トップページバルサニュース過去記事>12月21日

2016年12月21日

ルイス・エンリケ、マドリーの処分軽減に「なんでも構わない」

年末ではなく、春に良い状況であることが重要とバルサ監督。

未成年選手との契約に対してFIFAとかいう組織がレアル・マドリーに科した罰が、スポーツ仲裁裁判所によって見事に軽減されたことで、バルセロニスタの神経が逆撫でされている冬至の日。バルサとマドリーの処分の差はどうせFIFAとかいう組織との関係性によるもので、考えるほどに胸糞が悪くなりますので、ここは気持ちを切り替え、バルサの年内最終戦である国王杯エルクレス戦に集中することにいたしましょう。敵地でのイダが1-1の引き分けだったことで、勝敗はオープンな状況にあります。南米トリデンテが3日早い冬休みをもらって不在の中で、いかにしてゴールを奪って勝つか。セグンダBのチームが相手とはいえ、舐めると痛い目に遭います。

失うものの無いエルクレス

エルクレスFCから見れば、地元リコ・ペレスで手にしたエンパテ(1-1)はカンプノウへと乗り込むにあたって大いにモチベーションとなっていることでしょう。彼らに失うものは何もないですし、もしも事が上手く嵌れば、最高のクリスマス休暇を過ごすことが出来る。バルセロナにメッシネイマールルイス・スアレスピケがいないことも希望を大きくしていそうです。

エルクレスが前回カンプノウを訪れたのは2010/11シーズンのリーガ第2節でした。結果はなんと、ネルソン・バルデスの2ゴールによって彼らの勝利(0-2)。今回もサプライズの再現を狙っていることでしょう。ちなみにこの試合、ハビエル・マスチェラーノのバルサデビュー戦でした。

ただしエルクレスが1/8ファイナルへと勝ち上がるためには得点が必ず必要ですから(バルサは0-0でも好い)、彼らは程度の差こそあれ、前に出ることになります。あちらのルイス・ガルシア・テネベ監督は昨日の会見で、「バルサに掴みかかっていく」と述べているので、守りを固めながらも何かを仕掛けてくるかもしれません。

ルーチョチームはとしては相手が勇敢にくるほうがスペースが生まれて好都合ですし、パコ・アルカセルも輝きを増すでしょう。ドーハでバルサ初得点を決めたデランテロ・バレンシアーノの、公式戦初ゴールを期待しますが、ルイス・エンリケは「スペースを見つけるのは難しくなるだろう」と予想しています。

フットボル監督はリスクを負うもの

とはいえ、いかんせん国王杯の1/16ファイナルですから、なかなか試合に興味を持てないのも正直なところです。より関心を持てるのは、ルイス・エンリケによる前日会見のコメントかもしれません。試合自体の関心度は低いため、バルサ監督に投げかけられた質問の大半はチームの今に関する疑問となります。

改善ポイント:「イダで不足していたポイントをたくさん改善できるだろう。ボール回しや2列目からの飛び出し、ボールを奪取するためのポジショニングなどね」

トリデンテとピケへの特別休暇:「私が毎シーズンやってきたことだ。私はこういう休養は必要だと思っているし、クリスマスでなくても、おそらく彼らは招集してないだろう。フットボル監督であるというのは、リスクを負うことなんだ」「出場時間の多い選手たちは特に、バケーションは重要だよ。家族と一緒に出来るだけ多く休日を満喫するのがベストだろう」

ラキティッチの欠場:「ラキティッチについてコメントすることは何もない。私は彼の能力や姿勢を嬉しく思っているよ。しかし決断を下すのはこの私だからね、これからも彼やチームにとって最善と考える決断を下していくよ。ラキティッチはこのバルサにとって非常に重要な選手だ。私が正当化しなければならないことは何もないさ」

出場時間の配分:「シーズン終盤に臨むにあたって、それが非常に重要だと私たちは信じている。新加入選手の多くは、すでに1,000分以上コンペティションでプレーをしている。選手の大半が多くの出場時間を得ているので、決定的な時期にチームのレベルが上がっていることを期待しているよ」

ここまでの成績:「私はクリスマスではなく、シーズン終盤をどのように迎えるかを考えてプランを練っているんだ。リーガでは首位でいたかったのは確かだけれど、目標は重要な3月-4月に全タイトルを狙える状態にあることだからね。選手たちのトレーニングの様子を見るところでは、過去2シーズンと似ているような感覚がある」

マーケットが開けば、補強の可能性は常に存在する

ネイマールの成績:「私はゴールだけで評価はしていないし、ネイはこれから多くのゴールを決め、多くのアシストをするだろう。彼は私たちにとって非常に重要な選手。あらゆる点でチームに貢献をしているよ。彼は野心的な選手なので個人的な数字を良くしたいと望むのは当然だけれど、ここまでの成績はとても良いんだ」

パコ・アルカセル:「パコを手助けする一番の方法は、彼についてあれこれ言わないことだ。だから私から何かいう事はない」

シレセン:「アヤックス出身のポルテーロがバルサに適応する上で問題はないさ。彼の競い方を私は好きだ。彼はすばらしい補強だった」

レアル・マドリーの補強禁止軽減:「私にはどうだっていいことだよ。その件で私が嬉しくなることも悲しくなることもないし、精神状態はこのニュースを知る前と変わらない。私は自分のチームに影響を及ぼす事柄に集中するようにしている。その他のことはなんだって構わないんだ」「このテーマに関して、私の意見を言おうとは思わない。各人は好きなように考えれば良い」

冬のマーケットでの動き:「私たちはスカッドの向上することにオープンだし、クラブは休みなく働いている。マーケットが開いたなら、補強の可能性は常に存在しているさ」

2017年に望むこと:「健康!」

ということでこのルイス・エンリケ前日会見から判るのは、理事会の思惑は別としてミスターは冬の補強を否定していないこと、クリスマス時の成績ではなく春の状態を第一にプランニングをしていること、それには出場時間の分配が重要であることなどなどです。マドリーに関しては「なんでもいい」と言いつつも思うところはあるようなので、どこかの居酒屋で聞いてみたくはあります。仲間内では豪快にぶっちゃけてそう。