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2017年4月21日

クラシコは絶対に勝つ。燃えるバルサ選手たち

傷心を闘志に変え、牙を研ぐ。

今持てる力を全て注いだけれども、伊王者ユベントスの壁は分厚く、1/4で敗退となったチャンピオンズ。シーズンの重要目標だったタイトルを1つ失ったことで、選手たちは傷心状態となっていると考えられますが、それが反発力を生むこともよくあります。手負いの猪(しし)がいっそう危険度を増すのは有名な話ですし、リーガ逆転優勝の可能性にすがりつくためにはベルナベウでの勝利が必要となれば、バルサ選手たちは今ぎらぎら危険な状態と言えるはず。チャンピオンズが消えて「葬式」(20日MARCA)と言っているあちらの人々に、がぶりと噛みつきたいです。

マドリディスモの幸福感に勝機はある

涙を流していたネイマールが代表していたように、チャンピオンズ敗退が決まってピッチを去るバルサ選手たちの表情はみな重苦しいものでした。しかしSPORT紙によると“その落胆は程なくして誇りへと変わり、さらに少しして激情へと移っていった”らしく。敗退にもかかわらずカンプノウの声援を受けて誇りを刺激されたなら良いことですが、その美談で止まってしまってはダメなわけで、そこから闘志が燃えて仕方ない状態になっているなら歓迎です。

一方、過程はともかく強敵バイエルン・ミュンヘンを退けチャンピオンズ準決勝進出を果たしたことで、今マドリディスモはイケイケムードとなっています。おそらくは全能感のようなものを感じていて、このまま欧州連覇と50数年ぶりのドブレーテへ突っ走るという雰囲気。カンプノウ上空に立ちこめる暗雲に不安を感じるバルセロニズモとは対照的な状況ですが、前向きに考えるなら、そこにこそルーチョバルサがつけいる隙があるといえるでしょう。

燃え尽きたバルサにとどめを刺してやるぞ、それでリーガはいただきだ、とあちらさんは大いに油断してほしいです。チーム状況で負けるバルサの希望はそこにある。

SPORT紙は“バルサ選手たちはまだ最後の銃弾を一つ持っていることを知っている”と表現していますが、呪われた海賊のジャック・スパロウやダイハードのジョン・マクレーンのごとく、絶体絶命と思わせながら一撃をお見舞いできればさぞ爽快でしょう。妄想に近いとしても、青えんじゴラッソ銃弾がマドリディスモを打ち抜く映像を思い浮かべ観戦への士気を高めたいです。

(ぼろぼろでベルナベウに乗り込み、ボコられた2007/08シーズンのことは思い出しちゃダメ!今のバルサはあれほど酷くない)

クレへ恩を返す機会

2年連続となる1/4 finalでのチャンピオンズ敗退にもかかわらず、カンプノウの観客から送られた拍手に選手たちは誇りを感じ、それが敗北への怒りやクラシコへの闘志になったというSPORT。ライバル紙MDのアプローチは少し違っていて、“選手たちはファンのサポートに恩義を感じており、それを返す最初(で最後かもしれない)チャンスが日曜日のクラシコだ”と言っています(こちら)。

そしてファンの援助に非常に感謝をし、ベルナベウでのインパクトある勝利によって彼らの愛情にお返しをしたいと願っているのがレオ・メッシだとMD。今やクリスティアノの方がメッシよりも決定的だ、というMARCAですが、ユベントスの守備陣を相手にあれだけ切れ込んであわや、というシュートを打てるのはレオくらいでしょうから、ベルナベウでは目にもの見せるところを期待しましょう。

怒りであれ、恩義であれ、選手たちが立ち上がるきっかけになるのであれば何でもOKです。日曜夜のプラット空港がバルサ選手たちの凱旋を待ちわびるファンで溢れますように。

 

ネイマール出場停止処分:バルサは一時保留を求めてTADへ

上告委員会はクラブの訴えを却下。

3試合の出場停止を科されたネイマールJr をなんとかしてベルナベウクラシコに出場させるべく、とFCバルセロナが手を尽くしています。バルサの11番は4月8日のリーガ第31節マラガ戦で黄カード2枚を受けて退場。さらに第4審判に拍手をしてピッチを去ったことで、RFEFの競技委員会によって合計3試合の出場停止を科されていました。バルサはこの処分を不服として上告委員会に異議を申し立てていましたが、同委員会は20日(木)の会議で申し立てを却下して競技委員会の論旨を承認すると決定。しかしバルサはまだ諦めず、最終手段としてスポーツ行政裁判所(TAD)へと訴える模様です。

最終決定はTADへ

FCバルセロナが目論んでいるのは、TAD(スイスのスポーツ仲裁裁判所ではなく、スペインの教育文化スポーツ省直属機関)へと処分不服を訴えることによって、出場停止の一時保留を手にすることです。

TADメンバーによる審議は今日21日(金)に行われる模様ですが、これまでの両委員会の手続きに時間がかかった云々でTADによる審議は土曜夜もしくは日曜にずれこむ可能性もあるらしく。注目のベルナベウクラシコは23日(日)の20時45分キックオフですから、もしTADが週末の出勤を拒めば、現行法により、ネイマールはクラシコに出場できるそうなのです(MDウェブより)。これはむしろTADの人々には無理に休日出勤してほしくない仕組みですね^^;

MDによると、TADがいちフットボル選手が試合に出場するべきか否かを緊急で解決するような事例は一般的ではないそうです。

前例としては2014年2月、クリスティアノ・ロナウドが3試合の出場停止を科せられたことに対しマドリーが処分の一時保留を求めた件があり、TADは上告委員会の判断を承認しています(CR7の出場ならず)。ネイマールも正直なところ期待は薄いですが、その件は土曜午前に審議が行われたということで、もし日曜になった場合はどうなるか、ちょっと注目のようです。