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2017年4月11日

トリノから手ぶらでは帰れない、帰りたくない

難攻不落のユベントス・スタジアムを攻略せよ。

本日、トリノにてチャンピオンズ1/4 final イダ(第1戦)をプレーするFCバルセロナがまず強く胸に刻まねばならないのは、約1ヶ月前にパリで喫した屈辱的敗北(4-0)の失敗を繰り返さないことです。覇気の感じられないプレーでPSGに良いようにやられ、序盤からピンチの連続。4点も決められたうえ、アウェイゴールを奪えなかったことで、奇跡と言われる大逆転が必要となりました。よって今回はカンプノウでのブエルタ(第2戦)の苦労を少しでも減らすために、少なくとも1点は決めなければならない。さらに2-3点奪えて、結果的に勝てれば最高です。

地元では公式戦47試合無敗

これまでに幾つもの強敵を撃沈してきたMSNトリデンテですから、1点を手土産に帰郷することは簡単に思えますが、世界最高と評される守備力を持つユベントスから得点を奪うのは容易ではないでしょう。“老貴婦人”は今大会でまだ2つしか失点がなく、イダの舞台であるユベントス・スタジアムではリヨンに1点決められただけ。セリエAでもカサで2点以上取られていることはなく、データ的には1点奪えればまずまずといえます。

公式戦全体では、ユベントス・スタジアムでは2015年8月から47試合無敗。チャンピオンズでは2013年4月のバイエルン戦に0-2で敗れたのが最後だそうで、以後17試合は10勝7分です。

それらは恐るべきデータではありますが、過去にそういった統計に基づく予測を何度も砕いてきたバルセロナですから、トリノから笑顔で帰れるかどうかは自分次第だろうと予想します。当然彼らの守備には手を焼くでしょうが、セビージャ戦前半のようなプレーができれば、そのうちに問答無用の理不尽ルイス・スアレス弾が2つ飛び出してきっとバルサは勝てる!・・・んじゃないかと。逆にマラガでのような試合をすれば、、再び“カンプノウの奇跡”の出現を祈ることになるでしょう。

4バックが有力?

セルヒオ・ブスケツが出場停止の状況で、ルイス・エンリケがどのシステムを選ぶのかはいまいち読めません。パリでの大敗を受けて導入され、結果を残してきた3-4-3でいくのか、それとも旧来の4-3-3で臨むのか。そのどちらの場合も、誰がブスケツの代役を務めるのか。相手戦術をどう予想するかでも、選択は変わってきます。

ヨーロッパ戦ではバルサにハイプレッシングを仕掛けてくる相手監督はあまりいないので、マッシミリアノ・アッレグリさんも失点のリスクを抑えてくるとするならば(あちらは最終的に0-0でも悪くはない。むしろ失点がキツい)、バルサはボール保持時にセルジ・ロベルトが中盤に上がる4-3-3でしょうか。3バックでカギとなるラフィーニャが負傷中で、ブスケツも使えないですから、今回はリスクを冒さず4バックが有力かもしれません。

カギの一つは精神面

前日会見でのルイス・エンリケはユベントスの戦術については「前線からプレッシングをかけてリスクを冒すところも見たし、自陣に引いているところも見た。自陣でのユベントスはプレーのあらゆる面を支配するチームだ」との見解を語っています。

そしてセルヒオの欠場については「彼のポジションを埋められる選手はたくさんいる。シーズン途中に選手たちが出場停止になるのは普通のことだよ」と受け流し、「私たちは自分たちの試合をしに行く。最初から勝利を目指していく」と宣言。この会見で監督が強調したのは選手たちのモチベーションで、システムが何であれ、パリのような事態にはならないだろうと彼は考えているようです。

「シーズンもこの段階までくれば、選手たちは十分に準備を整え、注意も行き届いているさ。このきわめて魅力的なコンペティションの、1/4 finalの舞台だ。選手たちのモチベーションを上げる必要なんてものは必要なく、要るとするならば彼らを落ち着かせることだろうね

よろしく頼みますよ、ミスター!みんなで会心のゲームをして、良い結果をもってカンプノウへと帰りましょう!バモス!

 

マスチェラーノ「求められるのは自分たちのプレー」

様子を見ていけば悪い結果になるとバルサの14番。

昨日ユベントス・スタジアムで行われた前日会見に、バルサ選手代表として登場したのはセルヒオ・ブスケツの代役候補として本命視されるハビエル・マスチェラーノでした。そこで第4カピタンが強調したのは、トリノで良い結果を得るために必要なのはバルサがバルサであること。自分たちのスタイルに忠実にプレーをし、そしてベストのパフォーマンスを発揮することが必要であると“小さなボス”は語っています。

守備だけではなく、攻撃においても穴のない2試合が求められるね。良い試合をしなければ、罰を受けることになる。良い結果を得るには、良い試合が必要なんだ。僕らは自分たちのプレーをしなければならない。僕らが今回対戦するのはものすごく強力なチームで、彼らは地元でとても良い数字を残している。強い意欲をもって試合を始めてくるだろう」

ピボーテは本来のポジション

そしてバルサであるからには「引き分けは狙っていかない」というマスチェは「様子を見て試合に入っていけば、悪い結果となるだろう。僕らはそういうやり方を知らないしね。攻撃こそが最良の守備で、それが僕らのメンタリティ。そうやって僕らは上手く機能してきた」と積極的に攻めていくであろうことを強調。本当にそうなので、是非熱く(頭は冷静に)プレーしてほしいです。

このカードは2015年ベルリン決勝の再現ですが、あの試合に負けたことへのユベントスのリベンジ心を訊ねられたマスチェラーノは、「フットボルにはリベンジは存在せず、あるのはチャンスなんだ。ファンにとってはリベンジかもしれないけど、僕ら選手にできるのはベストを出そうとすることだけ」と返答。ブスケツに代役を務めるかどうかについては明言はせず、「バルサのピボーテはあまり多くプレーしたことはないけど、本来のポジションではある。担当したポジションはどれも良い感触だったし、もし問題を抱えるとするなら、それは監督だよ」と語ったヘフェシートでした。

軽率だったネイマールを擁護

一方でマスチェラーノは、マラガ戦で退場となり、ロッカールームへと去る際に審判団に拍手をしたことで2-3試合の出場停止になる(クラシコを失う)のではないかと報じられているネイマールについては、「ソファに座って話をするのは簡単だけど、心拍数200の時に決断を下すのは難しいからね」「僕らは時々間違いを犯すもので、僕だって間違ったことはあるけど、そういったエラーから学んでいくしかない」と擁護。

そして、もしマドリー戦を出場停止になるとしてもチーム内でネイを責めることはなく、逆に「誰かが難しい状況にあるなら、僕らはその人を手助けするだけだよ」と説明するマスチェは、規律委員会に対しては「以前同じことをした選手もいたけど、彼らは1試合の出場停止だった」と牽制をしています。