トップページバルサニュース過去記事>9月27日

2016年9月27日

デニス・スアレス「ロッカールームにエゴはない」

グループは団結していて、全員仲が良いとセントロカンピスタ。

ボルシアMGとのチャンピオンズ第2節を控えた26日(月)は、幾つかの細かい出来事がありました。トレーニング開始前に行われた、良い雰囲気での2016/17シーズンチーム公式写真撮影のほか、ラキティッチ/ラフィーニャ/ジョルディ・アルバがアディダスの新作シューズ発表会にゲスト参加したり、デニス・スアレスアンドレ・ゴメスがシウター・エスポルティーバで実施された NIKEアカデミー・バルセロナに“コーチ”として登場したり、などなど。ここではそのうちの一つ、デニスくんによるインタビューに注目してみます。

トレーニングと試合を活用中

NIKEがプロ未契約の若者たち(U-20)を鍛え、プロフットボル選手として羽ばたくことを支援するプロジェクトが NIKEフットボル・アカデミーだそうです。本部はあの、バルサが夏合宿を行ったセント・ジョージスパーク。バルセロナは定期的にNIKEアカデミーのチームと対戦をしたりしてまして、今回はその一環として若者たちがバルサの練習施設シウター・エスポルティーバ・ジョアン・ガンペルを訪れ、デニス・スアレスアンドレ・ゴメスからアドバイスを受けたようです。たぶん。

そしてデニスくんはセッションが終了後、地元スポーツ紙SPORT、MUNDO DEPORTIVOの取材に応対。ルーチョチームの今やトリデンテについて、友人アレイシ・ビダルやチャンピオンズデビューなどについてコメントしています。

デニス・スアレスがバルサに戻ってから、今で約2ヶ月が経過しました。ここまでのチームへの適応について、セントロカンピスタは言います。「満足している。ミスターは僕のことをとても信頼してくれているし、トレーニングや試合での1分1秒を活用してるよ。バルサは最高地点だから、何年もここに残っていきたい」(SPORT)

そしてルイス・エンリケとの関係については「すごく好いよ。僕が上達していくようにいつも声をかけてくれているし、ここまでの出場機会には満足してる。試合に出る時は毎回、チャンスを活かすよう最大限にトライしている」(MD)とコメント。どちらのインタビューでも、満足、活用という言葉をよく使っているデニスです。

トリデンテから可愛がられている様子

監督が積極的に行っているローテーションについては、最終的にチームのためになるから良いことだとガジェゴは言います。ロッカールーム内の雰囲気も抜群のようです。

「選手はたくさんいるわけで、全員が参加できるところがローテーションの良い点だからね。チャンスを手にしたなら、それを活用し、そしてピッチで最大限に楽しむべきなんだ」

「選手はみんな試合にフル出場したいものだけど、チームのことを考えればローテーションは良いことだから、シーズンの終わりには僕らはそれに感謝していることだろう

「選手が一人ピッチから出れば、同じレベルの別の選手がピッチに入る。僕らはみなチームのために、チームが勝つためにハードワークをしているんだ。そしてシーズンが終わる時、僕らはタイトルを獲得できる」

グループは団結してるよ。全員が仲が良いし、ロッカールームの中にエゴは存在していない。若手にとってはそれはすごく助かることなんだ。僕らはすごく良い感じにまとまっているし、毎日良い雰囲気でやれている」

「入団初日から僕はルイス・スアレスの隣で着替えてるんだ。今はネイもやって来たし、レオにはすごく良くしてもらってるよ。彼らが僕に挨拶をする時は、ガリシア(地方)のアクセントを真似て話してくるんだ(笑)」(いずれもSPORT)

「グループはとても強く団結してる。僕らは全員がチームメイトで、仲が良いんだ。そしてそれによってチームはより良くなる」(MD)

内紛の火種が燻っているチームがあるらしいとのニュースが風のウワサで漂っていますが、我らバルセロナのチーム内はそんなゴタゴタとは無関係でなにより。この一体感はバルサの武器の一つですし、チャビ、アルベス、ブラボといったアニキたちが続々と退団したなかで、良い雰囲気を保っているのは朗報です。

セルジ・ロベルトは上がってくる選手の手本

デニス・スアレスはまた、チームメイトたち数名についても言及をしています。まず最初に、今をときめくセルジ・ロベルトについてです。

「彼はスゴイ選手だし、今それを証明してるよね。今ではヨーロッパや世界でも最高レベルのラテラルだよ。彼はカンテラから上がってくる選手にとっての手本さ」(MD)

