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2017年4月05日

ルイス・エンリケ、セビージャは「恐るべき相手」と警戒

メッシが休養を取れたのは良かったと監督。

長丁場のリーガも4月に入り、残すところあと9節となりました。この段階までくると失敗を挽回することが困難となりますので、優勝を狙うのであれば、いかなる取りこぼしも許されない。9戦全勝で突っ走る意気込みが求められます。バルサは現在アンダルシアチームとの3連戦を迎えていまして、平日開催の第30節は強豪セビージャをカンプノウに迎えての一戦。サンパオリチームはここ最近 少々調子を落としているとはいえ、危険な相手であることに変わりなく、このバルサ戦を復調のきっかけにしたいと目論んでくるでしょう。ルイス・エンリケは彼らを「恐るべき相手」だと警戒しています。

メディアは4-3-3を予想

バルセロナがこの水曜日にカンプノウへと迎え撃つセビージャはここ5試合で勝ちがなく(3分2敗)、前節は3位の座を好調アトレティコに譲りました。どうやらシーズン当初に見られたような激しいプレッシングは無くなっているらしく、バルサとすればそれはありがたいことですが、前日会見でのホルヘ・サンパオリ監督によるとその原因は「フィジカルの問題ではない」。アルゼンチン人テクニコはバルサ戦には「勇敢さ」をもって臨むと宣言しており、セビージャが手応えを掴み始めると、事は複雑さを増しそうです。

そんなセビージャの不調について、ルイス・エンリケは楽観視する様子はなく「彼らはすべてのコンペティションで素晴らしいシーズンを送っている。チャンピオンズの1/4finalに残る可能性は十分にあったし、リーガでは上位にいる。流れは良くないにせよ、彼らがこれまでにやってきたことや、いついかなる瞬間でも出来ることから言って、セビージャは恐るべき相手だ」とコメント。好不調にかかわらずポテンシャルの高いライバルは危険だと注意を促しています。

難敵セビージャと対戦するにあたって、興味があるのはルイス・エンリケがどのシステムを採用してくるのかということ。前日会見でもそれは繰り返し訊ねられたそうですが、3バックか4バックか、ミスターの答えは当然ながら言葉を濁すものでした。「3-4-3を維持することも出来るし、幾つかの選択肢もある」「ラフィーニャアルダがいなくても、3-4-3を続けることは可能だ」「プランニングを語って、対戦相手のヒントとするつもりはない」

バルセロナ系スポーツ紙のSPORTとMDは揃って、ルイス・エンリケは今回もグラナダ戦で復活させた4バックを継続させるだろう、とテル・ステーゲン、セルジ・ロベルト、ピケ、ウンティティ、アルバ、ブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ、メッシ、スアレス、ネイマールの鉄板メンバーを予想しています。

後任監督にはノーコメント

バルサ監督による前日会見の、その他のコメントは以下のような感じです。

メッシへの休養「レオはいつものように、これ以上無いレベルでトレーニングをしている。ここからは試合日程が過密になってくるので、コンペティションの合間に彼が休養を取れたことは良かったよ」

イニエスタ「すべての選手たちがベストのバージョンで使えることが基本だし、彼は今年二度の外傷を負っていて、それは特に不運だったね」「イニエスタはすでに回復し、ベストの状態となっているよ。彼にしかない、唯一のレベルでトレーニングに励んでいる

このリーガ終盤に彼を戦力に出来ることは、それだけで保証だ

ルイス・スアレス「ゴール以上に、守備での働きやキャラクター、彼が生み出すもののすべてによってチームに貢献してくれている」

イバン・ラキティッチ「並外れた選手だ。攻撃でも守備でも多くをもたらす、真のリーダーでありクラックだね。そのメンタリティにより、彼はバルサで多くの出場時間を手にしている」

ファン・カルロス・ウンスエ私が監督後任人事に干渉しない唯一の方法、それは意見を言わないことだ。全てがはっきりとした時にまだ私がここにいるなら、その時は私の考えを言おう」

来季の過ごし方「自分の家であり、クラブや選手たちと信じられないほど良い関係にあるバルサを去るのは、他のチームの監督を務めるためじゃないさ。私には休養とリラックスが必要だから、ここを去るんだ」「ここよりも良い場所がどこにあるだろう?」

「モンチ?私は休むためにビーチへと行くけれど、(勧誘のために)モンチが同じようにやって来るとは思わない。もし来たなら、シードルは一杯どうかと誘うだろうけれどね。私のこの夏の計画は、サン・ロレンソの海辺で太陽を浴びることだ。来季は監督はしない。その先のことはいずれ分かるさ」

 

カルラス・アラニャーの例外的入団

前例のない若さでバルサ選手になっていた。

FCバルセロナの将来を担う逸材と期待されるキラキラ星の一人が、先日のグラナダ戦でリーガデビューを飾ったカルラス・アラニャー(19)です。公式戦デビューは昨年11月末の国王杯エルクレス戦(1-1)で果たし、その試合ではいきなりチームを敗北から救う左足ゴラッソを決めているのですが、リーガは今季8回目の招集でついに初出場。クラブは彼との契約を延長する準備を始めているとされますし、来季はトップチームに昇格する可能性も高いと見られるカンテラーノです。

すでにバルサ歴12年

カルラス・アラニャー(カタルーニャ人なのだから、カタルーニャ風に呼びたい)は2005年、7歳でバルサに入団しました。19歳にして、バルサ選手歴はすでに12年目。今季はフベニール契約ながらバルサB選手としてプレーしていて、来季はもうトップチーム入りも予想されるのですから、期待の高さはかなりのものです。

そのアラニャーのプリメーラデビューを祝ってクラブ公式が作ったビデオがこちら。ちびっ子だった頃のカルラスくんがものすごく愛くるしいです^^;

背後にインコの影

さてそのアラニャーには、ある逸話があります。バルサ公式の選手プロフィールを見ると、アラニャーはプレベンハミンのカテゴリーでクラブに入団と書いてあるのですが、4月5日のMD紙(こちら)や昨年12月のSPORT紙(こちら)によると、バルセロナが彼を獲得しようとした2005年にはこのカテゴリーはまだ存在していなかったらしく。それはどういうことなのでしょうか。

両紙によると、バルサで当時一番最年少カテゴリーだったベンハミンBは8歳以上でないと入れず、1998年1月生まれのアラニャーは7歳ゆえ、通常であれば彼がバルサのシャツを着るには、あと1年待たなければなりませんでした。彼の非凡さに驚き、獲得を望んだベンハミンAとBの監督さんたちは当時フットボルバッセ(育成組織)の責任者だったアルベルト・ベナイヘスさんに相談を持ちかけましたが、最初は待つように言われたそうです。

しかし彼らはプレベンハミンチームを持っていたエスパニョールがアラニャーを狙い、両親に接触していることも知っていました。なんとかしなければ、宝石がペリコに獲られてしまう。彼は絶対に逃すべきではないとの熱い説得があったのでしょう。ベナイヘスさんは少年の例外的な入団を認め、今日へと至るわけです。

映像を見ても分かるように、アラニャー少年は身体が小さかったのですがフットボルは抜群に上手い。1年早くベンハミンに入ってから、アラニャーは常に上の年代のカテゴリーでプレーを続け、なおかつ多くのチームでカピタンも担当してきたようです。なんと言っても彼、まだ10代なんですよね。ベテラン感がものすごいので、もっといってるのかと思ってました。ごめん、カルラス