トップページバルサニュース過去記事>7月22日

2016年7月22日

アンドレ・ゴメス獲得!

マドリー行きかと見られていたセントロカンピスタが選んだのはバルサ。

現地のスポーツメディアも大きな驚きだとするニュースが、現地時間21日夜更けにバルセロナから発表されました。それはFCバルセロナはこの度バレンシアCFとアンドレ・ゴメス選手の移籍で合意に達しました、契約書への署名と入団プレゼンテーションは来週に行われる予定であります、というもの。アンドレ・ゴメスのことをバルサが狙っているのは以前から伝えられていましたが、予算的に他クラブのメガオファーに対抗するのは厳しいと見られていましたから、正直実現はあまり期待していない案件でした。この予期せぬ交渉成立を実現させたのは、選手本人のバルサ志望だったようです。

イニエスタ、メッシの求心力

メディア情報によると、アンドレ・ゴメス争奪戦を繰り広げていたバルセロナとレアル・マドリーの彼へのオファー内容に大差はなかったそうです。どちらに行くのかは、彼次第。ポグバがユナイテッドに行きそうなこともあってマドリー系のメディア(特にMARCA)はゴメスは自分たちが獲得すると鼻息を強めていましたし、その自信もあるようだった。逆にバルセロニスタ新聞は沈黙して様子を見ていた、そんなここ数日でした。

しかしふたを開けてみれば、アンドレ・ゴメスはカンプノウを選んだ。その理由は来週の入団プレゼンテーションで彼自身の口から語られるでしょうが、メディアで言われているのは、ひとつにバルサが1年以上前から彼を追っていたこと、もうひとつは彼がイニエスタやメッシと一緒にプレーをしたかったからです。ドンレオにはピッチ外でも助けられていますなぁ。

移籍金に関する公式発表はまだなされていませんが、SPORT紙とMD紙は固定額3,500万ユーロ+成果報酬額2,000万ユーロで一致。ここにマルティン・モントーヤが加わるのではないか、とされています。

年始から準備し、マドリーから“奪って”獲得

SPORT紙によると、バルセロナは1月からすでにアンドレ・ゴメス獲得のための準備を進めていたのだそうです。それでも話があまり表に出てこなかったのは、強化部の情報管理が上手かったからでしょうし、少しメディアに名前が出たときも“優先度の低いポジションだし、そんな予算がどこにあるねん”と、あまり真剣に捉えられなかったのが大きかったのではないかと推察します。左ラテラルのカンセロへの関心が上手くダミーになっていたりもしたようです。

獲得作戦における最大の障害はレアル・マドリーでした。白組さんはジョルジュ・メンデス代理人とはバルサと比べられないほどに近しい関係にありますし、どこからともなく出てくる資金力もある。彼らは固定額5,000万ユーロを超える移籍金をバレンシアに提示する準備があったそうで、ナチョをセットにするとも申し出ていたそうです。ここらで彼らはゴメス獲得を確信し、メディアに情報をリークしたと見るのはSPORT。しかし同紙は、アンドレ・ゴメス当人はエウロコパの途中にはすでにバルサ行きを決断していた、としています。

バレンシアがバルサと合意した要因には、ロベルト・フェルナンデスがあちらのガルシア・ピタルクSDと懇意な点も影響したと考えられます。“なあロベルト、マドリーからこんなオファーが着たぞ、彼らは本気だがキミらはどうする?”という具合。メディア情報が事実であれば、今回は成果報酬部分が2,000万ユーロと大きいのが特徴ですが、そのクリア条件はさほど高くないのかもしれません。

懸案点など

マドリーに勝つのは、どんなときでも嬉しいニュースです。ただ中盤が人員過多なのは間違いないので、ゴメスを強く望んでいたらしいルイス・エンリケは一体中盤をどのように回すのか気になるところ。同じ日の記者会見では、アルダ・トゥランを信頼していると言っているルーチョですから放出はなく、インテリオールはイニエスタラキティッチラフィーニャデニス・スアレスアルダ、それにゴメスで回すことになると考えられます。鉄板レギュラーのイニエスタ、ラキティッチの負担は軽減されそうです。

