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2017年2月07日

ルイス・エンリケ「すでに決勝へ進んだと考える選手は、うちのチームには1人もいない」:アトレティコ戦前日会見

有利なスコアだが、何も決まってはいない。

バトル漫画では先に「勝った!」といった方が逆転負けを喫するケースがよく発生します。勝負事に過信や油断は禁物であるとそれらは示していますが、ビセンテ・カルデロンでのイダに1-2で勝ったことで勝負は我々がものにしたと考えるほどにルーチョチームは自惚れてはいない。後半はシメオネ組に何度も得点機を作られていましたし、カンプノウでも全力集中で臨まなければ痛い目に遭うことは見えています。1点だけでは延長戦、逆転の危険があるので、まず目指すのは2得点。アトレティコもまた2得点が必要になりますから、スリリングな試合となりそうです。

ネイマール出場停止、ブスケツ先発有力

バルサのチーム状況を整理しておきますと、この試合でルイス・エンリケと選手たちはネイマールのスピードに頼ることは出来ません。11番は累積警告によってこの準決勝ブエルタを出場停止。その他、週末のリーグ戦で額を12針縫い、鼻骨も折れたラフィーニャとヒザに違和感のあるディニェの欠場が確定しています。

一方でこの決戦に間に合いそうなのが、中盤の柱セルヒオ・ブスケツアンドレス・イニエスタです。彼らは先週からグループ練習に参加しており、試合前に医療部の完治診断を受けると見られている。うち、セルヒオは先発起用されるとの見方が有力で、ドンアンドレスは後半の勝負所に満を持しての投入となるとの各紙予想です。もしセルヒオもベンチスタートになる場合は、カルデロン対決同様にラキティッチアンドレ・ゴメスのフィジカル重視の組み合わせになるんじゃないでしょうか。

最終ラインでは、週末のアスレティック戦で太ももの過負荷による交代と報じられたジェラール・ピケは無事回復しており、マスチェラーノとペアを組むとの予想です。両ラテラルはセルジ・ロベルトジョルディ・アルバで間違いないでしょう。前線はレオ・メッシルイス・スアレスは確実。ネイマールの代役はアルダが有力ですが、アスレティック戦の終盤のようにアルダの中盤+アレイシのエストレーモも案外あるかもしれません(守備時は4-4-2)。

対するアトレティコ・マドリーはカピタンでハードな潰し屋ガビが出場停止。その他、ヒメネスオブラクアウグストティアゴらが負傷中のようです。守備的な選手の負傷が相次ぎ、かつコパ決勝へ進むには最低2得点が必要なことで、今回のシメオネチームは通常より攻撃寄りのプランニングで挑んでくるのではないかと考えられます。

攻撃的なアトレティコを予想

攻撃的なアトレティコがくる。国王杯1/2 final ブエルタの前日会見でのルイス・エンリケもまた、その可能性を認めています。「アトレティコがカンプノウで勝ちに来るのは毎回のことだけれども、多くの場合は自陣で守りを固めてきた。以前は今回ほど得点を義務付けられてはいなかったからね、彼らがピッチでどのように出てくるかを見てみよう」

「彼らは少なくとも2得点が必要だ。私たちは明日、もうひとつのアトレティコを目撃するかもしれない。よりリスクを冒し、高い位置からプレッシャーをより長く仕掛けるアトレティコをね。彼らは私たちに問題を生じさせてくるだろう。こちらにはそういった状況を処理する力が求められる

そしてタフになることが間違いない試合ですので、「私たちにはファンのサポートが必要だ」「ファンの助けが極めて重要となる」と強調したバルサ監督でした。

バルサは勝ちにいくことで上手くいく

ルーチョがもうひとつ強調したのは、自らも選手たちも誰一人としてすでに決勝行きのチケットを手にしたとは考えていないことです。「私にはこの試合への恐怖はない。あるのはこの種の試合では当然として生まれてくる心配事だよ。イダでの結果は良いものだったけれど、自分たちがすでに決勝へ行ったと考えている選手は私のチームには一人としていない。それどころか、私たちは90分を通して苦しむことになるだろう」「簡単な試合になると考えるなら、それは馬鹿げている

イダを1-2で先勝しているバルセロナが勝ち抜けるには引き分けで十分ですし、もし負けても0-1なら大丈夫です。しかしバルサはあくまでもバルサらしくプレーしていくとルイス・エンリケは約束します。「イダを1-2でモノにしたなら、他のチームなら様子を見ていくことだろう。けれども私たちは引き分けで良しとはしないし、試合に勝つことや相手よりも多くのゴールを決めることを目指していく。それが私たちが上手くいくための方程式だからね」

メッシら3選手に出場停止の危険あり

バルセロニスタとして気がかりなのは、レオ・メッシジョルディ・アルバサムエル・ウンティティの3選手がイエローカード累積2枚となっていて、この試合で警告を受ければコパ決勝戦に出場できなくなることです。しかしミスターは彼らなら上手くこの状況を処理するだろうと言います。「幸運なことに、私の選手たちはこのレベルの試合のエキスパートだ。カードが彼らを縛ったりはしないだろう。(心配より前に)私たちはまず試合に勝って決勝戦へと勝ち進まなければならない。それからどうなるか見ていくことになるけれど、彼らがカードに制約を受けるとは思っていないよ」

負傷者状況については、「セルヒオイニエスタは日毎に良くなっている。私たちにとってとてもポジティブなニュースだ」「ピケの状態は非常に良く、起用可能。アスレティック戦で大事をとったのが好かった」と説明したルイス・エンリケ。出場停止となるネイマールの代役がアルダになるかに関してはもちろん、「デニスも他のチームでやっていた」とお茶を濁しています。

もしアトレティコを下せば、ルーチョ時代では3年連続、クラブでは4年連続でのコパ決勝進出の達成です。「シーズン開幕当初から、私たちはより高い目標を設定してきた。それは全てのコンペティションで優勝することで、名前ではチャンピオンズとリーガが上回っているとはいえ、コパにも同じ重要性があるんだ。私たちが最初に作った目標を達成するにはコパが必要だ」

そしてこちらでは最後に、プレーによって状況をひっくり返したアレイシ・ビダルに関する監督の賛辞を紹介しておきましょう。「それがフットボルだよ。彼は手にしたチャンスを活かしたんだ。トレーニングでのアレイシに私は一切不満はなかったよ。最終的に、選手たちがレベルにあるかどうかの判決を下すのは実戦での出場機会だ。最初の頃の彼は改善すべき点が幾つかあったけれど、今は非常に高いレベルにあるね」「(起用できる)選手が増えるのはすばらしいニュースだよ。私とチームにとっての選択肢が増えた」