バルサの圧勝。
ソシエダは果敢にもゴールを目指して前に出ようという意思を持っていたのだが、プレスが中途半端でバルサのプレーには何の支障もない。バルサはソシエダのボールを苦もなく摘み取り、ラインの後ろに出来たスペースを活用して、ソシエダのお株を奪うカウンター。18分、ロナルディーニョの左サイド突破からのセンタリングに、バン・ボメルがジャンピングボレーで先制。これで流れは一気にバルサへと傾いた。
その後はバルサのチャンスラッシュで、ジュリーがエトーがイニエスタが次々とシュートを放つが、ギリギリのところでネットは揺れない。しかし36分、ロナルディーニョがそんな空気を振り払うようにミドルシュートをズドンと突き刺し、このゴールでソシエダの気持ちの糸は切れた。
直前の31分にはニハトがバルデスと1対1になっていただけに、これを決められなかったことが相当悔やまれるソシエダ。ま、入っていたとして結果に変わりはなかっただろうが。
後半は前半以上にバルサペースで、やりたい放題といった感じ。バルサが攻めまくっていた、あるいは思うようにボールを回していたという内容なので、とりたてて細かく挙げる必要もないだろう。
ロナルディーニョの2点目はゴール左方面からのフリーキックで、低い弾道によるもの。プジョルのゴールはコーナーキックからで、カピタンはフリーで豪快に叩き込んだ。エトーが上手くマークを引きつけていたのが役立った。ラルソンの得点はシルビーニョのクロスを流し込んだビューティフルゴール。左サイドからのクロスはポルテーロの前でワンバウンドし、ラルソンは落ち着いてこれをヘッドで処理。ラルソンらしいゴールだった。 |