ただでさえレンタル濃厚と見られているセルジ・サンペール、中盤起用を希望するマスチェラーノへの影響はメディオセントロなので少なめでしょうか。セルジ・ロベルトは右ラテラルに押し出されます。1年以上追い続け、この中盤事情でも欲しがった選手なのですから、ルーチョが上手くやり繰りしますように。

あとは、ピッチ外のことになりますが、自分たちが勝ったと思っていた勝負を土壇場でひっくり返されたフロレンティノ・ペレスが黙っているとは考えにくいですし、おそらく恒例の嫌がらせ攻撃が来るでしょう^^; 国家弁護士局、再び登場ですかね(妄想です!)

 

ルイス・エンリケ「求めているのは点の取れる“9番”」

シーズン最初の記者会見で、チームを巡る質問に答えたバルサ監督。

アンドレ・ゴメス獲得ニュースに話題をさらわれてはいますが、もしそれがなければこの金曜日にバルサ系各紙のトップを飾っていたであろうのが、ルイス・エンリケによる2016/17シーズン最初の記者会見です。夏は話題に事欠かない季節ですから、ミスターに訊ねたい事柄も山盛り。第4のデランテロはどうなるのか、サンペールの扱いは、リーガのポルテーロは誰になるのか、アルベスの退団への感想は、メッシマスチェラーノとは話をしたのか、ブラボの去就は... などの質問がルーチョには繰り出され、監督はそれらの一つ一つに回答していきました。

バルサを去る時、それは..

午前のトレーニングを終えたルイス・エンリケが、シウター・エスポルティーバの記者会見室に姿を見せたのは正午数分前のことでした。監督はまず、練習2日目となったチーム状況について次のように語っています。「心機一転、トレーニングに取り組んでるよ。今年のバケーションは代表戦のない私たちにとっては通常より長かったし、仕事を始めることへの意欲は高いね。休養を取った残りの選手たちが、高い目標を胸に戻ってくるのを楽しみにしている」

そして二つめの質問は、次の6月で満了となる自身の契約延長についてでした。「私は15日や1ヶ月の契約でもするだろうから、クラブには賠償に関する問題はないさ。この件について今話すことは何もない。私は将来のことは全く気にしてないんだ。私はただこの時を生きている。クラブから追い出されるか、自分に続投する力がなくなった時に私はバルサを去るだろう。自分の状態がどうかは、シーズン終了時に評価するよ。もしバルサの監督を続けないとなったなら、それは休息の問題であって、別のことをやりたいからではないさ」

ルイス・エンリケには各ポジションについての質問が続いていきます。以下はその回答です。

信念と意欲のあるデランテロが来るだろう

ポルテーロ:「(マシップと合わせて)3人の選手がいることを嬉しく思うよ。私たちのゴールは非常によくカバーされているし、それはここ数年の私たちがとても良い契約をしたことを示すサインだ」「3人はみな非常に優秀なポルテーロなので、3人が残留することがロベルトの目標だよ。ただし各自にはそれぞれの契約解除金条項があるから、もしそれを支払うクラブがあるなら、彼らが退団する可能性はある」

第4のデランテロ:「デランテロを探しているのは確かだ。出場時間を手にするのが難しいと考える選手はいるけれど、信念と意欲を持ち、自分がプラスになれると考えるデランテロがやってくるだろう。加入を望む選手はたくさんいる」

「私たちが求めているデランテロの特性は、純粋な9番だ。相手エリア近くで動き、スピードのある選手。サイドにいて1対1で抜ける選手ではない。デニスアルダアンドレスのように、そういった仕事のできる選手はチームにすでに何人かいるからね。得点力のある、本当のデランテロを求めている

「私たちはデランテロを探しているけれど、もし良い選択肢であるなら、別の選手が加わることだろう」(アンドレ・ゴメスを示唆?)

