していたからです。二人はメディカルチェックを受け、夕方のトレーニングにも参加しています。

SPORTの情報によると、テージョモントーヤがシウター・エスポルティーバに現れたのは彼らの判断によるもので、監督がもう一度彼らを見てみようと考えたからではありません。では何故、二人はクラブに呼ばれてないのに練習場を訪れ、各セッションをこなしたのか。それは移籍先が見つかるまでフォームを落とさないようにするためには、所属クラブであるバルサの施設を使うのがベストだからだと同紙は言います。所属選手なのですから、彼らは当然その権利を有しています。

テージョモントーヤにはそれぞれ、幾つかのオファーが届いているようです。しかしバルサとの契約にある以上の年俸を出そうとするクラブはほかになく、バルサが移籍金を得ようとしていることもあってなかなか話がまとまらない。問題はバルサが彼らに協力的でないことにある。そこで彼らはサンドロがそうだったように自由移籍にするか、バルサが年俸の一部を負担するなど、選手に好都合な解決策を提示するようプレッシャーをかけているということのようです。

書き方によっては、クラブと選手のどちらでも悪者になり得るケース。デランテロと右ラテラルは安価で強化できるならそうしたいポジションですが、ラ・マシア育ちのテージョモントーヤがその候補ではないってのが寂しいところです。