そのセルジ・ロベルトにもかつては全く試合に出られない時期があったわけですが、今まさに監督から招集もされない状況が続いている友人アレイシ・ビダルについて、セントロカンピスタはこう言います。デニスアレイシはセビージャ時代の同僚でした。「アレイシは落ち着いているし、ハードにトレーニングを続けてポジションを獲ろうとしてるよ。世界最高のラテラル、セルジ・ロベルトが突然登場して、信じられない活躍をしているのは確かだけどね。忍耐強く、これまでのようにハードワークを続けていくべきだ。そうすれば彼の時間は訪れると僕は確信してる」(SPORT)

そして明日はデニスくんにとって、チャンピオンズデビューの記念日になるかもしれません。「そうなるといいね。最高だろうね。僕はバルサへとたどり着くために小さな頃から頑張ってきたし、このチームで世界最高のコンペティションを楽しんでいくよ」(SPORT)

ちなみに、レオ・メッシ不在となっている現状では、デニス・スアレスも大エースのポジションを代行する候補の一人とされますが、彼自身は「プレーは出来るけれど、中盤でプレーする自分を思い描いている」(MD)とのこと。テクニコからも偽エストレーモは提案されていないようです。

まだデニス風味のドリブルはあまり見られないですが、先日のスポルティング戦ではネイマールの得点をきらめく縦パスでお膳立てするなど、少しずつ持ち味を発揮している新6番。コメントから見るに手応えは掴んでいっているようですから、一歩ずつ階段を上っていく様をこちらとしては楽しませてもらいましょう。そしていずれは、憧れのイニエスタの後継者に!バモス!

 

ラフィーニャ「ここでやれると証明したい」

メッシ負傷を受け、次も偽エストレーモ起用されるであろうラファ。

バルセロニスタである以上、願うのは一人でも多くのカンテラーノがカンプノウで栄光を手にすることです。しかしながらそこへと到る道の険しさは尋常ではない。世界トップクラスの選手たちとのポジション競争に勝ち、かつ時の運を味方にした選手のみがバルサで名を残すことが可能だからです。2年間鳴かず飛ばずだったセルジ・ロベルトが右ラテラルで居場所を確保した今、それに続いてほしいと願うのが大きな怪我を克服しピッチに戻ってきたラフィーニャ・アルカンタラレオ・メッシの負傷離脱はチームにとって痛手ですが、能力を証明したいと願う若手にとってはチャンスとなります。

フットボル史上最高のクラックと称される選手の穴を埋める。それは難易度★★★★のテスト問題といえます。けれどもバルサのトップチームに居場所を作ると野心を抱いているならば、「俺の時が来た」くらいの気持ちでいる必要があるでしょう。アルカンタラ家の次男はさて、この突如訪れた機会にどう思っているか。先日のスポルティング戦では、バルサB時代からの戦友セルジ・ロベルトのセンタリングにえいやと飛び込むダイビングヘッドで0-2のゴールを記録。彼ら2人が喜びを分かち合う姿は、なかなか熱いものがありました。

「健全なポジション争いがあるのは良いこと」

ラフィーニャ・アルカンタラは昨日26日、バルセロナ市内のアディダスストアにて開催された、新型スパイク(Speed of Light)の発表イベントにイバン・ラキティッチジョルディ・アルバらと共にゲスト参加。三人は3X3の勝者グループとエキシビジョンマッチでプレーをした後、短いながらもチャビ・ロカモラ記者とのトークセッションを行っています。ラフィーニャは言います。

「昨シーズンは怪我によって難しいものとなった。学習の一年だったよ。これからは自分がここでプレーできることを示したいし、監督が納得するように良いフィジカル状態でなければならない。今年のフィジカル状態はすごく良いよ」

(メッシの代役)「偽エストレーモであれ他のポジションであれ、プレーには慣れているし、この前の試合ではメッシのポジションで快適にやれたよ。選手間で健全なポジション争いがあるのは良いことだよ。トレーニングでも余計に気合が入るしね。僕らは気を緩めることなんて出来ない。監督の要求に応える準備が僕らにはできているんだ」

今季のルイス・エンリケはローテーションを積極的に行っていく計画だと、この序盤の起用法方を見れば伝わってきますから、メッシ不在の2週間がラフィーニャの唯一のチャンスではないでしょう。とはいえ、頭角を現す選手は少ない機会をモノにするものだ、、と自らのファン的期待感に変なプレッシャーをかけながら、ラファの活躍を応援したいと存じます。なによりこうしてピッチに元気に戻ってきたことが、非常に嬉しい。持ち味の泥臭いアピールをお願いします!

僕のお姫様

あともうひとつ、ラフィーニャ関連で小ネタを一つ。下の2つはネイマールラフィーニャによるツイートなんですが、二人の仲の良さがひしひしと伝わってきて良いです。ネイマール曰く、「僕のプリンセサ(お姫様)ラフィーニャ」。そしてラファが返答して曰く、「同じように錯乱した友人がいるってのはプライスレスだよ! #neymarjrprincesa」。