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2016年9月05日

メッシ「ゼロから始めるために髪を染めた」

アルゼンチン代表を離れ、バルセロナへと戻ったバルサの10番。

リオネル・メッシが昨日、バルセロナへと戻ってきました。今回の代表戦ウィークでは内転筋に痛みを抱えてアルゼンチンへと招集されたクラックでしたが、決勝点を決めたウルグアイとのムンディアル南米予選後、恥骨に痛みがあることが判明。水曜日に行われるベネズエラ戦には出場せず、バルセロナへと早く戻る事となりました。幸い怪我は重傷ではなく、本日(5日)に行われる精密検査の結果と本人の感覚を見て、土曜日のデポルティボ・アラベス戦に出場するか否かを決めることになるようです。

“ミンギート”の訪問

このメッシの代表戦ウィーク途中でのバルセロナ帰還ですが、内転筋に違和感を抱えていたメッシゆえ、出場は南米予選で首位を争うウルグアイ戦だけに限定し、グループ最下位のベネズエラ戦は他の選手たちに任せて戻ることが予め決められていたのだとMD紙はいいます。その万全ではない試合で勝負を決めるゴールを決めるのですから、我らのクラックは本当に大したものです。

さてそのレオ・メッシですが、アルゼンチン代表合宿所を離れてバルセロナへと戻る前に、あちらでは非常に人気があるというコメディアン俳優、ミゲル・アンヘル・ロドリゲスさん(通称ミンギート)の訪問を受けています。

せっかくなので背景まで調べてみますと、アルゼンチンでは1970-80年代、ブエノスアイレスの小さなバルを巡る人間模様を描いた“Polémica en el bar”という人気コメディ番組がありました。イタリア移民の子で中産階級労働者ミンギートの暮らしがユーモアたっぷりに描れたたこの番組は、長らくアルゼンチンで楽しまれたらしく。ミンギートはボカ・ジュニオールズのインチャの新聞記者という設定だったので、1987年には彼からインタビューを受けるという体でディエゴ・マラドーナも出演したのだそうです。

そこで“エル・ミンゴ”を演じていたのが今は亡き俳優ファン・カルロス・アルタビスタさん(1929-1989)。そしてこの2016年にアルタビスタさんの甥であるコメディ俳優ミゲル・アンヘル・ロドリゲスさんの主演で“Polémica en el bar”がリメイクされ(元々ミンゴのモノマネをしていた模様)、今回は特別版としてその二代目ミンギートがアルゼンチン代表の施設エセイサを訪れ、レオ・メッシと対談したわけです。

チアゴくんはフットボルに興味なし!

そこでレオは髪の毛をプラチナ金髪に染めた理由について「ゼロからスタートするために色を変えた。大きな混乱があったし、周りでいろんなことが起こっていたから、“この流れを断ち切って、また再スタートをしなければならない”って自分に言い聞かせたんだ」と説明。これからずっと金色を続けるわけではなく、退色すればそれはそれで終了のようです。

また、ミンギートチアゴくん用のプレゼント(ゴムボール)を貰ったメッシは、愛息についてこんな裏話を披露しています。「チアゴにボールを買うことはあまりないんだ。彼はフットボルがあまり好きじゃなくてね。クラブではチビたちがボールを身につけるようにあれこれしてるから、それがチアゴの心を掴むかどうか見てみるよ。良いスタートになるだろうね」

「バルセロナでは普通の生活をしてるよ。子供の(幼児)学校は9時からで、近所だから妻と一緒に送っていって、一度家に戻ってからクラブ(トレーニング場)へ行くんだ。午後はお昼を食べた後、4時になると僕がチアゴを迎えに行く。行けるときはいつも僕が行くね。そこからは家族で彼をくたびれさせるようにすると、夜はぐっすりだよ、ハハハ」

本日、そけい部の精密検査

そのメッシは昨日日曜午後、パリ経由のエールフランス便にてバルセロナ・プラット空港へと帰着しています。ブエノスアイレスからは15時間にも及ぶ長旅だったらしく、さすがにお疲れ気味の表情で自宅へと直帰したようです。

レオは今日5日、シウター・エスポルティーバにて、痛みを起こしているそけい部を詳細に検査する予定となっています。クラックはウルグアイ戦の後、恥骨周辺に「強い痛みがある」とコメントし、バルサ医療部を慌てさせたようですが、幸い症状はそう重いものではないらしく。とはいえ無理をして悪化させては元も子もないですし、炎症治療は安静にすることが重要ですから、土曜日のアラベス戦は大事をとって休養になるかもしれません。アルゼンチン代表の医療部は休養を勧めているそうです。

