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2017年2月03日

“狩られる”ネイマール

バルサ選手への判定が辛いことへのバルセロニズモの不満。

レベルが低いと批判されるリーガ・エスパニョーラの審判団ですが、毎週様々な誤審議論が発生する中で、とりわけバルセロナへの扱いが酷いと、少なくともクレは考えています。エリア内での手によるシュートブロックがスルーされたり、ボールが推定57cmもゴールラインを越えていたのに得点と認められなかったりと例は枚挙にいとまなく。先日のアトレティコ戦でもグリースマンの得点をアシストしたゴディンをマークしようとしたスアレスが思い切りコケに腰を抱えられて倒れているのに、審判の笛は鳴りませんでした。そして一方で、バルサのMSNはカードを貰う率が高い。我らのトリデンテは他チームの3トップと比較して驚くほど警告される回数が多くなっています。

判定による被害が続いているバルサ

審判も人の子なので、間違いは必ずある。誤った判定によって損をすることはあるけれど、得をすることもあるので、判定に口を尖らせるべきではない。それはよく分かります。とてもよく分かるのです。どのチームもおよそ等しい具合に損得を受けていれば、納得もいくでしょう。バルサもアノエタ(1-1)ではゴールラインを越えていたファンミのゴールが認められず、敗北を逃れました。

しかしこのところのバルサの判定損得バランスは、大きくマイナスに傾いています。1月5日の国王杯アスレティック戦(2-1負け)ではネイマールへのペナルティが無視され、ウンティティにチョップをしたアドゥリスもお咎めなし。8日のビジャレアル戦ではブルーノによるエリア内での手によるシュートブロックがスルーされていますし、30日のベティス戦では50cm以上ゴールラインを越えたボールが得点にならず、そのプレーでネイメンディに倒されている件も無かったことになりました。先日のアトレティコ戦でも、グリースマンの得点の際にコケが思い切りスアレスを掴み倒しています。

その一方で、今季すでに32回も審判のエラーが有利に働いているというチームがいるとなれば(SPORT)、不公平感にネチネチ言いたくもなります。本当にこれは偶然の産物か、と。

ネイへは厳しく、相手選手には寛容

FCバルセロナの中で、特に審判に“嫌われている”と思えるのがネイマールです。2月3日のバルセロナスポーツ2紙はどちらもリーガの審判団がバルサやネイを敵視しているとの見解で伝えているのですが、その理由は扱いの不公正さです。

MD紙によりますと、バルサの11番は今季のリーガで最もファールを受けている選手です。リーガですでに165回のドリブルを成功させている(1人抜けば0成功に数えられる)ネイマールは、そのスタイルからファールは受けやすいのですが、バルサ公式のデータを見ればリーガでの被ファール数はネイマールが69回、メッシが37回、スアレスが26回。コパでも同様に、ネイ(26)、レオ(13)、スアレス(7)とブラジレーニョが断トツとなっています。

しかしながらネイマールへのファールはあまりカードを取ってもらえず、先日のアトレティコ戦ではコケガビのハードなタックルが警告を免除されています。カルデロンでのネイが1つめのファールでカードを受け、準決勝ブエルタを出場停止になっているのと比べれば、扱いに差があると思ってしまう。公正でない印象を受けるのはネイに黄紙が出されたことではなく、相手選手が許されている点です。審判がネイマールへのファールにカードを出さないのであれば、相手選手は容易に無理なタックルを出来てしまいます。

ネイマールが犯したファールの数を見ると、今季のリーガでは16回となっています。出場は16試合ですので、1試合平均1回。しかし受けたカード枚数はすでに5枚と多く(コパでは5試合出場、7ファールで3回警告)、SPORTによると警告された理由の大半はファールではなく、彼が受けたハードなタックルが警告を受けなかったことへの抗議だそうです。タックルと違って抗議は審判にしか内容が分からないので、まさに彼らのさじ加減一つ。

何故ネイマールが審判から“嫌われている”のか。遊び心あるプレーで相手を挑発する選手、エリア内で倒れてシミュレーションを得ようとする選手、といった印象が審判団にあると推察しますが(実際ネイが倒されてもなかなかペナルティの笛は鳴らない)、一番の理由は彼がフロレンティノ・ペレスの誘いを蹴ってバルサと契約をしたから、じゃないでしょうか。当局の執拗な脱税容疑へのこだわりといい、どうしてもそっちとつながってしまう。ネイがもし白いユニフォームを着ていれば、状況は全く異なっていただろうとの確信はあります。

国内での突出した被カード数

イエローカードが大盤振る舞いされている状況は、ネイマールだけではありません。SPORT紙によりますと、今季のMSNトリデンテはネイマールが公式戦合計で11枚、ルイス・スアレスが8枚、メッシが5枚のカードを受けていまして、合わせて24枚になります。欧州ビッグクラブの攻撃陣と比較すると、これは抜きん出て多い数です。

同紙の例では、マンチェスター・シティがスターリング(7)、アグエロ(3)、デブルイネ(3)の13枚、チェルシーがジエゴ・コスタ(5)、ウイリアム(3)、アザール(2)の10枚。レアル・マドリーさんはクリスティアノが4枚、ベイルが2枚、ベンゼマが0の合計6枚だそうですから、数だけ見れば我らのトリデンテはどれだけルール違反をしてるのかって話です。ただしこの24枚のうち、チャンピオンズはネイがわざと貰った1枚を含めても3枚だけらしいと聞けば、邪推の花(ジャスイミン)が開いてきます。

前述しましたように、ネイマールのカードは多くがラフなタックルが罰せられなかったことへの抗議で、ルイス・スアレスも同様のようです。レオ・メッシは彼らほど頭がカッカすることはないですが、バレンシア戦では踏まれて破れたスパイクを履き直していたら遅延行為で警告を受けました。先日のアトレティコ戦でもメッシは1回だけ犯したファールでカードを受けていて、もし準決勝ブエルタでも警告されれば、決勝戦は出場停止となる。あらゆる難癖を考慮に入れ、最大限の慎重さでいかねばなりません。

ネイマールに対する、ある方面からの嫌がらせキャンペーンが行われているのかどうかは分からないですが、好ましく思っていない審判は確実にいるでしょうし、舐めたプレーで挑発してくるヤツだと思っている相手選手もいるでしょう。そんなネイマールのあり様は好きなんですが、、、敵が多いと大変だ。