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2017年4月18日

ユベントスを圧して、乱して、仕留めて勝つ!

前線からのプレッシングに勝機を求める。

1週間前にトリノでやらかした残念な試合によって、1/8でのPSG戦に続くレムンターダ第二弾が必要となったFCバルセロナ。スコア的には前回のミッションより可能性はあるといえますが、今回の相手はなにせ優勝候補の一角ユベントスです。大会2失点のイタリア王者は文字通り穴がなく、彼らから最低3点奪うのは非常に難易度が高い。アウェイゴールを決められてしまうとほぼそこでゲームオーバーなので、ユーベを封印しつつ、こちらは得点を重ねなければなりません。誇張ではなく完璧な試合が求められ、なおかつ幸運を味方につけることも必要。監督のプランニングも大きなポイントとなります。

ユーベの堅守をいかに崩すか

マッシミリアノ・アッレグリ監督が鍛え上げた穴のないチームにゴレアーダを決めるには、彼らの強固な守備ブロックに綻びを生じさせ、手にしたチャンスを確実に仕留めていかなければなりません。あの統制された組織にどうズレを作っていくか。18日付のSPORT紙によると、トリノでの完敗を分析したルイス・エンリケと彼のスタッフたちが導き出した答えは、“トランジションの際にボールを奪うことでユベントスの戦術デザインを歪めること”です。

ひとたびイタリア王者に守備陣形を整えられてしまえば、全盛期のペップバルサのパスワークならいざ知らず、今のバルセロナでは滅多なことでは彼らのバランスを崩せません。そこでユベントスが前に出ようとするところで猛然とプレッシャーをかけ、彼らにボールを失わせ、MSNトリデンテが良い状況で相手エリアへ入れるようにボールを送り届けるよう狙っていく。そして立ちはだかるブッフォンを精度の高いシュートで打ち破る算段です。

このプランニングはまず、勝利に飢えたルーチョバルサが圧迫プレッシングを実行することが前提となります。そのうえで問題は、自陣でじっくりボールをコントロールし、カウンターで一撃を決めれば良いユベントスが、守備バランスを崩すような攻めを敢えてしてこないであろうことでしょうか。老貴婦人は無理なく攻めても何度か決定機は作れるでしょうし、前線にはディバラというクラックがいます。

メッシにスペースを作ること

アッレグリさんはバルサの希望であるメッシにボールが来るところを狙い、彼周辺のスペースを徹底して消してくるはずです。ルーチョチームがレムンターダを実現するためには、メッシにどれだけスペースを作れるかがカギの一つで、そのためには両翼が開いてマークを分散させることが重要になります。右はセルジ・ロベルト、左はネイマールジョルディ・アルバ。前回トリノではダニ・アルベスに軍配の上がった局地戦をどう解決していくかは非常に重要で、そこにアルバの機動力は不可欠に思います。

エリア周辺で前を向いてボールを受ければ、たいてい決定的な仕事をしてくれる大エースは、トリノでも2度、イニエスタルイス・スアレスへのパスで決定機を作り出している。ユベントスの守備陣形に対してゴールへ直結するパスを複数出せるとするならレオくらいでしょうし、彼とネイマールスアレスがつながることで勝機はある、でしょう。トリデンテ二人以上の大当たり以外に勝ってる画は思いつかないです。

レアル・ソシエダ戦で2ゴール1アシストを決め、チームを勝利へと導いたメッシでしたが、試合内容はアレだっただけにロッカールームへと引き上げる時の彼の表情は決して晴れ晴れしたものではありませんでした。むしろ苦虫を噛んでいるような表情。誰よりも気合いが入っていると報じられるメッシが、納得して試合を終えられるか。ユベントス戦は結局そのあたりに懸かってるんじゃないでしょうか。結果はどうあれ、やれることを出し尽くしたかどうか。運だけが味方しなかった、という試合ならクレも納得でしょう。

 

セントラル探しは終わらない

アスレティックの期待株が候補の一人。

バルサがセントラル探しを再開した、との記事が18日付のMD紙にありました。サムエル・ウンティティの入団によって一段落とも思われたバルセロナのセントラル探しですが、ジェレミー・マティエウハビエル・マスチェラーノが今夏でチームを去った場合は、担当がピケビッグサムだけになって補強は急務に。バルサBからマルロンが上がってくるにせよ、バルサが事前合意したというイェリー・ミナを獲得するにせよ、新規契約に向けた準備を整えておく必要はありそうです。

“レサマのプジョル”

ロベルト・フェルナンデスの補強戦略から推測するに、セントラルをもう一人補強する場合は、将来性のある若者が選ばれる可能性が高そうです。MD紙が注目して挙げているのは(こちら)、アスレティック・クルブ・デ・ビルバオの22歳、身長183cmのイェライ・アルバレス。昨年末に精巣がんが見つかり、摘出手術を受けた選手です。スピードと力強さを兼ね備えたセントラルで、“レサマのプジョル”と期待されているらしい期待株ですから、そのスカウトどおりであれば非常に楽しみであります。

アルバレスのほかには、タイプがウンティティによく似ているというニースのマラン・サール(18)やアトレティコのルカス・エルナンデス(21)、ホセ・マリア・ヒメネス(22)の名前が挙がっています。

MDがイェライ・アルバレスに注目している要素の一つには、同紙がこだわっている(ように見える)エルネスト・バルベルデの存在もあるようです。来季の監督候補としては、SPORTがオスカル・ガルシアに少し傾いているような印象ですが、MDは18日も“アスレティックに続投しない意思を伝えたバルベルデがバルサに接近”と大きく報道。もしバルベルデがカンプノウに来れば、アルバレスも(アイメリク・ラポルテも)付いてくるだろうとMDは述べています。とはいえアスレティックは契約解除金を支払う以外に中心選手を手放しませんから、獲れたとしても片方(アルバレス)でしょうけれど。