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Supercopa Europe

教訓にせねばならない敗北。

 

FCBarcelona Sevilla
0 3
LOUIS II :40,000
Valdes 【7】 【7】 Palop
Belletti 【4】 【8】 Daniel Alves
Marquez 【4】 【7】 Javi Navarro
Puyol 【5】 【7】 Escude
Sylvinho 【4】 【7】 David
Motta 【4】 【8】 Navas
Xavi 【5】 【7】 Poulsen
Deco 【4】 【7】 Renato
Messi 【5】 【6】 Adriano
Ronaldinho 【4】 【8】 Kanoute
Eto'o 【4】 【6】 Luis Fabiano
Cambios
Xavi→Iniesta 【5】(56) Luis Fabiano →【7】 Marti(46)
Motta→Gudjohnsen 【5】(56) Navas→【sc】 Maresca(75)
Sylvinho →Giuly 【sc】(72) Adriano→【sc】 Puerta(81)
Entrenadores
Frank Rjikaard 【4】 【7】 Juande Ramos
Tarjetas
Sylvinho (47) Kanoute (48)
  Alves (53)
  Javi Navarro (59)
  Maresca (91)
Arbitro
Stefano Farina (Italia) 【】
名前の次の数字はスポルト評価:平均点【5】(監督・審判はムンド)
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 4 4 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 2 4 Tiros a puerta 9 4 5
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
9 15 24 Faltas 22 9 13
% 60% Posesion del Balon 40% %
Formacion
Titular Final
先発は、ガンペール杯とほぼ同じの、05/06基本パターン。しかし追い込まれた後半はスクランブルで、イニエスタがセントラル、デコがピボッテ、メッシが中盤など見たことない配置になっている。結果は実らず。
先発 終了時
Goles
  Renato (7)
  Kanoute (45)
  Maresca (90pk)
   
Reporte

目標である6冠達成は、早くもここで叶わぬ夢となった。

ヨーロッパ戦線にシーズン到来を告げるスーペルコパ・ヨーロッパ。モナコでのこの試合、バルサの出足は鈍かった。連戦の疲れによるものなのか、それともメンタルによるものなのか。いずれにせよゲームの序盤は、モチベーションでバルサを上回るセビージャのペースで進んでいく。

先制点は、7分。カウンター攻撃から、ルイス・ファビアーノがシュート。前に出たバルデスはこれをブロックしたが、懸命のセーブむなしく、弾いた球をレナトに拾われて無人のゴールへ。サクッと先制点を奪われた。

このビンタで目覚めたバルサは、ゲームを支配するようになる。チャビ・デコとロニー・メッシのコンビネーションによるパス回しで威圧し、セビージャは自陣に引きこもる。だが、それとゴールとが直結しないのがフットボル。バルサは中央突破による単調な攻撃に終始し、セビージャのネットを揺らすには至らない。セビージャの守備陣は崩れることなく、バルサは可能性のあるシュートも放てなかった。

そうするうちに前半も終了に向かい、バルサの選手たちがハーフタイムのことを考え始めたころ。セビージャはその油断の隙を突く。45分、左からのコーナーキック。バルデスはこのボールを弾くことに成功するが、ナバスに頭で折り返され、さらにカノーテがヘッド。これさえしのげば前半終了というプレーで、バルサはリードを2点に広げられてしまう。

追い込まれたバルサは、デランテーロをずらっと並べるパワープレーに出る。しかし堅守を誇るセビージャの組織を、崩すには至らない。そもそも、目を覚ますのが遅すぎたと言うべきか。むしろバランスを欠いたバルサを、セビージャが時折の攻めで苦しめるというパターンの連続。バルデスがひとりで危機をしのぎ続けていたが、それにも限界はある。90分、最後はプジョルがプエルタを倒しペナルティの笛。マレスカが強烈なシュートでこれを決め、快心のゲームに花を添えた。

悲しいかな、今回のMVPは(いるとするならば)ビクトール・バルデス。ただひとりセビージャに立ち向かい、ゲームを通して戦う姿勢を忘れなかった。しかし仲間たちのプレーが不甲斐なく、彼の健闘はまったく報われず。バルデスのセーブがなければ、点差はさらに激しく開いていただろう。

今回のゲームで、バルサは自らのイメージを傷つけた。試合開始前とその90分後では、バルサに対する印象はまったく異なったものとなっていた。一部ファンが発煙筒を焚くなどプレー以外でも悪いイメージを与え、まったくもって散々。この大敗を教訓とし、もう一度初心に返って出直す必要がある。