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T.シルバ獲得作戦

 

無理めなチャレンジでも、やってみなくちゃ分からない。

首都方面がイケル・カシージャスへの素敵な誕生日プレゼントの話題で沸いている今日この頃。バルサ系スポーツメディアもまたその件で楽しんでいるわけですが、よそ様のことを脇に置けば、気になるのは自分たちの補強計画の進み具合です。近日中に大きな進展もある、と言われたネイマール問題は週が明けても特に動きはなく(よくあるパターン)、その他のオペレーションもまだ水面には出てこない。本日は一本釣りを狙っているという、チアゴ・シルバ獲得作戦について取り上げてみましょう。

 

ティトが本気で欲しい唯一のセントラル

こちらのネタ元は、SPORT紙となります。この夏にセントラルの補強を画策中とされるバルサの、最大にして唯一のターゲットだと言われているのがPSG所属のブラジル人、チアゴ・シルバです。ティト・ビラノバとアンドニ・スビサレッタは今季の問題とされた最終ラインの強化を狙っていて、そのためには超スペシャリストの獲得が必要だと考えている。ティトが望むのは世界トップレベルのセントラルで、それはT. シルバ以外にはあり得ず、半端なセントラルは要らない、というわけです。少々極端な気もしますが、話を進めてみましょう。

SPORT紙によれば、バルサはすでにT. シルバ獲得作戦を始動させています。それは無理めな移籍交渉の常套手段とも言える、”まずは本人を口説き落とそう作戦”です。正式にPSGへとオファーを出しても、選手に移籍の気持ちがなければ交渉は成立しません。逆にT. シルバがバルセロナへ行きたいと思えば、話も少しは動き出す。契約期間が残っている以上、まずクラブ間で交渉するのが筋なんですが。

バルサが知っておきたいのは、選手にその気があるのかないのか、もしその気があるなら多少の協力は望めるのか、です。T. シルバがカンプノウを魅力的だと考えるとして、まず望むのは去年PSGと結んだ契約と同等の労働条件でしょう。そしてティトがどうしても欲しいと求めるセントラル獲得のためなら、バルサはそれを約束する。彼を本気で狙うと決意した時点で、腹は括っているはずです。

 

厳しい道だが、扉は開いている(と思える)

一方、FCバルセロナとパリ・サンジェルマンはカタールつながりってこともあり、クラブ同士の関係は良好とされます。なのでPSGとの良い関係を損ねることをバルサは望んではいませんし、無理強いをするつもりもない。パリチームが絶対ムリというなら、一線を越えたりはしないでしょう。PSGはもちろんT. シルバを敢えて手放そうとはしないですから、話が進むとするなら、それは彼がカンプノウへ行きたいと望んだ場合です。選手が移籍を望めば、慰留するのはどんなクラブでも難しいことです。

T. シルバ側が前向きな反応を見せた場合、バルサが狙うのは早期の交渉成立です。同紙によれば、理想は2週間以内でのオペレーション完了。元々これは無理めなオペレーションなわけですから、バルサ側には値切りのオプションはほぼ用意されていません。PSGは少なくとも、昨年投資した4,000万ユーロを回収しようとするでしょう。提案を受け入れてもらえるとしても、分割払いを認めてもらえるかどうかでしょうか。相手が扉を閉じた時点で、交渉は破談となります。

例えば、他のクラブがメッシやイニエスタを狙ったとしても、現時点での実現可能性はゼロゆえ、こうしてネタにも上がってはきません。しかしチアゴ・シルバは多少なりとも移籍の可能性があるゆえに、話題となっているハズ。最高級のセントラルを呼んでくることが結局は安くつくとスビサレッタたちが考え、本気の努力をするなら、成果を得られそうな雰囲気は確かにあります(彼がブラジル人であることも要素のひとつ)。さてこの夏、2人のブラジル人選手(T. シルバとネイマール)加入がバルセロナの街を沸かせることになるや否や。それとも実は別のブラジル人セントラル?・・・はないか。近々動き出すと見られるサンドロ・ロセイ会長の、お手並み拝見です。

ちなみにバルサ系メディアで名前の出ていたマッツ・フンメルスは、独キッカー誌のなかで「来季もドルトムントに残るだろう」と残留宣言をしています。

 

コメント

  1. Junta Momonari より:

    もし来たらピケを先発から追いやれますね♪最近のパフォーマンスが気になるので危機感感じてアビさんのように覚醒してほしいです(^^)

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