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2016年10月03日

ルイス・エンリケ「敗北の第一責任者は私」

4点目が重く響いたとバルサ監督。

バルセロニスタにとってこの10月最初の日曜日は、気分の浮き沈みの激しい日となりました。ベルナベウでエイバルが勝点1を確保した!マドリーはこれで泥沼の4連続エンパテ!しばらく譲っていたリーガ首位の座を遠慮なく返してもらいますよとクレがウキウキしていたその数時間後、バライードスでルーチョバルサが4-3の敗北...。昨年の教訓を活かすべし、同じ過ちを繰り返してはならないと十分注意して臨んだ敵地でのセルタ戦に、前回と同じくあれよあれよと3-0とされたのですから、ダメだこりゃと自棄食いの一つもしたくなります。後半は熱いプレーで同点まであと一歩に迫ったものの、いかんせん前半の内容が悪すぎました。ここまではエンリケの勇敢な先発選びが裏目に出るケースが目立っています。

同じメンバー、しかし今回はセルタ

試合後にルイス・エンリケが語っているように、結果論でものを言うのは簡単なのですが、このシーズン序盤のバルセロナは監督の実験的メンバー&システム選びに四苦八苦している感じです。パロン明けゆえにごそっとローテーションして敗れた第3節アラベス戦、3バックでどたばたした第4節レガネス戦、いきなり2トップが試されたチャンピオンズ・ボルシア戦、そしてインテリオールで冒険をしたこのセルタ戦。

今回採用されたアンドレ・ゴメスアルダ・トゥランによるインテリオールコンビ+ラフィーニャの偽の右エストレーモは、0-5で大勝したスポルティング・ヒホン戦(@エル・モリノン)と同じ組み合わせです。解せないのはヒホン戦の後、マニータ快勝に関してルイス・エンリケは「結果は内容を反映していない。スコアが0-5となった、それだけだ」と内容に満足していない様子だったのに、より手強いバライードスでもほぼ同じイレブンを使ってきたこと。あのヒホン戦もボールが落ち着きませんでしたが、その面子でセルタ相手はいささか危険だったといえましょう。後半バルサのプレーを変えたイニエスタが最初からいれば、とつい思ってしまいます。

ルイス・エンリケがローテーションを実行せねばならぬのも、就任3年目で新たな挑戦をせねばならないのも理解するのですが(変化がなければいずれ死ぬ)、パロンの前は変に温存することなく鉄板メンバーで全力でいけば良かったのではないかと。ここでイニエスタラキティッチを揃って温存した理由はよく解りません。

アルダはインテリオールとしても躍動感があるプレーをしており、好調さをよく出していました。アンドレ・ゴメスは所々で推進力を示したものの、連係はまだまだ。らしからぬ出来が続くセルヒオは、状態が心配です)

あらゆる勝負でセルタが上回っていた

チャレンジ精神が空回りしている感のあるルイス・エンリケは、バライードスで2年連続となる4失点敗北を喫した後、メディアの立ちインタビューでまずは次のように試合を振り返っています。

「あとで落ち着いて試合を見直し、分析しなければならないけれど、前半はあらゆる局地戦で相手が私たちを上回っていたよ。私たちはスペースを突けず、ポジショニングもいまひとつで、試合をコントロールできず、スムーズにボールを回せていなかった。20分頃までは試合に入っていたけれど、そこからはコントロールを失い、前半で3-0にされてしまった。これは公正な結果だったと思う」

この負けにまず第一に責任を追うべきは、監督であるこの私だ。試合は全員の力で勝ち、負けるものだけれど、負けた時の第一の責任者は私であり、まず第一に改善すべきはこの私なんだ。ローテーションの責任は私にあり、責任を引き受けねばならないのは私だ」

どこかの責任逃れをしている人たちに聞かせたい言葉で、責任を引き受けるバルサ監督。彼は致命的エラーをやらかしたテル・ステーゲンに罪を負わせようとはしていません。「バルセロナのポルテーロはリスクを取らねばならないんだ。私が個人のエラーを評価することはないよ。私たちにとってポルテーロはカギとなるポジションだ。彼からのボールで、私たちは最初の数的優位を作り出す。今彼を批判し、リスクの低いプレーをすべきだったと言うのは簡単だよ」

いや、でも、さすがにあそこは迫ってくる相手選手の頭上を通そうとするのではなく、右で待ってたピケにパスで良かったと思いますよ...。

テル・ステーゲンを擁護

そしてバライードスの記者会見室に姿を見せたルイス・エンリケは、もう少し深く試合展開について分析をしています。「あまりポジティブな評価をすることはできない。試合への入り方は良かったし、首位になることの重要性も私たちは知っていたんだ。しかし15分頃からはセルタの方が私たちの上を行っていた。全てのボールに対し彼らの方が先んじていたし、私たちは何度もトランジションに失敗していた。私たちの方が内容で劣っていた

「試合に入るため、前半でのエラーを修正するよう私たちは試みた。そしてそれに成功はしたけれど、4点目が私たちを仕留めたよ。最後は同点に追いつくチャンスがあったものの、満足してビーゴから去ることは出来なかった」

私たちにこういうダメージを与えられるチームがあるとするなら、それはセルタだ。もし負けなければならないのであれば、私としてはセルタのようなフットボルをするチームが好い」

「(先発選びを)後悔はしていないよ。私は監督であり、試合の前に決断をすることが私の仕事だ。試合後に質問するのは非常に簡単なことだ」

バルサ監督はまた、こちらでもテル・ステーゲンを戦犯とすることを好まず、「私たちのスタイルでは、ポルテーロは決定的な役割を担っている。あのプレーではもっと簡単な選択肢があったのは確かだけれど、試合は全員で負けるものだし、第一の責任者はこの私だ」とコメント。「選手たちは機械ではないんだ。私たちは立ち上がり、そして競い続けていくだろう」と結んでいます。