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「私たちは集中治療室を出た」と金庫番副会長:メッシ復帰については「門はいつも開かれている」

毎度の解決問題:選手サラリー

2022/23シーズンの1,065Mにもなる費用において、大きな割合を占めているのが毎度おなじみのスポーツ経費(選手やコーチの人件費、移籍金の減価償却費など)です。

レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンといったクラブがスポーツ経費にかけているのは400Mほどらしく、バルサはこれが2021/22シーズンで518M、2022/23シーズンで656Mになっている。
テレビ放映権売却益を除いた収入に対する比率は2021/22が69%で、2022/23は77%。収入に対する比率は51%と52%です。

減らす、減らすと強調されながらも、昨年比で27%も増加してしまったスポーツ経費。これはやはり、精力的に行った夏市場での補強によります。
補強をすると、どうしても経費は増える。2021/22シーズンの予算目標は470Mでしたが、冬市場で敢行された前線補強によって518Mまで増えているんですよね。

参考までに過去6シーズンのスポーツ経費は・・・
■ 2016/17:432M(収入比61%)
■ 2017/18:639M(70%)
■ 2018/19:671M(68%)
■ 2019/20:636M(74%)
■ 2020/21:617M(98%)
■ 2021/22:518M(69%)

2021年夏は高給2トップメッシグリーズマンの移籍があり、経費も大きく減らせていますが、競争力のあるチームを作るためにまた増えた。
これを2024/25シーズンまでに500Mへと減らすことがバルサの当面の目標だそうです。

ラポルタ理事会が考えるスポーツ経費の大幅削減のためのルート、それが高給カピタンズの退団です。来夏で契約終了となるセルヒオ・ブスケツ、2024年6月までのジェラール・ピケジョルディ・アルバ。この夏に放出しようとしたフレンキーは再びマーケットに出されることでしょう。
ロメウ副会長は言います。

「契約の満了日を待てば、今季と来季はまだ、私たちの頭の中にある額以上の給与経費が続くことになります。2024/25シーズンまでは状況は正常化されないでしょう

「サラリーキャップを指揮するのはマテウ・アレマニです。500Mの内訳はファーストチームが420M、フットボルバセ(育成部門)と他のプロセクションが80M。それによって私たちは競争力を持ち、全てのコンペティションを狙えるようになるでしょう」

いかがだったでしょう、エドゥアルド・ロメウの説明。
必要以上に自分たちの仕事を脚色することもなく、“レバー”がなければ今季も赤字だったと認めている点に好感を抱きます。クラブの財政が立て直されるにはまだ年月がかかる。しかし彼らの計画が順調に進めばトンネルから出られるとの期待は持てますし、瀕死だったバルサの病状は比較的落ち着くところまで回復しているようです。体力を取り戻していき、退院を目指しましょう。

カンプノウの改修工事が完了する2025/26シーズンには、健康になったFCバルセロナが見れているかもしれません。その頃には今の10代のきらきら星たちも20代に入り、さらに数年後には絶頂期を迎えていく。ラポルタ理事会の運営がどうか適切な方向へと進んでいきますように。

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