昇格組アラベスはここまでのリーガ2試合を2引き分けで11位(得点1、失点1)。プリメーラ復帰は2005/06シーズン以来11年目で、しかもカンプノウでの対戦ですから、ここは充実の戦力を上手く活用し、メッシは来週13日(火)のチャンピオンズ開幕節(対セルティック@カンプノウ)に温存するのが良さそうに思います。パロン明けの第3節は大抵、南米組は起用調整されていますし、今回もそうなるんじゃないでしょうか。

 

アンドレ・ゴメス 怪我予防計画

怪我をさせないような特別メニューを用意していく。

各国代表選手を多く抱えるバルセロナにおいて、国際Aマッチウィークに望むこと、それは選手たちが皆怪我なく元気にチームへ戻ってくることです。今回の代表戦では幸いなことに大きな怪我は発生していませんが、そけい部の痛みを訴えたレオ・メッシがアルゼンチンからバルセロナへと帰着。もう1人アンドレ・ゴメスもまたジブラルタルとの親善試合でダメージを受けたことでポルトガルを離脱し、昨日シウター・エスポルティーバで検査を受けています。結果はホッと安心の「筋肉の打撲傷」。回復次第で週末のリーグ戦に出場できるようです。

筋肉系のトラブルがしばしば

先週行われた夏の補強総括記者会見にて、バルセロナのプロスポーツ部門責任者アルベルト・ソレールアンドレ・ゴメスを獲得した理由について、見逃すべきではない「マーケットチャンス」だったと説明しました。ルイス・エンリケロベルト・フェルナンデスが何ヶ月も前からいいね〜出来るなら欲しいね〜とチェックしていた選手がバレンシアを出ることを希望し、しかもバルサ入団を望んでいる。そこでクラブは当初計画になかったゴメスと契約する決断を下しました。

アンドレ・ゴメスの資質に疑いはありません。しかし一方で彼はどうやら怪我で戦列を離れることがよくある選手らしく。たしかに検索サイトで調べてみますと、2015年5月に左脚の大腿直筋の筋腱断裂で手術を受けて全治3-4ヶ月、2015年9月には軽度の筋挫傷(肉離れ)、夏のエウロコパも背中(腰)を負傷で本調子ではなくと、たしかに怪我がちに見えます。某フットボルゲームの怪我耐性も低めの設定^^; 年に数回の小さな怪我は特に珍しくはないですけれど、筋肉系トラブルが多いのは少々気になるところで、メッシブスケツと同じく、恥骨炎も抱えているそうです。

そんなゴメスがバルセロナでも負傷を繰り返さないように、バルサ医療部はポルトガル代表セントロカンピスタに対し、怪我を予防するためのスペシャルプランを用意するだろうとMD紙は伝えています。怪我をしてから治すのではなく、怪我をしないように注意を払い、しっかりと筋肉をケアし、出場時間も調整していく。それを可能とする層の厚さがルーチョチームにはありますので、序盤は少しずつ適応させながらの起用となりそうです。

「アンドレはスタイルを変えなければ」

アンドレ・ゴメスに関しましては、4日付のSPORT紙にロベルト・フェルナンデスSDの個人評価が載っています。セクレタリオ・テクニコがまずゴメスに望むのは、バルサのスタイルに順応していくことです。

「私とルイス・エンリケは、5ヶ月前からアンドレ・ゴメスは好いねと言っていたんだ。私たちの意見は完全に一致していた。彼が重要な選手になれることは分かっていたので、このオペレーションを実行する価値があるかどうかを私たちは分析しなければならなかった。それで彼を獲得することに決めたんだ」

「彼は複数のポジションでプレーすることが可能で、チームを大いに助けることが出来る。バルサのレベルを備えた選手だよ。ルーチョは私に、アンドレは右も左もこなせるし、強く、よく走ると言っていた。けれども彼はそのスタイルを変えるべきだろう。彼はいつもよく走るチームからやってきたけれど、ここでは連係が求められるからね。彼はこれから進化をし、バルサファンを喜ばせていくことだろう」

行き来の激しいフットボルよりは、ポゼッションを基本に相手を崩すバルサ流のほうが筋肉に負担は少ないかもしれません。シロウトの印象ですけれど、どうなんでしょ。