ノリート獲得は求めたか:「私がコメントするのは自分の選手たちのことだけだよ。別のクラブの選手たちについては話さない」

右ラテラルは本当に獲らない?:「そのポジションはすでにしっかりとカバーされている。私たちは昨年アレイシ・ビダルを獲得し、セルジ・ロベルトのポジションも下げた。どちらもすばらしい選手だよ」

戦術をどう発展させるか:「1年目から2年目にかけては幾つかの変更を加え、相手チームからダメージを与えられそうなポイントを強化してきた。これからは先を読まれにくくするように進化させていきたい。攻撃のあらゆる面に取り組んでいくよ。ただしそれは、相手チームが私たちをどう困らせてくるかにもよるだろう」

気になるメッシとマスチェラーノ、アルダ

メッシの傷心:「コパアメリカ決勝へ行ったことで、バケーションの日数を増やしたんだ。いつにないほどの希望と意欲をもって戻ってくると私は確信してるよ。ピッチこそが彼の居場所。間違いなく完璧な状態でやってくるだろう。私は全く心配していないよ」

「彼がコパアメリカで優勝できていたのは確かだけれど、必ずしも良いプレーをしたチームが勝つわけではないのがフットボルだからね。私は毎年と同じようにメッシを見てるよ」

「判決については、詳しくは知らない。選手の周りや会長、バルサ監督はいつも論争の的となるから、それらとは距離をとり、最善の方法で解決するよう努めなければならない。私はこの件がレオに影響するとは思っていないよ」

「彼がアルゼンチン代表を続けるかどうかは、時間が教えてくれるだろう。バルサ監督としては、私たちを傷つけることのないことであればどんな可能性にもオープンだ。いちフットボルファンとしては、続けてくれるのが一番だね」

マスチェラーノとの契約交渉:「シーズンが終わった時にアルベスのニュースが出て、マスチェラーノもまた退団するかに見えた。私たちは彼と話をしたよ。クラブとマスチェラーノが契約更新することを期待してるし、私としてはそうなると信じている。彼は極めて重要な選手であり、ピッチ内外でのカギになる選手。私たちは全員、彼の契約更新を望んでいる」

アルダへの信頼:「私が思い出すのは入団1年目のラウドルップだよ。ルイス・スアレスもそうだね。キミたち(記者)は私に彼が太っている、どうしてゴールが決まらないのかと訊ねていた。1年目は難しいものなんだ。選手は機械ではない。私はアルダを十分信頼しているし、チームに残ってほしいと思っている。彼は去年もよく貢献をしてくれたよ。今年はレベルを上げることだろう。そう信じている

サンペールは夏の出来を見て決める

サンペールの昇格:「サンペールは今トップチームにいるけれど、かといってスカッドに彼の場所が約束されているというわけではないからね。彼のパフォーマンスを見て、チームや彼を含んだ選手たちにとってのベストを探していく

「彼はチームのカギとなる選手たちに休みをもたらすことができる生粋のピボーテで、100%バルサ産の選手だ。今現在の可能性としては、チームに残ることと、もっと試合に出られるプリメーラのチームへ行くことの両方がある。彼とチームにとって一番良いと考える方法を、このプレシーズンで決めていくよ」

テージョとモントーヤ:「彼らはレンタル選手で、私は戦力には数えていない。それはもう伝えてあるよ。けれども彼らはチームトレーニングに加わることを決め、クラブはそれを受け入れた。そこに問題はないけれど、一番良いのは彼らが早くチームを見つけ出すのことだからね。これは特別なケース。早く解決されることを期待してる」

ダニ・アルベスの退団:「驚いたよ。私たちの誰もが驚いた知らせだった」「アルベスは特別で、前向きで愛情深く、陽気で、時にはあまりにも陽気な選手。彼がいなくなったことを私たちは寂しく思うことだろう。彼ほどプロフェッショナルで見本となる選手は数少ないんだ。ユーベはすごく良い補強をしたね。彼の最善を願ってるよ」

いまいちだったエウロコパ:「幾つかの試合はかなり退屈だったし、魅力に乏しいエウロコパだったね。けれども短期間でチームを作る代表監督の難しさは理解しているよ」