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2016年12月28日

デニスくん、メッシとの共演に手応え「とてもプレーし易い」

2017年に欲しいのはチャンピオンズのタイトル。

MD紙がバルサソシオ300名に行ったアンケート調査において、ぶっちぎりの高評価を受けたサムエル・ウンティティに次ぐ評価点を得たのが爽やかデニス・スアレスでした。2013年夏にマンチェスター・シティからバルサへと移籍し、バルサBで1シーズンを過ごした後はセビージャ、ビジャレアルへと武者修行。レンタル移籍が片道切符と言われるなかで、クレの熱い希望を受けて見事生還を果たしました。デニスはここまで、まずまずの適応ぶりでルーチョチームの中盤の層強化に貢献中。マエストロ・イニエスタのプレーを間近に見ることでその技を磨き、将来の核となる事が期待されるセントロカンピスタです。

イニエスタ師匠との共存

デニス・スアレスのバルサトップチーム選手としての最初の半年は、新人選手としてはまずまず満足のいくものだったといえましょう。先発レギュラーの地位は勝ち取ってはいませんが、先発かベンチかは半々のラインで、ここ最近は思い切り良いプレーを見せることも増加。控え組選手は無難にこなそうとする例が多いですが、そのあたりの大胆さがデニスくんの長所です。28日付のMD紙にはそんな彼のインタビューが掲載されていまして、セントロカンピスタはフレッシュにここまでのバルサ生活を語っています。

ドリブルで相手守備組織を切り裂ける貴重なインテリオールとして大成することを期待されるデニス・スアレス。その大家であるアンドレス・イニエスタと一緒にプレーすることで、学ぶことは非常に多いでしょう。「ここまではあまり一緒にプレーしてないけど、上手くいったと思うよ。感触は良かったね。アンドレスと僕がよく似た特性を持っているから、一緒にはプレーできないと考える人もいるけど、僕はそうは思わないし、むしろ逆だと思うんだ。僕らはボールを持つのが好きで、バルサではそういうタイプの選手はぴったりハマるからね」

「決断するのはミスターだけれど、自分としては僕らは一緒にやれると思ってる。僕らにはポゼッションがあって、ハイプレッシャーをかけるのも好き。もしボールを失っても、前線からプレッシングをすることで早く取り返せるし、ボールの後ろを追いかける必要もない。僕らがボールを保持して長く回せば、相手は走り、消耗することになる」

メッシとの相互理解

実はこれを書いている時点では、ウェブ上の元記事はデニスくんのコメントしか表示されておらず、インタビュアーさんの問いが出ていません。なので答えから質問を想像してみるしかないのですが、おそらくは右サイドを共有する機会が多くなるレオ・メッシとのプレーについて、若きセントロカンピスタはこう語ったようです。「すごく簡単さ。求められるのは彼(の動き)に注意を払い、彼のプレーに応じて動くようにしていくこと。もし彼と上手く調和して、ボールを渡せれば、最終的には自分に返ってくるからね」。ギガクラックが快適にプレーできるように頑張ることで、やり易くなった彼が自分を助けてくれるわけです。

(おそらく)メッシとは夏からすぐに理解し合えたし、彼の隣りでのプレーは楽しい、とデニスは言います。「上手い選手とたくさん試合に出ることで、吸収をしていくよね。プレシーズンに4試合、彼と右でプレーしたのは幸運だったし、それで彼も僕が彼の動きに適応できることを分かったと思う。彼はボールを持って彼とプレーする選手が好きだし、僕は彼が好む選手だと思うよ」

この季節の定番質問、バロンデオロに関してはデニスの見解も多くのバルセロニスタと同じものでした。「バロンデオロは世界でベストの選手のためのものだし、世界でベストの選手はメッシだからね、それは全て神が知っているさ。最近はタイトルを多く獲得した選手に与えているようだけどね」

メッシが編成するMSNトリデンテについては、ガジェゴはこう述べてます。「彼らは世界に存在する3人のベストデランテロで、試合がややこしくなった時はいつも彼らが解決するね。それは他の選手にゴールがないってことじゃなくて、彼らが多くの危険と得点機を作り出すんだ。ポゼッションだけじゃなく、彼ら3人のカウンターがあるんだから必殺だね」

バルサのインテリオールは動きすぎない

質問はなんだか分かりませんが、デニス・スアレスはおそらくバルサのインテリオールについて次のように説明しています。「うん、役立ったよ。外からはとても簡単に見えるんだ。でも自分のポジションを大切にしなければいけないし、ボールが届くのを待って、プレーはそこから始まっていく。外から来る選手が適応に苦労するのは事実だよ。僕はバルサBでの1年がすごく助けになっている。何故なら、最初の数ヶ月は自分がどうすれば良いのか分からなかったし、ある日エウセビオに、そのポジションのプレーがどういうものかを説明を受けて初めてようやく分かったからね。彼からは多くを学んだよ」

数ヶ月間、一から説明をしなかったエウセビオ^^; まずは手探りで悩んでみろというところでしょうか。しかし一度教え始めると、彼は丁寧だったようです。「彼が僕に見せたビデオの中で、僕は自分のポジションから離れて、ピッチ全体を動いていたんだ。どこでもプレーに加われるように、ラインの間でプレーするのが常だったからね、かなり動いていた。ある日エウセビオは僕にビデオを見せて、ピッチを幾つかに分け、僕が参加するゾーンを示した。そしてバルサではボールを求めに行ってはいけない、そうではなくてボールがキミのところへ来るんだと言った。プレーに参加するのはそこからだってね」

インテリオールとデランテロ・セントロでは違うでしょうが、日本のテレビ解説者さんに動きすぎと言われているパコ・アルカセルも、同じ感じで開眼してほしい。さあウンスエさん、ビデオの用意です。

バルサはもうこれ以上失敗をしない

2017年にお願いするものは、と訊ねられ、「チャンピオンズリーグ優勝」と答えているデニスくん。とはいえリーガ3連覇もまた意欲をかき立てる目標であるのは間違いなく、マドリーと6ポイント差であろうと十分に逆転は可能だと彼は考えています。無理だと思うようでは、バルサではやれないでしょう。「勝点差は多く見えるけれど、多過ぎるってわけじゃないさ。マドリーはデポル戦で躓きかけ、カサではスポルティングに苦しんでいた。彼らが全試合に勝つのは簡単なことではないだろうし、難しい遠征も残っているからね」

そして。「僕らがたくさん取りこぼしたのは事実だけれど、ここからはもう失敗しないだろう。僕らはこれ以上失敗できず、リーガを獲りたい、首位にプレッシャーをかけたいと思ってる。だから僕らがこれ以上失敗をしないと、僕は確信しているんだ」

長丁場のレースは終盤戦で勢いをつけたほうが有利ですし、ピッチ外での白組さんへの花束も、バルサ選手たちの闘志に火をつけていることでしょう。まずは国王杯月間である1月を乗り切り、チャンピオンズが再開する2月で生き残れば、タイトル獲得目標が現実味を帯びてくる。道のりはまだ長いですが、一歩ずつ着実に歩んでいくルーチョチームを期待しています。その時にデニスのチーム内での存在感が増していればステキ。でもイニエスタですら数年間はサブでしたから、デニスもクレも焦らずに。