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アトレティコ戦へ、意気上がるチーム

フットボルにおいてはチーム状況が一夜にして変化することもそう珍しくはないですが、バルセロニズモを取り巻く空気は、メスタージャでのマドリーの敗北によって文字通り一変しました。パリで屈辱的大敗を喫し、リアクションを期待されたレガネス戦では指笛がカンプノウに鳴り響くなど、アトレティコ戦に向けて決して好ましくなかったバルサ周辺の雰囲気は、木曜からは突然の快晴モード。ルイス・エンリケが与えた2日間の休日で気分転換をしていたら、バレンシアさんがマドリーに土を付けてくれ、一気に希望が復活するのですから面白いものです。しかしこれでアトレティコに敗れてしまえば、元の木阿弥。バルサはカルデロンで勝つ必要があり、そのためには本来のスタイルを少しでも取り戻すことが求められます。

辛うじて勝利、前途多難:レガネス戦

パリでの惨敗を受け、ルーチョチームが一体どのようなリアクションを示すか。選手たちがまだ諦めていないというPSGへの大逆転勝利を実現するためには月末のアトレティコ戦に勝つことが重要であり、そのためにはこのレガネス戦を良いステップにすることが大事でした。しかしバルセロナは降格圏ぎりぎりのレガネスに快勝どころか辛勝も辛勝、相手がリーガ最少得点チームでなければ負けていたんじゃないかとも思える有様。土壇場で決勝点となるペナルティ弾を沈めた後にメッシが全くニコリともしなかったことが、バルサの現状を表しています。カンプノウのスタンドからは指笛もちらほら。バルセロニスタの不満も徐々に表面化するようになってきました。

やはり世界最高はメッシ:エスパニョール戦

FCバルセロナの2016年最後のリーグ戦は、またもや、レオ・メッシのリサイタルとなりました。毎年バロンデオロやムンディアリートの季節になると、世界最高というフレーズが巷によく登場しますが、見る者の口をあんぐりと開けさせる選手こそがベストであるとするなら、我らのレオ・メッシ、アンドレス・イニエスタ、ルイス・スアレスがそれに最も相応しいと言って過言ではないでしょう。特にメッシのドリブルによる突破力は、何度見ても呆れてしまう(良い意味で)領域で。エスパニョール戦でレオが示したその天賦の才、他の追随を許さないフットボル力を見れば、バルセロニスタならずとも世界最高の称号は彼にこそ相応しいと思うでしょう。

両ラテラル、エル・サダルで躍動

FCバルセロナが0-3で快勝したオサスナでは、幾つかの明るいポイントがありました。マドリーが6ポイント差をつけて首位を走るリーガのタイトル争いで、バルサのレモンターダ(大逆転)の始まりと位置付けられたこの試合。オサスナは最下位争い中の不調チームですから、真の復調を宣言するためには より強力なライバルへの快勝が必要とはいえ、バルサらしいパスフットボルによって危なげない勝利を収めたことは今後の期待となります。地味ながらも光っていたのは、久々に機能したハイプレッシングとセルヒオ・ブスケツのパス配給、そして両ラテラルの活躍でした。

「これではアカン」:ラ・レアル戦

リーガにおける過去6回の訪問で、1分5敗なる散々な成績だった相性最悪のスタジアム、サンセバスティアンのアノエタ。あまりにも勝てないことから“呪われている”とも言われ、実際2013/14や2014/15シーズンのレアル・ソシエダの先制点は、バルサのオウンゴールによるものでした。しかし過去の試合内容を振り返ってみると、ほとんどの場合で“残念な内容”とまとめられている。気候か、苦手意識か、日程的な巡り会わせか、バルサが何故か良いパフォーマンスを見せられない場所がこのアノエタです。

ピケの自己批判:マラガ戦

マドリーダービーの前にマラガに勝利し、暫定首位に立って圧力をかけようとのバルセロニスタの目論みは、マラガ戦での0-0エンパテによって崩れました。2015年2月からカンプノウで47試合続けてネットを揺らしてきたバルサが、前回無得点だったのもまたカメニがゴールを守るマラガだったそうで。フットボルにはそういう因縁があるねと感心する一方、今季すでにカサで7ポイントを取りこぼしている事実には、このままでは危ないとの不安を感じずにはいられません。救いに思えるのは、マラガ戦終了後にジェラール・ピケが厳しく自己批判をしているところでしょうか。