トップページバルサニュース過去記事>8月18日

2016年8月18日

スーペルコパ2016 優勝!

カピタンマークを巻いたキングメッシが掲げた初めてのトロフィー。

FCバルセロナが2016年度のスーペルコパ王者に輝きました。ルーチョチームはサンチェス・ピスファンでのイダに0-2で先勝し同大会優勝をほぼ決めていたため、勝負の行方に対する興味はさほどなかったのですが、夏の新戦力たちが揃って起用され、良いパフォーマンスを見せたことは素直に嬉しく。今季は活きの良い若者たちが入ってきたわいと、目前に迫ったリーガ開幕がより楽しみになってくる快勝でありました。去年は迷いの小道に入っていたアルダ・トゥランが自信を掴みかけているのも良い兆候で、“新戦力”として期待できそうでなにより。精力的にボールを蹴り走り、リーダーとなってチームを動かすレオ・メッシの姿もクレに希望をもたらします。

上々だった新戦力たち

このカンプノウでのスーペルコパ2016 ブエルタで、ルイス・エンリケは思い切った選手起用をしてきました。負傷しているアンドレス・イニエスタは勿論のこと、ジェラール・ピケイバン・ラキティッチセルジ・ロベルトルイス・スアレスらをベンチに温存。サムエル・ウンティティルーカス・ディニェデニス・スアレスアンドレ・ゴメスら夏の新加入選手たちが揃って先発となったのです。

その結果は上々でした。

プレシーズンの親善試合で良い評価を受けていたデニス・スアレスは、いつも以上に活発に動くレオ・メッシとの連係に戸惑っていたように見え、今日に限れば、4人の中で一番平凡。パスをいくつも失敗していました。しかしいきなりチャビになれるはずもないので、そのあたりはこれから徐々に良くなっていくでしょう。その他の3人は皆クレを納得させる出来栄えで、今がまだ始まったばかりであることを考えると、今年の新加入選手たちは“当たり”となりそうな雰囲気があります。

積極的なオーバーラップと正確なセンタリングでクレの敬意を勝ち取りつつあるルーカス・ディニェ。ポジショニングが良く安定感ある守りとパス能力をデビュー戦で示したサムエル・ウンティティ。同じくバルサデビュー戦ながら、全くそう思えないほど馴染んでいたアンドレ・ゴメスのパス捌きと広いプレー視野。特にゴメスは堅実さを優先させていたようですが、あの溶け込み方はさすが期待の大型新人です。デビュー戦では文句なしの合格点で、より大胆にプレーするようになった時がとても楽しみな選手です。

「新入りたちは非常に早く適応している」

試合終了後の記者会見で、ルイス・エンリケは新加入選手についてこう述べました。「長いシーズンを私たちのような目標をもって立ち向かうためには、22-23人の選手が必要となってくる。出場時間の多い少ないは出るにせよ、全員がプレーをすることになるだろう。そうすることで私たちはより強くなるし、デリケートな瞬間を乗り越えていける。トレーニングにおける要求度と競争はMAXになるだろうね

ウンティティの出来には驚かなかった。私は昨シーズンから彼のことをチェックしていたし、リヨンでは22歳でカピタンを務めていたんだ。彼のプレーは確実性が高く、ボールを前に運べて、アグレッシブで空中戦も得意だ。しかしここはバルサだからね。彼はハイレベルなプレーをしたけれど、このクラブでは多くのことが求められる。キャラクターは彼に味方するだろう。新入りたちは非常に早く適応しているし、ハイレベルな成果を私は期待している

アルダ・トゥラン、そしてメッシ

あとは夏の新加入ではないですが、実質的に新戦力としてアピールしているのがアルダ・トゥランです。プレシーズンの親善試合ではあまりパッとしていなかったトルコ代表ですが、偽エストレーモとして起用されるようになったここ数試合は輝きを放つ瞬間が増加。巧みな胸トラップでスアレスの得点をアシストした3日前のサンチェス・ピスファンに続き、このカンプノウでは2ゴールを決めてバルセロニスタを唸らせました。ようやく求められていた実力の片鱗を見せ始めたアルダです。

ルイス・エンリケは試合後、このアルダに関し、「私は彼を2つのポジションで見ているんだ。デランテロとしてはゴールと再会を果たしたね。彼はゴレアドールではないけど得点力がある。それを証明したよ。しかし重要なのは彼がインテリオールとしてもプレーできることだ。彼のパフォーマンスには満足している」とコメントしています。あとは昨年見つけられなかったインテリオールとしての動き方をモノにできるかどうかが、チームの重要なピースとなれるかの分かれ道。せっかくですから、インテリオールは誰を起用しても結果を出すので選ぶのが困ってしまうとクレが嬉しい悲鳴を上げるくらいになってほしいです。

レオ・メッシの存在感は圧倒的でした。チームの顔ぶれが変わり、プレー方法も少しずつ変わっていく中で、メッシの偉大さはいつまでも変わることなく。アンドレス・イニエスタが負傷欠場したことでカピタンマークを巻いたバルサの10番はそのプレーによって文字どおりチームリーダーとなり、“彼の”チームを引っ張っていました。年月を経るごとに、フットボル選手としての完成形となっているメッシ。気の早い話ですが、若さの爆発によって記録を塗り替えまくっていた数年前とはまた違ったかたちで、すさまじいシーズンにするんじゃないでしょうか。

そのレオが将来的にフレッシュさを失った時、ポジションを下げることはできるかと訊ねられたルーチョは、こんなふうに自論を語っています。「メッシが輝きを失うことはないだろうね。彼は信じられないようなプレー状況を生み出せる選手だ。もしラテラルになりたいと望むなら、彼は世界最高のラテラルになるだろう。彼は本質的に、フットボルそのものなんだよ。フィジカルが衰えた日は、インテリジェンスでそれを埋め合わせるだろう」