FCバルセロナ Futbol Club Barcelona |
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創立 | 1899年11月29日 |
ホームタウン | バルセロナ(カタルーニャ州) |
クラブカラー | ブラウグラーナ(青とエンジ) |
愛称 | バルサ(Barça) |
クラブ所在地 | Avda. Aritides Maillol. s/n 08028 Barcelona |
ホームスタジアム | カンプノウ/CAMP NOU |
収容人数:約92,000人 | |
練習場 | シウター・エスポルティーバ(サン・ジョアン・デスピ) |
オフィシャルショップ (La Botiga) |
カンプノウ内 |
公式サイト | fcbacelona.com |
会長 | ジョゼップ・マリア・バルトメウ |
獲得タイトル | |
リーガ |
1928/29、1944/45、1947/48、1948/49、1951/52、1952/53、1958/59、1559/60、1973/74、1984/85、1990/91、1991/92、1992/93、1993/94、1997/98、1998/99、2004/05、2005/06、2008/09、2009/10、2010/11、2012/13、2014/15、2015/16、2017/18 |
チャンピオンズ |
1991/92、2005/06、2008/09、2010/11、2014/15 |
国王杯 |
1909/10、1911/12、1912/13、1919/20、1921/22、1924/25、1925/26、1927/28、1941/42、1950/51、1951/52、1952/53、1956/57、1958/59、1962/63、1967/68、1970/71、1977/78、1980/81、1982/83、1987/88、1989/90、1996/97、1997/98、2008/09、2011/12、2014/15、2015/16、2016/17、2017/18 |
カップウィナーズ杯 |
1978/79、1981/82、1988/89、1996/97 |
UEFA杯 |
1955/56、1958/59、1965/66 |
クラブワールド カップ 3回 |
2009、2011、2015 |
スーペルコパ |
1984、1992、1993、1995、1997、2005、2009、2010、2011、2013 |
ヨーロッパ |
1992、1997、2009、2011、2015 |
バルサについて
FCバルセロナ(通称バルサ)は、『Més que un club』(クラブ以上の存在)と言われています。
これはバルサが単なるスポーツクラブとしての枠組みを超え、カタルーニャ地方は言うまでもなく、全世界において特別なクラブであるという意味合いが込められています。
胸スポンサー
例えば、バルサにはユニフォームの胸スポンサーというものは存在していませんでした(2011年よりカタール財団、2013年よりカタール航空のロゴを着用)。
これは「クラブはソシオ(クラブ会員)のものである」という理念を象徴しているから。2006/07シーズンからはユニセフ(unicef)のロゴを付けていますが、これは無報酬であるばかりか、バルサから年間約2億円強の寄付を行うという、極めて異例なものでした。
ただしその後、競争力を増すためにはスポンサー収入を否定できなくなり、2011年にはカタール財団とクラブ史上初の胸スポンサー契約。企業ではなく非営利財団である、と外堀を埋めました。そして2013年にカタール航空へと移行。2017年からは日本企業の楽天がスポンサーになっています。
無報酬の理事会
バルサを運営するのは、巨大なスポンサー企業でもなければ、大金持ちの会長でもありません。
会長率いる理事会はあくまでもソシオの代表として庶務を行うだけであり(役員たちの報酬はゼロ)、クラブの所有者は断固として世界に16万人以上存在しているソシオ各人。この理念もまた、株式会社化が進むフットボル界において、バルサを特殊なクラブとしています。
総合スポーツクラブ
そしてバルサがフットボルクラブであることは名称からも分かりますが(フットボル・クルブ・バルセロナ、FCB)、それだけではありません。
フットボール以外にも多種多様なスポーツセクションを擁しており、プロ部門としてだけでもバスケットボール、ハンドボール、ローラーホッケー、フットサルが、アマチュアも含めると陸上、アイスホッケー、アイスフィギュア、ラグビー、バレー、自転車、さらに野球までもを持つ総合スポーツクラブなのです。
ちなみに、フットボール以外の各チームもブラウグラナのユニフォームを着用していますが、こちらには以前から胸スポンサーは入っています。
育成組織(カンテラ)
また、バルサは育成組織(カンテラ)の充実にも力を入れており、優秀な選手を過去に数多く輩出しています。
近年ではプジョル、ピケ、チャビ、イニエスタ、バルデス、メッシ、ボージャン、ブスケツ、ペドロ、セルジ・ロベルト、ラフィーニャといったところがカンテラ出身。
過去にもグアルディオラ、セルジ、デラ・ペーニャ、フェレール、アモールといった選手がラ・マシア(寮)から巣立っています。世界有数のビッグクラブで、これほどの自前選手がトップチームにいるクラブは、バルサをおいて他にないでしょう。
バルサはクラブ出身の選手が引退後に育成などを担当する『ラ・マシア360』というプロジェクトも推進中。カンテラ・プロ部門の責任者にアモール、スポーツマネージャーにペップ・セグラが就くなどしています。
2007年、バルサのソシオ数は15万人を大きく上回りました(2010年で一般入会受付終了し、今は減少)。
そのほとんどがカタルーニャの地元ファンですが、彼らはフットボールチームだけを応援しているわけではありません。カンプノウの隣りにはパラウと呼ばれる体育館やアイスアリーナがあり、カンテラがゲームをするミニエスタディもあります(2018年冬に移転予定)。
週末にカンプノウに行けば、一日スポーツを楽しめる環境。
社会に浸透したスポーツ意識と、その中核をなすFCバルセロナというクラブ。
そういった背景や積み重ねられてきた110年を超える歴史が、バルサを『クラブ以上のクラブ』としているのです。